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[FX] 口座とリスクリターンの考察 330万円を目標にするマインド

概要

FXでどうしても利益を増やすことが出来ないという人向けの内容。

「より少ない投資金額で最大のリターンを得る」には、どのような手段があるのか? という考察になります。

※リターン ≒ リワード (表現についてのこだわりはなく理解のしやすさ、想像のしやすさを重視しております。)

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巻頭おまけ 自己分析勝率計算式

是非ご自身の勝率や損益などをご確認してみてください。
※エクセル形式のみとなりますのでGoogleスプレッドシートなどでお使いください。

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比較対象の整理

はじめに何を起点として比較していくかを整理します。

1. 最上流は 国内・海外 と 課税区分
まず最上流には国内FX口座、海外FX口座の2種類が存在し、法令によって課税が2つの区分となっております。

2. 中流に業者 と 下流にサービス
中流・下流には業者(ブローカー)があり、手数料やスプレッド、そしてツールなどの取引サービスなどがあることをご理解ください。

従って国内と海外どちらでFXやるか? を考えた後に業者の比較という2段構成となります。

▼参考イメージ

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国内・海外どちらが良いか(税金的な観点)

FXにおいて重要なことは「いかに利益(資産)を最大化するか」であると私は断言します。どのような過程を経ても、それがインカムゲイン(スワップ金利)であろうがキャピタルゲイン(売買差益)であろうが、利益は最大化・最適化されているのか? が重要なのです。

そう言った観点からすれば、税金の支払い額に限っては利益額が330万円に分岐点があり、「330万以下の利益であれば海外、以上であれば国内FX」という区別が出来ます。

FX以外の雑所得がないという前提ですが、上記のように課税支払額は330万円を分岐点にし海外FXが上昇していきます。

本noteをご覧いただく方々はまだ初心者であったり、FXで利益を出すのが困難であるという前提ですので、おそらく年間あたり330万円まで利益を達成出来ていないのでは? と考えるものです。

従って「いかにして 利益 330万円を達成できるか?」ということにフォーカスしながら話しを進めさせて頂きます。

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結論を先に、海外FX口座の方が達成速度は早いです。

利確・損切りのロジック、勝率に大きな変化がなければ海外口座の方が少ない投資資金で330万円という壁に最速(70日)で到達出来る可能性があるります。

FXで切磋琢磨されている まわらないすし 氏は10万円を3日で100万円にするという偉業を成し遂げましたが海外FXでなければリターンが大きくないので無理でしたでしょう。

▼ 48時間達成

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利益 330万円を出すための要点洗い出し

330万円という数字は、国内・海外口座の違いで達成見込みが変わってくるのか? 達成するにはどのようにすれば良いのか? という洗い出しをです。

ここから2つに分けてご説明します。

① 勝率・損益のシミュレーション

そもそも国内・海外に関わらずトレードにおいて回収の見込みがあるのか?という根拠から説明をさせていただきます。

上図のようにエントリー回数が少なくても勝率が一定以上であれば利益を得られる事ができます。(※損益 pips が黒字であればOKです)

10回エントリーとして 60%の勝率でも 12 pips の利益が見込めることをサンプルとしてお話を進めさせていただきます。

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② 12pips を何日間で最大化できるか?

これは単に国内と海外を比較するために計算は単純なものにしておりますのでご注意ください。

損益シミュレーター

▼ 証拠金 10万円 とした時の国内FX口座(25レバ)
25レバで 1万通貨を掛けると国内口座では証拠金の上限が来てしまいます。
しかし低レバなのでリスクもかなり低いです。何度もエントリーが可能だと言えます。

利確 1,000円
損切 1,200円


▼ 証拠金 10万円 とした時の海外FX口座(1000レバ)
海外で国内と同じ金額設定をすると最大で 40万通貨を一度にかけることが可能です。しかしこれでは1回のエントリーに失敗すると取り返しがつかないことになります。

利確 40,000円
損切 48,000円


▼ 証拠金 10万円 とした時の海外FX口座(1000レバ) 修正
最大でも10万通貨が良いと考えます。これは勝率が 60%の場合において、最初に数回負けたとしても証拠金が残るという理論からになります。

利確 10,000円
損切 12,000円

※1回のエントリーあたりで 100% 証拠金必要額が 11,100円であることから

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中間まとめ

勝率60% 前提とし 証拠金10万円

国内口座 → 最大レバで 1Lot 1万通貨
利確 1,000円
損切 1,200円
10回あたりの損益= +1,200円

海外口座 → Lotを抑えても 1回 10万通貨
利確 10,000円
損切 12,000円
10回あたりの損益= +12,000円

▼ 参考


この条件に時間軸が加えられます。
1日のうち しっかりとエントリーが出来るタイミングは何回あるでしょうか? 自分は兼業トレーダーなので家に帰ってから美味しい指標があるとしても、21時から24時前後まで5回ぐらいあれば多い方だと思います。

ですので以下のように定義します。
証拠金:10万円
証拠金の積立:損益が+10万円を超えた時点で 10万円を証拠金にまわし福利を狙っていく。
損益:2日で10回エントリーなので1日あたりの損益を1/2にしてシミュレーション。国内→600円/日 海外→6000円/日


▼ 国内FX
リスク・リターンの幅が小さいために1日あたり5回のエントリーとした場合には 600円 になる。証拠金の倍プッシュまでの10万円が貯まるのはかなり先になりそうです。
※73日で10万未達成、利益累積は以下のようなイメージ。

▼ 海外FX
リスク・リターンの幅が大きいために、1日に5回エントリーで 6000円とすると17日間で10万達成が可能となります。
※以下は10万円ごとの累積、70日間で証拠金は 330万円まで累積

簡単なシミュレーションですが資金が少なければリターン量を期待出来ない国内FX口座においては短期間で達成することは難しいのです。

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ハイレバ 低Lot の安全性

ハイレバ 1,000 で 0.01 (1,000通貨) という条件は、考え方によっては勉強しやすいのではないかと思います。

▼ 海外口座は最大5円近く粘れる

証拠金はなんと 80円!

ロスカットレートは 約75円、ただし海外口座はロスカットした時はほぼ0円になりますからその点はご注意ください。


▼日本口座は 1.8円まで

証拠金は 3,197円

ロスカットレートは 約78円 これではすぐに死んでしまいます。
損失が少ない代わりに日本口座は次のエントリーが出来なくなりますからどちらがいいのでしょうか? 本人次第です。


▼ 実際取引してたものです。 322円 取ることが出来ました。ロング(買い)ポジションならスワップがたまるので結構踏ん張れると思います。

▼ 仕事中も 0.1 lot ですと大きく狙っていくことが現実的になります。

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養分を脱却するには?

ここまでを振り返ると結構簡単に利益を伸ばせるようなイメージになっていますが、実際には理解に及んでいないはずです。
より具体的な話をしましょう。

確かにテクニカルやファンダメンタルなどエントリーに対する多くの学びは非常に重要なことです。しかし私から申し上げたいことは、実に単純な3つのことです。


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