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#29 自己紹介③

ホントにすこーしずつですが、続きが読みたいって言ってくださる稀有な方がいらっしゃるので、お調子者のボクは書いちゃいますよ!w


それでは続きをどうぞ。

一応前回の最後のせますね。

パワハラ全開の営業部長に突然呼び出され、「あークビかな。むしろクビにしてくれ。」と思って行ったら『東京本部に行って法人営業しなさい』と。
お???クビじゃないの???
法人営業???なにそれ?美味しいの???
元来ポジティブなボクは、環境が変われば上手くいくかもしれない!と気持ちを100%切り替え、られるはずもないくらいへこんでいたので、とりあえず行ってみて、そこで働いている人たちを見てみたいなーと思って東京本部に向かった。
そこでの出会いが、ボクの人生を変えた。



本部は各省庁がひしめく東京のど真ん中。

高層タワービルの29階までたどり着いたボクを迎え入れてくれたのは、「リアル島耕作」、いや、ある意味島耕作よりもイケてるオーラを放つ所長。

「社内一のトップセールスマン」であり、数々の伝説を残してきたその人は、結果を出している人特有の雰囲気を醸し出していた。

『ここには7人の精鋭がいて、それぞれにキャラクターを持った人たちだ』
『個人的には『七人の侍』だと思ってる』

※『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画である。東宝製作・配給。監督は黒澤明、主演は三船敏郎と志村喬。(Wikipediaより)

所長は続けた。
所長「その中でも、一番変わったやつを君の上につける」
ボク「は、はあ。。。」
所長「今から連れてくるから、話しをしたらいい」

と言って、所長はその『変わった』人を連れてきた。

その方はMさん。
Mさんの風貌は、よく言えばアニマル浜口さんを38歳くらいにした感じ。
めっちゃいかつい坊主頭でガッチリ体形。失礼な話だが、パッと見ではとても敏腕営業マンとは思えない。。。


所長「んじゃM、あとは任せた!」
M「はい」
※Mさんは少し特殊な方なので仮名にしますね。


そこから二人になり、開口一番、Mさんはこう言った。

M「オレはやる気のあるヤツと仕事がしたい。だから、もしやる気がないのなら今すぐここから出ていってくれ」

ボク「やる気がないわけではないのですが、正直自信がありません」

M「自信があるかないかを聞いてるんじゃない。やる気があるのかないのか、それだけ。能力とかどうでもいい」

そこから押し問答のようなやり取りが続いたんだけど、Mさんはそれしか言ってこない。
あまり覚えてないけど、きっとその時のボクは本当に自信を失っていて、なにかにすがりつきたかったんだと思う。


30分くらい話したのかな。。。
しぼり出した答えは「やります!よろしくお願いします!」
今考えると、「やる」という方向に導いてくれたんだなと思う。


Mさんはニヤリとしてひとこと、「わかった」


そして最後にこう言ったんだ。

M「新谷、酒は好きか?」

ボク「はい、大好きです。」


続く



いつもお読みいただきありがとうございます。