見出し画像

オススメできないラズベリー/キイチゴ

タイトル通り、今回は『オススメできない』
      
ラズベリーとキイチゴを紹介します


まず、私にとってのラズベリーはフランボワーズのことで、品種改良されたもの。

キイチゴは野生種で主に品種改良されていないモノを指しています。

その中から、ラズベリー2種、キイチゴ2種でオススメできない品種とその理由について、主に食べると観点から書いていきます。


オススメできないラズベリー

1.インディアンサマー (Indian Summer)

インディアンサマー・果実

主に園芸店で販売されているのは、このインディアンサマーか、サマーフェスティバルと言う品種です。

入手し易く価格も1,000円程で買えることが多いと思いますが、棘が凄まじく実がよく付くものの小さく、収穫するとポロポロと崩れてしまいますのでケーキなどの飾り付けに使うのは至難の業です。

どうせなら+1,000円程払って大関ナーセリーなどのショップでキャンバイなど形が安定して収量もあるの品種を購入する事をオススメします。

イチオシの品種・キャンバイ


2.グレンモイ(Glen Moy)

グレンモイ・果実

この品種は枝に棘がなく、大きい実が採れますが暑さに弱く毎年収穫中盤から枝の上部から萎れていってしまい、結果的に収量が少なくなってしまっています。
(ただ、涼しい地域やしっかり温度管理出来る場所では味、果形共に良いのでオススメ出来る品種だと思います)

グレンモイの代わりになるのがグレンアンプル(Glen Ample)で棘がなく、より大きな実が付き暑さにも強いです。

グレンアンプル・果実


オススメできないキイチゴ

1.モミジイチゴ

モミジイチゴ・果実

森などで摘み取ったことがある方も多いでしょう。

インターネットなどでも良く苗が売られています
が、自家受粉せず自生地以外では結実しにくいようでなんとか結実させようと苦労している種です。

樹勢が強く大きくなるので土地に余裕がある方と、花が見れればいいやって方以外オススメできません。

モミジイチゴ・下向きの花が咲いて可愛い


2.クサイチゴ

クサイチゴ・果実

野生種のキイチゴが欲しくなって調べると出てくる品種です。

モミジイチゴよりは受粉しやすいですが、個体差がかなりあり美味しそうな赤色をしていても青臭いことも多いので、いい個体が手に入るまで買うしかないです。

また、地植えにすると凄まじい繁殖力で庭を埋め尽くされますので鉢植えにしましょう。

クサイチゴ・春一番に大きめな花が咲く


3.ウルトララズベリー 超大王

ウルトララズベリー・超大王 果実

まず、私はこの品種がラズベリーを名乗っているのが許せません。

食べたら分かると思いますが、ラズベリーらしい(フランボワーズらしい)全くなく、口に入れた瞬間から薬品臭い味が口の中を駆け回ります。

この品種はどうやら、韓国やら中国でクマイチゴというキイチゴを品種改良したもののようで、最近になって日本に入ってきました。

樹勢が強く、自家受粉で収量も多いですが、上記の通りラズベリーらしい味わいはなく、ラズベリーと期待して買うと後悔することでしょう。

例えキイチゴとして購入したとしても、本家のクマイチゴと比べて香りがなく虚無を感じると思います。

実付きは良いので観賞用の果樹としてはいいかもしれませんが、地下茎でどんどん広がっていく上に棘が凄いので鉢植え推奨です。

ウルトララズベリー/超大王の花 
上を向いて咲く


いかがでしたでしょうか?

今回は主に食べると言う観点からオススメ出来ない品種を紹介しました。

ただ、キイチゴはここに書いていない種も全体的にお勧めできません。
(実付きが悪いものが多く、樹勢が強いものが多いので場所をとります)
花や葉を鑑賞する様なモノだと思ってください。


もし良ければラズベリーやキイチゴを入手する際の参考になさって下さい。 


 ご観覧ありがとうございました。



*この評価は東京都郊外に住む私の個人的なモノです。地域や生育環境によっては評価が変わってくると思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?