この記事を読んで欲しい方

Googleワークスペースを導入したが上手くDXに応用できていない方
Googleワークスペースを導入しようと考えてる中小企業の担当者
Gmailやクラウドアプリだけ使っているテレワーカー
GIGAスクールでGoogleエデュケーションを導入している学校の先生
NEXT GIGAスクールで何をしていいか分からない偉い人
Googleエデュケーションで目玉がほしいGoogleの中の人
ノーコードに興味がある人
AppSheetに興味がある人

①サイト内で管理者だけの画面がほしい

　Googleサイトでグループウェアを作る場合、仕組み的に最初にログインする必要がありますが、ログイン後の画面は、どの画面でも見れるようになってしまいます。
　特定の画面を管理者だけしか見せたくないとか、一部の人にしか見せたくない場合には、新しくサイトのページを作って、メニュー上でURLでリンクさせる必要があります。
　ただ、そこまで複雑にしたくない場合は、HTMLを埋め込むことで簡易的なログイン画面を作ることができます。

②親ページと子ページを作る

　まず、ログイン画面になる親ページと、ログイン後に表示させる子ページを作ります。

　子ページの作成は、親ページを開いておいて、ページタブ＞︙＞サブページを追加　でダイアログが出ますので、子ページと入力して、完了ボタンを押します。

　子ページができました。

③画面のカスタムパスの作成

　Googleサイトでは、画面をパス構造でも指定できます。(パス構造とは(*/A/B/C.html)のような / を使ったファイルの管理の仕組みです。)
　ページタブ＞親ページ︙＞プロパティを選ぶと、ダイアログが出てきますが、名前の下に詳細がありますのでクリックします。
　カスタムパス設定画面がでてくるので、oyaと入れ、完了ボタンを押します。（カスタムパスは英数字のみ指定できます。漢字は使えません）

編集画面の上部に、鎖マークがあるのでクリックすると、公開サイトリンクが表示され、カスタムパスが適応された親ページのリンクが出てきます。
これをコピーしておきます。

同様に、子ページにもカスタムパスを設定します。
ここでは、12345と入力してください。
この12345がログイン画面に入れるパスワードになります。

④ログインのHTML

　親ページに埋め込むHTMLですがこのようになります。
　コピーしておいた親ページのリンクを「サイトのページ名を入れてください」の下の"https://****"の場所に貼り付けます。そのときには、リンクの最後が必ず / になっていることを確認して下ださい。

<center>
<form name="myform" onsubmit="return checkText()">
 <input type="password" name="PW">
 <input type="submit" value="ログイン" />
</form>
<script>
 function checkText() {
    //*****に、サイトのページ名を入れてください。?????????は公開したウェブアドレス名
    document.myform.action = "https://sites.google.com/view/????????/oya/"+ document.myform.PW.value;;
 }
</script>
</center>

 　これを、サイトの編集画面の、挿入＞埋め込む＞埋め込みコードに貼り付けます。

⑤実際に動かしてみる

　公開ボタンをおした後、実際に動かします。
　親ページのログインの所に12345と入力し、ログインボタンを押します。

子ページに飛びました。

　最後に、子ページはナビゲーションメニューに表示したくない（表示すると隠し画面がばれる）ので、ナビゲーションに表示しないにチェックを入れます。

これで、子ページがナビゲーションメニューに表示されなくなりました。
最後に、公開ボタンを押して保存してください。

このように、簡易的ですがログイン画面が作れました。ただ、パスワードはカスタムパスで指定するため、１画面に１つだけです。

　参考：