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ベイビーわるきゅーれ2 アクション監督他トークショー

ベイビーわるきゅーれ2 
イベント上映

・4/30(日) 14:30の回(上映後)
登壇者(予定):丞威、園村健介(アクション監督)、阪元裕吾監督

に行ってきました。

前作のベイビーわるきゅーれは視聴済みですが、本作はこのイベント上映での鑑賞が初鑑賞でした。

はじめに言っておきたいことは
「メインビジュアルのマシンガンを構えるシーンは、本編にはありません」です。

なお、予告編で出てくる良いシーンは、ちゃんと出てきたと思います。
(本来は当たり前ですが、予告編詐欺映画もあるので、当たり前ではない)

また、トークショーを見ても消えなかった疑問は下記。

高石しあかりが室内では、めがねをかけているので
視力が悪い設定なのか、
逆に高い視力を維持するためにブルーライトカットメガネをかけているのかは
わからなかった

パンフレットかどこかに載っているのかもしれない。

以下、トークショーについて、どのようなものだったか述べます。

もろに展開のネタバレを書いたりはしないつもりですが、トークショーの内容に触れる以上、ネタバレ的なことも書くことになりますので、ネタバレを気にしがちな方は、本編鑑賞後にお読みください。



ざっと40分ほどのトークショーで、
阪元裕吾監督は、一貫して司会担当。

前半は、
園村健介(アクション監督)さん、阪元裕吾監督
メインのトーク

後半は、
丞威さん、阪元裕吾監督
メインのトーク。

印象深かったところをメモしていたので共有します。

冒頭は1についての話題から。


1のラストは
追加撮影 (知らなかった !)

アクション監督は、コロナ禍で仕事が少なかった時に、このオファーが来たので、すぐに参加を決めた。

ほどなく話題は2へ移行。



冒頭のアクションシーンの中で、とうふをぶっかけるシーンはアドリブ。
このように、小道具を使って、アクション専業ではない俳優には、俳優なりの見せ場をつくる
この豆腐は、現場で気づいて予定外に使ったため、ぶっかけられた俳優は、出汁の味がずっと取れず苦労した、とのこと。



1はダーティーなバトルが多かったので、2ではクリーンなバトルを目指した
(これはめっちゃ納得。そして、賛否両論が分かれるところだと思う)

★このあたりで、メインのトーク相手はアクション監督から、助演のジョーイさんに移行。


監督の脚本は、
「このこぶしは殺すためにある」
といったふうに、キャラクターのその時の感情が、たっぷり書いてある

通常の脚本では「〇〇と〇〇が戦う。〇〇が勝つ」くらいしか書いてないので、
非常に珍しいことだけど、役者としては、それがやりやすかった



とあるシーンでのパントマイムも現場でのアドリブ



アゴをこすられたときに気絶した設定だったのだが、あそこの撮影は人力スローだった。

伊澤沙織さんは、はじめはゆっくりけってくれたが、テイクがかさんで疲れてくると、勢いよく蹴ることがあった。そうなるとアゴにもろに蹴りがはいるので、つらかった



アクションシーンで一番怖いのは、下からくる手の突きや頭突きを受ける時。
燃えよデブゴンでも、下からくる手の突きのシーンでタイミングがズレて、何針も縫うケガをした。
今回の伊澤さんの頭突きを受けるときも、怖かったが、うまく行ってよかった


「おはよう」はアドリブ


えびぞりで起き上がるシーンは、もっと複雑な予定だったが、面白さを取ってシンプルに変えた。

逆に、1のラストの追加撮影なんかは、予定よりも遥かに手数が多くなった。


アクションは、実際の格闘技試合の印象深い攻防をモチーフにすることが多い。


白昼夢を見るシーン
伊澤沙織のほうが強い設定であり、実力差通りに兄貴が負けてしまうとアクションの盛り上がりが乏しくなる。だから、あのようなアクセントを入れた。


監督と俳優は、眼の前の撮影シーンに夢中で、当時のことはあまり覚えては居ない。
その一方で、指示係のアクション監督は、よく覚えている

そんなこんなで、非常に充実したトークショーでした。

映画自体も良い出来ですので、ぜひ映画館で見てください。

以下のトークショー終わりの写真からも、会場の雰囲気の良さは伝わるのではないでしょうか。

トークショー終わりの撮影会にて

追記
池袋の老舗映画館シネマ・ロサでの鑑賞でした。
イベント慣れしているコアなファンが多いからか、もしくはアイドルが登壇していないからはわかりませんが、
監督じゃない本当の司会の人が「ここから撮影OKです」みたいなことを言うまで、誰一人としてフライング撮影しなかったのは、マナーの良さを感じました。
池袋の文芸坐だと、フライング撮影はおろか、(イベントの)無許可ビデオ撮りもいるからなぁ。

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