僕も大金を目の前にしたら、人格が変わってしまうのだろうか。


僕はギャンブルというものに縁のない人生を送っている。

友人から聞く話だと、例えば知り合いが競馬に連れて行ってくれたとか、キッカケがあればギャンブルを楽しむ人生も有り得る。

しかし僕にはそのような知り合いもおらず。
（競馬に連れて行ってもらった友人が次は僕を誘ってくることはない、なぜか）

芸人さんでも、ギャンブルで一度に何百万使っただとか、景気の良い話は耳にする。

国内の公営ギャンブルであれば一応、売り上げの一部が社会のために使われていく仕組みなので自分の稼ぎをそこに使うことに問題はない。

他人のお金を、違法賭博へ、というのが問題なのであって。

まだ捜査段階だから公にならないことも多いし、有名人の末路みたいなものはどうでもいい。

ただ、人がなぜギャンブル依存に走るのか、何が起きたら心理がどう変化するのか、元々はどんな人間だったのか、それは一冊の本に丁寧にまとめて反面教師冊子みたいなものを作っていただければ、僕は
読んでみたい。

それだけ、なぜそんなことになるのか、僕にはさっぱり分からないからだ。


人間は、考えて生きていくものだと思う。

さっぱり分からないことを、分からない、で結論付けたくない。

ちゃんと話を聞いて、理解力が一定以上あれば、きっと分かることはできるはずなんだ。

その上で、やっていい事、だめな事を認識していき、教訓として胸の中に留める。


NHK、Eテレで見られる「ねほりんぱほりん」は、そういう意味では優れた番組だと思う。

人の人生が崩壊していく様を、順序立てて知ることができる。

しかも一番のネックになるプライバシーの面に関して、本人がテレビに映らず代わりに人形が喋るという、これ以上ない配慮をしている。

だから話す側も、安心して丁寧に話す。良い循環だ。

「ねほぱほ」は、再放送でも良いので、何度でも人が見ておくべき番組ではないか、と僕は思う。

人生の道を踏み外したら本人も落ち込むけれど、周囲の人を悲しませてしまうことも問題だ。

それが有名な人のしたこととなれば、さらにはスーパースターの口座を使ったとなれば、二度と同じようなことが起きないようにしなければならないと思う。

僕は、みんなが笑顔でいられれば、それで良い。