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大学へ出向いてこんなセミナーやってますvol.2

前回のnoteで『準備』について触れたので、今日はStep2の分析・意思決定について書きたいと思います。正直なところ、準備については「なるほど、こんなスケジュール感でこういうことをこういうやり方でやっていけばいいんだな」ということが頭に入ればそれでオッケーかなと。私が就職活動で一番大切だと思うのはこのStep2の分析・意思決定です。

自己分析・業界分析(研究)のワナ

これは一般学生さんも同じだと思うのですが、自己分析・業界研究を“やっているだけ”の学生さんが非常に多いです。そもそもの準備の段階でいつまでに何をが明確になっていない状態で「とりあえず自己分析でもやってみるか…」と着手することは良いと思いますが、その作業の目的やゴールが見えないまま就活本に書いてある通りに自己分析を進めると何となく抽象的な自分像が見えてきて「オレ、就活やってるぜ!」的なモードに入ってしまいます。

じゃあ、何を目的に進めればいいの?

そもそも自己分析なんてものは完結するものではないので、大きく『見せる自分』『知る自分』に分類し、自分が納得できる内容まで掘り下げることをオススメしています。『見せる自分』とは、文字通り「私はこういう人間ですよ!」と第三者に見せる(魅せる)内容を整理し、理解することです。もう一つの『知る自分』とは、自分自身の考え方や影響を受けてきた事象や経験など、自分が今に至るまでのマイルストーンを確認し、「過去から現在の自分を知る」ことです。

過去の経験や思考を思い出す方法

ここがラガキャリのサービスのキーのひとつなのですが、面談による自己分析(過去の経験の整理)を行っています。(必要であれば)そもそも論ですが、3日前の晩御飯もうろ覚えなのに何年も前の記憶がスッと出てくるなんてあり得ないですし、仮に思い出すことができたとしても自分の都合の良いようにアップデートされた記憶になっている可能性があるので、学生さんと真正面から向き合い、時に脱線しながら彼らの源泉を引き出す面談を実施しています。

情報を整理し、自らを理解する

自分が情熱を持って何かをしてきたときの状況は?(やろうと思ったキッカケや一人なのか複数人なのか、どのタイミングでスイッチが入ったのか?など)自らの経験を第三者的な視点から見ることで、『見せる自分』『知る自分』を理解します。(これが結構時間がかかる…)

セミナーでできることと、個別相談を混同しないサポート

正直なところ、めちゃくちゃ手間ひまかけて一人づつのラガーマンと向き合っていますが、私個人としてはその絶対数をもっと増やしたいのです。私も今年で42歳となり、現役の大学生からみると完全な“オジサン”ですので、コミュニケーションが取りにくくなっていることは理解していますが、やはりそこはラガーマンという共通の経験でリカバリーしたいですし、何よりラグビー部の学生の可能性を広げるためには出口の企業を増やすだけでなく、彼ら自身が自分には大きな可能性が広がる経験を積んできていることを理解してもらう必要があるからです。

次回は業界研究・企業研究について書きたいと思います。

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