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Review&Challenge

先日チリから長期代行の先生として来たCamilaが、特別講義をしてくれた。
来日から約1か月過ぎ、クラスを指導してみて色々と気づいたことを話してくれたのだ。
沢山のトピックを話してくれたが、特に1番強調されていたのは「皆さんの練習はアーサナ中心になっている」であったと思う。

アシュタンガヴィンヤーサの練習を構成する要素として3つの事柄があげられる。

1、呼吸(ウジャイーブリージング)
2、アーサナ
3、バンダ
(時に呼吸、アーサナ、凝視点ともいわれる)

呼吸はからだの動きと連動させて、一定を保ち進めていく。アーサナ以外の移行時もすべてを呼吸でつなげていく。(ヴィンヤーサシステムという)
そしてからだへの働きかけとしてムーラバンダとウディヤーナバンダを意識して取り組む。

アーサナというポーズをとるのは構成要素の一部分なのだ。
それに力点を置き過ぎてるとアドバイスされた。
確かにそうだと納得。

またアーサナにおいても偏りがあると。
後屈系アーサナばかりを深めたり、かと思えば、立位はサクサクと進めたり最後に行う休息のアーサナはわずかだったり、それに加えてアーサナを取るその準備エクササイズに時間をかけたり、、、等々
そしてその間はもちろん他の構成要素の呼吸やバンダは成されていない、と。
それもまた納得。

頭のいいCamilaは私も含め長年練習積んでいる生徒を変えるのが難しいと分かっている。
なのでこころが心地よく感じる癖づいた練習から全構成要素に集中した練習に週に1度や2週に1度のペースでいいから変えてみるというステップを踏んだ挑戦を皆に提案した。
素晴らしいアイデアだと思った。


ヨーガはこころへの取り組み。
ハタヨーガはからだを通してそれを行ずる道。

さてこれからどうなるか、自分の右往左往を見るのが楽しみだ。



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