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【046】1-3月の忙しさを測るバロメーターとしての確定申告

まず初めに、先週分のnoteを飛ばしてしまい大変失礼いたしました。やっぱり、いついかなる時も作業のバッファを持っておくのは非常に重要と感じる今日この頃です。

どうしても繁忙期になってくると、重要か否かに関わらず緊急度が高い業務に時間を割いてしまうので、なるべく重要だけれども緊急度が低い業務をなるべく前倒しでこなしていくことが必要なのですが、そうそう完璧にはいきません。

毎週、常に完璧に記事を用意しておくのは結構難しく、先週分のnoteをスキップしておいていう話ではないんですが(→ココ重要)、有名な漫画家さんであっても、毎週連載の枠で年間52回の原稿をあげているわけではないので、平々凡々な人間がそんなコンスタントに実績を積めるわけありません。

ちなみに、ここ数年のONE PIECE(ワンピース)の休載回数は年間10回以上らしいです↓

有名作品も数ヶ月に何回かの休載を重ねていて連載を続けられており、無論、ONE PIECEといった名作には遠く及ばないものの、私のスタンスとしては年に数回のスキップを挟みつつも、緩く長い執筆が続けられればと思っています。

◆会計士としてキャリアをスタートしてから十数年、1-3月の忙しさは変わらない

話を本題に戻すと、ここ数年に限らず、会計士としてのキャリアをスタートしてから、ずっと1-3月が非常に忙しいです

監査法人に入所してキャリアをスタートさせてから、忙しさの内容自体は少しずつ変遷しているのですが、繁忙であることには変わりはありません。自分のキャリアを棚卸しするという意味でも、以下に昔話を書いていますが、結論から先に言えば、会計に携わる仕事をしている限りは、この構造的な忙しさは変わらないので、「会計人たるもの1-3月は歯を食いしばって頑張れ(なお、4-12月の閑散を約束するものではない。なんなら4,5月の方が忙しい人もいる)」という話になろうかと思います。

◇監査法人

監査法人にいた頃は、12月決算期末監査であったり、3月決算の第3四半期の対応に追われていました。これが1月から2月上旬ぐらいまで忙しかった理由ですね。その他に内部統制のお仕事であったり、2年目以降は新人が現場に配属されることもあったりと、私自身の経験不足もあり、というか、それがほぼ全てなのですが、てんやわんやで疲弊しきってました。もちろん補習所もこの時期に講義や課題研究、考査が組まれれていたので、日中は夜を問わず忙しかったのは記憶に残っています。

ちなみに、私が監査法人に入ったのは10年以上前なんですが、その頃もまぁまぁ忙しかったものの、大手監査法人の若手と会話すると、私の頃とは、もはや別次元の忙しさかと思います。いやはや、皆さん凄いです。

◇事業会社

事業会社にいた頃もあったのですが、そこは12月決算の会社だったので、経理在籍時はまず決算対応が非常に大変でした。監査する側と作る側は全然違うと頭では理解していたのですが、会計士システムの使い方はわからないし、業務は俗人化しているしで、初年度の期末決算は監査法人時代とは違った大変さを味わいました。

と、ここまで、大変な話ばっかり書いてきたのですが、事業会社では経営企画にいたこともあり、そこでの1-3月は非常に楽しかった思い出です。

やはり12月決算の会社なので、年明けの忙しさは変わらないのですが、事業部長や各部門の方々と一緒に次の一年事業部をどう運営していくのか、それをキックオフのミーティングでどう話すのか、その後、アクションプランにどう落とし込んでいくのか、前年の11,12月頃から喧々諤々議論してました。

その年一年間の走り出しの時期でもあったので、年末に「予算達成して今年も一年間、ちゃんと事業を成長させられた」と言えるように、なるべく良いスタートダッシュを切ろうという前向きな気持ちで頑張れた良い時間です。

◇FAS/コンサル

やっぱり1-3月が忙しいです。何故ならば、3月決算のクライアントが非常に多く、その予算消化の観点でいくつかの仕事を発注していただいたり、あるいは年度末に向けてM&Aをクロージングさせたいという話が多く、お仕事いただけて大変ありがたいのですが、非常に大変なところです。事業会社に加えて、公的な機関の年度決算が3月末に集中しているので、とにかく3月末に向けて仕事の駆け込みが多くなってきます。

◇そのほか

私が1-3月に味わった繁忙期は以上のような感じなんですが、独立してて税務の仕事も抱えていらっしゃる方々は、税務業務のピークでもあるので、やっぱり1-3月は業界的に忙しいという所感です。

ちなみに、個人的に何より最優先すべきはプライベートです。なのですが、新年会など年末の積み残しみたいな会合が非常に多かったりもします。

せっかくなので、そういう会合には顔出しますし、自身も主催したりしますが、その一方で、年始に立てた目標にリソースを割きたいものの、毎年1-3月の仕事量が多すぎて、それどころではありません。毎年、年末ぐらいから次の年の目標消化をするようにしているのも、こういう忙しさが影響していると思います。

◆確定申告の日付でわかる、年始の忙しさ

毎年なんかすごい忙しかったなぁという朧気な記憶だけがある1-3月ですが、最近は、自分の確定申告を出した日付をどれぐらい忙しかったのかを測るバロメーター(いわゆる指標)としてみています。ちなみに、ここ数年はだいたい2月下旬に出しています。

確定申告の提出に際して、近年、各種のデータと自動連携するようになったりで、申告の手間がだいぶ改善されており、こういった外部環境の変化もあって、2-3時間程度あれば自分の分の申告は対応可能かなと思っているのですが、それ故に、「(やろうと思えば)いつでも出来る!」という安心感から、どうしてもタスクの順位として劣後させてしまいがちです。

劣後させていいタスクをいつやるか、心身の余裕なかりせば出来ないことなので、確定申告の日付は、後から定点的に振り返るために使えればと思っています。

今週は以上です。ありがとうございました。

※編集後記
繁忙期は仕事の最大出力が磨かれるなぁと常々思っています。Herazikaを使ったりして、仮想的に集中する環境を作っているのですが、やっぱり実際に睡眠時間やプライベートが削られうるプレッシャーや緊張感は、疑似的な環境では得られにくいですね…


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