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書くことは自分と向き合うこと

2018年末から、毎日noteを更新できている。(*現在は不定期更新です)

2017年の6月、嵐の大野くんが「嵐の活動を終えたい」とメンバーに伝えたあの頃、私も「もう仕事辞めたい」と毎日のように思っていた。
大野くんほどの決意も信念もスキルもないので、世の中の常識に流れ流され「辛い、しんどい」と言いながら、ついぞ辞めると言い出すことはできなかった。

でも、ほんの少しでもいいから希望の糸が欲しくて、ライティングを学び始めた。
嵐の5人が今後について迷い、苦しみながら、結論に向かっていたころ、私は、嵐の数々の曲に励まされながら、ひたすら「毎週何か書いて出す」ことを自分に課していた。
8月からの4ヶ月は毎週2000字、2018年3月からの半年は毎週5000字。
自分の伝えたいことは何か、読まれる文章とはなんなのか、そもそもなぜ私は書いているのか、延々と考えた。

どんなに仕事で失敗して落ち込んで「もう辞めたい」と思っても、心が悲鳴をあげて「もうダメだ」と叫んでいても、書く事がサイドBとなって、私を支えてくれていた。「面白かったよ」「感動した」と感想をもらうことで、仕事で満たされない承認欲求や自己肯定感のバランスを保っていた。

一方で、ライターを目指すライティング講座で、ライターを目指していない私はちょっと浮い存在だったのではないかと思っていた。
でも、そんなちょっと後ろめたい気持ちを、ライティングの先生は優しく払拭してくれた。

プロになるかどうかは、僕は些事ではないかと思っています。自分と向き合い、書くことの方が、とても価値有ることだと思っています。

ああ、書いてていい、書くことは、私の居場所でいい。
ライティングを学ぶ意味は、書くことを生業にするためだけじゃない、自分と向き合うためにあるんだ、ならば一生書き続けよう。お金にならなくても、評価されなくても、書いていこうと決めた。

このnoteに書くということは、書いたものが読まれる前提で書いている。つまらない文章を読まされるのは、時間の浪費でしかないことは重々わかっている。

だけど、私にとって書くことは自分と向き合うこと。直接伝えられなかった言葉、心の奥底で成仏したがっている言葉、自分を励ます言葉、そんな言葉たちを深い湖底からすくい上げて、水面につれてくること。
だから、いつも正直に書きたい。
そして、書いたことで、亡霊だった言葉は成仏し、新たな発見があり、未来への推進力となり、失敗は笑いに変わる。

おかげさまで、そんな言葉たちに共感してくださる方がいて、心の底から嬉しい。
noteの人は本当に優しくて、温かくて(何回言っても言い足りないくらい)、その大きな懐に、快く入れてくれる。

そういえば、ふみぐら社さんが、自分にとっての世界を「レイヤー」と表現されていた。

私のレイヤーをこのnoteにしてよかったなあって思っている。

皆さんはこの文章を、一体どこで何をしながら読んでいるのでしょうか。
電車の中、自宅のリビングやベッドの中、どこかのカフェ、それとも空港のロビーだろうか。日本じゃないかもしれないし、どこの国でもない空の上かもしれない。
私は自宅のリビングのコタツの中です(笑)

どんな状況であっても、このnoteを開いている時点で、同じレイヤーにいるんですね。そう考えると、このnoteというレイヤーはどこまでも限りなく広がる宇宙のようで、不思議な気分(いや地球は超えてないか)

嵐はあと2年で活動を休止すると決めたけど、私はまだまだ終わらないつもり。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

ぼんやりそんな事を考えた今日は、この冬、最後の日曜日。明日から春ですよ、皆さん!



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