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【049】研修講師をやるうえで大切にしてること

ご無沙汰しています。1ヵ月半ぶりのnote更新となりますが、今日から定期更新を再開していきたいと思います。更新できなかったのは家庭事情等によるものなのですが、今後、確実に毎週日曜日に更新するのは難しそうな気がするので、そのハードルを少し下げ、できるだけ毎週日曜日に更新できるように努めていきたいと思います。

◆教える側がとにかく楽しく話すこと

4月は多くの企業や団体にとっての年度の初めということで、研修の講師を務める機会が多くありました。ここ数年、年間で少なくとも10日以上は何かしらの研修講師をさせていただくことがあるのですが、その際に"楽しく話すこと"だけは、どのような内容であっても常に心掛けています。
そのため、わかりやすく理路整然と説明する技巧や適切に情報を伝えるアプローチを若干劣後することもあります。伝える能力は重要ですが、それ以上に楽しそうな雰囲気は大事です。

会計士含む士業やコンサルティングファームなどが扱う業務は難解なものが多く、それ故にプロフェッショナルなサービスとしての価値があります。それ故に、複雑怪奇で高難易度なお仕事のエッセンスを外部の方に伝えるのは容易ではありません。

ありのまま話してしまうと、理解が難しい話になってしまいます。難しい話を分かりやすく話すのも大事ですが、分かりやすさに+楽しさを乗っけた方が聞き手の学習意欲が高まるので、そこまで狙っていった方が良いか思います。
というよりも、もっと厳しい方をすれば、そもそも研修の成果というものは、とても間接的で、聞き手が何かしらの果実を得てくれない限りにおいては、成果ゼロだと思っています。なので、そこまでやり切りましょう(と、自分自身にハッパを毎年かけ続けています)

◆コンプライアンス意識vs脱線力

特に昨今、難しいと感じるのは脱線のさせ方です。言葉の端々を前後の文脈無視して、その一部分だけ一部の方に都合の良いように切り取られることもままあるので、大変です。

そういう事態を未然に防ぐには、保守的でディフェンシブ、端的にいえば、つまらないありきたりな内容に終始せざるをえなかったりもするのが大変なところです。とはいえ、そこをなんとかするのが腕の見せ所でもあり、個人的には"遊び"として楽しんでるところでもあります。そもそも、コンプライスを守ることと、おもしろおかしく話すことはトレードオフでもないので。

今週は以上です。ありがとうございました。

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