Counterparty(カウンターパーティ)―ビットコインのブロックチェーン上に成り立つ、未来の市場のプラットフォーム


カウンターパーティって?
カウンターパーティとはプラットフォームの一つで、第三者を必要としない分散型ネットワークという特徴まではイーサリアム等のほかのプラットフォームと同じですが、イーサリアムが独自のブロックチェーンを創ってその上で取引やアクテビティがあるのに対して、カウンターパーティは、ビットコインのブロックチェーンを間借りしている、つまりビットコインのブロックチェーンに情報を足すことで別のプラットフォームとして機能する、ライトニングネットワークという技術を使っている点が、他のプラットフォームと違うところです。

カウンターパーティの存在意義
カウンターパーティは事業家や開発者、または芸術家たちが新たなモノやサービスを作ることの手助けをしてくれるような役割を担います。つまり、通貨として機能することよりも、スマートコントラクト(契約を自動化することにより、より素早く正確に取引を遂行することができるシステム)などのクリプト2.0としての特徴があり、プラットフォームとして機能します。

カウンターパーティの特徴
1. カウンターパーティのマーケットプレイス内で自分のトークン(カスタムトークン)を作ることができ、そのトークンをつかって自分のプロダクトやビジネスの紹介ができる
2. トークンを売ることにより資金調達ができる
3. トークンを買ってくれた人に配当を付与できる
4. プロキシトークンの発行が可能。プロキシトークンとは、現実世界にあるモノや通貨(円など)と交換することができるトークン
5. 分散型ネットワークにより、トークンを安全に素早く、そして低コストでトレードできる
新しいビジネスを創る人とそれを応援したい人を繋げる機会の場を提供する、という意味では、キックスターターのようなクラウドファンディングのプラットフォームに似ています。

それではここからはもう少しカウンターパーティの機能について掘り下げて見てみましょう。

アセット取引所(DEX
物々交換(ここでは主にトークン同士の交換を意味する)をするプラットフォーム、DEXでは第三者の仲介機能とクリアリングハウス(情報交換の場)機能をカウンターパーティが担うことで、今までの物々交換のときにかかっていたお金、時間、信頼できる第三者の存在を省略することができます。また、物々交換での契約(1BTCで100○○トークンを購入する、などの約束)が満たされるまではモノが相手側に渡ることはありません。例えるならば、手数料のかからないメルカリのようなものです。

ペイメントチャネル、トークンの送付と送料について
今現在、ビットコインを誰かに送ろうとすると、大きな手数料がとられるうえに送金時間が非常に長いです。カウンターパーティはそれを、上記で説明したライトニングネットワークという技術を使うことでトークンを一瞬でかつ低コストで送付することを可能にすることができます。

投票にも使えるカウンターパーティ
電子署名により、従来の投票よりも素早く意思決定ができます。またブロックチェーンというのは改竄することはできませんが、そこに情報を付け加えることができるので、だれがいつ投票したのかという記録を付け加えることができ、セキュリティも万全です。

マルチシグアドレスとは?
マルチシグアドレスとはトークンが移動をするときに、1つ以上のプライベートキーの署名を課すことでセキュリティをより強力なものにすることができます。カウンターパーティはマルチシグアドレスを使っています。

カウンターパーティの使い方
カウンターパーティを使うためには、まず初めにカウンターパーティ対応のウォレットを作成する必要があります。今現在カウンターパーティ対応のウォレットは、
Counterwallet
Book Of Orbs
CounterTools
FreWallet
IndieSquare Wallet
Parepepewallet
Vabilla XCP
の7種類です。この中で、一番上のCounterwalletが、Counterpartyが提供している公式のウォレットとなります。

次にBTCとXCPを購入する必要があります。BTCとカウンターパーティトークン(XCP)は日本の暗号通貨取引所だとZaifで購入可能です。

自分だけのコイン(カスタムトークン)
なんとこのカウンターパーティー、自分のコインもつくれちゃいます。この機能はなんだかValuみたいに自分の価値をあげていこう、セルフブランディングやで!みたいなかんじですかね!公式サイトに作り方が載っていますが、ものすごく簡単そうです。
カウンターパーティの公式サイト


まとめ
カウンターパーティは、ライトニングネットワークという技術によってビットコインが持っていない、通貨としての俊敏さと自由を具現化した新しいプラットフォームです。また、BTCとXCP、そしてカウンターパーティ対応のウォレットを持っていれば、自分だけのオリジナルコインを作ることもできます。これからも目が離せませんね。

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