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AppSheetでiPaaSワークフローを作る⑤ーGoogleサイトで作るグループウェア (75)ー


この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方

①通知にフォームの回答内容を入れる

 前回で終わろうと思ったのですが、せっかく出欠連絡フォームを題材に使っているので、チャットスペースへの通知にフォームの回答内容を入れてみたいと思います。
 入れる内容は、タイムスタンプ、出席番号、フルネーム、本日の出欠、欠席の理由、伝言者氏名、給食の有無7つにします。

②出欠連絡のフォームの内容を修正

 Googleからダウンロードした出欠連絡フォームのままだと、通知の文字列を作るのが面倒くさそうなので、フォームの作りを再利用しやすいように修正します。
 要点は、「あなたの出席番号(ID)を入力してください。」の部分がスプレッドシートのフィールド名になるということです。
 ここを冗長にしてしまうと、あとの利用がすごく面倒くさくなるので、Googleフォームを作る場合は、短くするのがコツです。

フィールド名になる部分が冗長だと後利用しづらい

 フィールド名が冗長なので、以下のように変更します。
フィールド名のみにして、説明は右下の︙>説明をチェックして、別途フィールド名の下に入れます。

フィールド名と説明を分離する

他の部分も同様に、フィールド名と説明を分離してください。
修正後のフォームはこちらでコピーできます。
コピーした内容を見ながらフォームを修正すると、スプレッドシート側も自動的に修正されます。(質問内容の順番を変えてもスプレッドシート側のフィールドの順番自体は移動しません。並べ替えて見せたい場合は一覧表のquery関数の部分をいじれば可能です)

③スプレッドシートの更新

 スプレッドシートのフィールド名が更新されたので、AppSheet側も更新が必要です。
 左メニューのロケットのすぐ下のディスクが積んである箱(Data)をクリックして、データベースの中身を見ます。まだ修正前のものが表示されています。

フィールドの修正前

画面上部右の回転した矢印(Regenerate schema)をクリックして、

データベースのスキーマの再構成

ダイアログが出るので、Regenerate(再構成)をクリックします。

再構成の実行

再構成が実行され、スプレッドシートと同じフィールド名になりました。

再構成されました

④通知内容をつくりなおす

 ロボットの顔(オートメーション)を開いて、Bodyに入れる文字列をつくりなおします。
 スプレッドシートに追加された最新の内容を取り出す場合は、
<<フィールド名>>で取り出せます。
これを \n(改行コード)と合わせて作ります。

{"text":"出欠連絡が届きました!\n
【タイムスタンプ】<<タイムスタンプ>> \n

【出席番号(ID)】<<出席番号(ID)>> \n
【氏名】<<あなたの名前(フルネーム)>> \n
【本日の出欠】<<本日の出欠>> \n
【欠席の理由】<<欠席の理由>> \n
【伝言用氏名】<<伝言者の名前(フルネーム)>> \n
【給食の有無】<<給食の有無>> \n
https://docs.google.com/spreadsheets/d/ファイルID/edit#gid=シート番号
"}


この文字列を、Body部分に貼り付けてSAVEボタンを押します。

Googleフォームに回答すると、チャットスペースに、フィールド内容を付加した、スプレッドシートのリンク付きで通知されました。

詳細内容つきの連絡

 通知をよく見ると、通知内容の出席番号(ID)がカンマ入りの数値になっているので、修正します。

⑤データの表示形式の修正

 オートメーション画面で、一番右側の画面の表示を見ると、出席番号の数字がカンマ入りの数字になっています。

画面で出席番号の表示を確認

 Data画面にして、出席番号(ID)の左側についている鉛筆マークをクリックします。

Data画面を表示して、鉛筆マークをクリック

ダイアログが開くので、Show thousands separatorチェックを外します。
 最後にダイアログ右上のDoneボタンを押します。

データの表示形式の修正

オートメーション画面に戻すと、カンマなしになりました。

カンマなしになった

最後にSAVEボタンを押して終了します。

再度、通知を確認します。
出席番号(ID)が、カンマなしで、正常に表示されました。

出席番号(ID)が正常に表示された


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