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特養入職後の1ヶ月

こんにちは。
汗ばむほどの日曜日。
東京では数日前に桜の開花発表がありましたが、当方が住む地域の桜の木…未だに裸のままで風に吹かれております。

昨日も♡やフォローをしてくださった皆様。
ありがとうございます。
お1人でも目を通してくださる方がいらっしゃること、大変嬉しく思います。

さて、昨日の反省を踏まえて前置きは短くいたします。

ここで使用する名称を表す言葉について記載しておこうと思います。
医療・介護等の福祉業界にいらっしゃる皆様の間では一般的なことかと思いますが、略称についてです。

デイサービス→デイ
サービス付高齢者住宅→サ高住
有料老人ホーム→有料
老人保健施設→老健
特別養護老人ホーム→特養

その他たくさんございますが、まずはほんの一部のみ。
今後文章を綴っていく中では、略称で記載させていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


特養入職後の1ヶ月について…

入社式のあった4/1以降、否応なしに現場業務がはじまりました。
新入社員は私を含む同い年の10名。
新人一名につき、一名のスタッフが親ワーカーとしてつきました。

私の担当は長谷川さん、43歳、女性
介護業界3年目の方でした。

1階デイ
2階3階が特養というつくりの施設の2階

当時そのフロアーの責任者
第一印象は、"きつそうな方"

施設のルールとして、1ヶ月で独り立ちすること。
それが義務付けられていました。
それがなぜだったのかは分かりませんが、早く使い物になるスタッフを増やさなければ現場がまわらない。
おそらくは、その辺りの理由なのだと思います。

入居者の名前から、食堂の席、オムツ交換なのかトイレ誘導なのか、どのパットをどの時間に使うのか、入浴は機械浴なのか一般浴なのか、機械浴ならどの機械なのか、水分補給はトロミ材なのかゼリーなのか、トロミ材ならどのくらいの分量なのか…

それに加えて、やったこともない排泄介助、入浴介助、移乗介助、その他様々な場面で必要な介助方法…

更に加えて、重度の統合失調症や認知症の方々がそれぞれどのような対応の仕方をすればこちらの思いが伝わるのか…(その時は、あーもう、どうしたら思ったとおりにしてくれるの?!と、こちらサイドの自分勝手な感情を抱くことがほとんど)

とにかく、覚えること覚えること覚えることだらけの毎日。
そのうえ時間に追われながらの介助動作でパンクしそうな日々でした。

私の気質といたしまして、どうも負けん気の強すぎる所があります。
とにかく必死に、他の新入社員に負けないように、親ワーカーの長谷川さんに認められるように、とにかく必死に、"仕事を覚えること"に専念していました。

そのため、何とか1ヶ月を迎える頃には基本的な動作や覚えるべきこと。
それらはクリアしていました。

"業務に必要なことが覚えられた"
"なんとか使い物になれる"
"オムツ交換を時間内に終わらせる"
"先輩たちに褒めてもらえる"
そんな自分に酔いしれていました。

自分本位な見方しかできていなかったこと
自分本位な介護しかできていなかったこと
その時は知る由もありません。


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