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ネタバレなし!バラバラの証言を並び替えて真実を掴む「未解決事件は終わらせないといけないから」

どうもコウスケです。今回は推理ゲーム×パズルというこれまた変わったジャンルのゲームのレビューをしていきます。

本当はネタバレを含む感想をひたすら語りたいところではあるのですが、皆さんにぜひプレイして頂きたいという思いから、ネタバレなしの感想とレビューをしていきますので、気兼ねなく読み進めてください!

はじめに


先に言います。このゲームめちゃくちゃ面白い

「でもお高いんでしょう?」

なんと800円で買えます。

「ゲームあんまり得意じゃないしな…」

マウスのクリック操作しか必要ありません
(対応プラットフォームはPCだけ)

「そんなにゲームやる時間ないよ!」

3,4時間でクリアできます。

とまあ、こんな感じでゲームにあんまり前向きじゃない方の興味を引きつつ、本文へ。

あらすじ

本作は12年前に起きた未解決の児童失踪事件の解決に挑む推理ゲーム。

12年前、公園で遊んでいた少女「犀華(さいか)」が行方不明になる事件があった。警察は操作に乗り出すが、事件は未解決ファイルに眠ることになった。
退職した元刑事「清崎蒼」が残した未解決の児童失踪事件を女性刑事である主人公が、清崎蒼が記憶している事件の証言をもとに解決に挑む。
しかし、彼女の記憶してる証言には「誰が」「いつ」喋ったのかが、まるでパズルのようにバラバラになっている。
証言の話者と時系列を再構成することで浮かび上がる真実、そして様々な思惑からなる証言の嘘…

システム

パズルのように組み合わせる

まるでパズルのように、と書いたように、このゲームでは複数の証言がバラバラに散らばっており、
プレイ開始直後は正直何がおきてんだかわかんねぇや状態
時系列があやふやなだけじゃなくて、証言した人が誰かもあやふやらしい。

でもこのゲームは単なる推理ゲームではなく、パズルゲームでもあるんです。

皆さん今まで少なくとも1回はパズルというものを解いたことがあると思います。パズルのスタート時点ってどこから埋めていいか分からないですよね。
まさにそれとおなじ状態からスタートします。
でも、だいたいのパズルっておなじ色の部分とか、同じ顔のパーツとか、そういった共通の部分を持つピースから埋めていきますよね。

このゲームも同じです。共通のピースから証言を繋いでいきます。
例えばキャラクターの一人称だったり、「ママ」や「娘」などの家族関係からくる呼び名だったり。
そういった言葉遣いからこの証言は誰のものか探り当てていきましょう。

証言に対して、正しい時系列や人物を組み合わせるとパズルのピースがカチッとはまる演出が流れるので、頭の中の情報が視覚的に整理されていくありがたいシステムもあります。

本作の魅力でもあり、難しいところでもあるのが中盤以降。断片的な情報、つまりパズルのピースが増えすぎて頭がパンクしかけるタイミングがある。
しかし情報量が増えるということはヒントが増えるということ。冷静にピースごとの共通点を見つけてパズルを組み立てよう。
特に中盤以降はストーリーの謎が一気に解けていくタイミングでもあるので、その瞬間をしっかり楽しもう。

青文字で書かれたキーワードをもとに
重要な事実を明らかにしていく

キャラクターの嘘

登場人物は10人程度。
このゲームの大きな特徴としてキャラクター全員が嘘をついているというものがある。

誰でもつくような些細な嘘、誰かを守るためにつき続けてきた嘘。全員が様々な理由で嘘をついています。誰が何のためについた嘘なのかを時系列を探って解決を目指していく。

ゲームをクリアしたあとに持つ感情は嘘をつかれたことへの怒りなのか、それとも嘘をついた理由への同情になるかはプレイヤー次第ではあります。
しかし、これだけは覚えて欲しい、嘘をついて傷つかない人間はいないこと。


まとめ

今回の記事はネタバレ無しということで少し短めになりましたね。この記事で少しでも興味を持ってくれたら幸いです。エンディングは2種類あり、両用とも見ることを勧めます。なぜなら片方のエンディングには嘘が紛れ込んでいるからです。
それでは皆さんまたどこかで。

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