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【理系は起業しろ】TOKYO STARTUP GATEWAYに出よう!

はじめに

こんにちは。株式会社sci-boneの宮澤です。
弊社は動作習得に特化したウェアラブルデバイスの研究開発やモーションデータ解析を行うスタートアップで、今年2月に設立しました🏃‍♂️

今回は、私が起業するきっかけとなった、TOKYO STARTUP GATEWAYのご紹介をします!

TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)とは

すごく簡単に言うと、
東京発・400字から世界を変える、スタートアップコンテスト
です(TSG HPより)。

毎年1000名以上が参加していることからわかるように国内最大規模のスタートアップコンテストです。

TSG以外のコンテストやピッチイベントと比較すると、
参加しやすい
②期間中にビジネスアイデアをブラッシュアップできる

の2点が大きな特徴です

(他のコンテストだと、初期審査段階で、事業資料やHPのURLの提出、法人登記の必要があったりします。。。アイデア段階でここまで進めるのはかなり大変。。。)

特徴①_参加しやすい

なんと、初期のエントリー時には、たった400文字のプランでOKなんです。
この段階では確実なビジネスプランは必要ない(とのことな)ので、迷ったら、まずエントリーしてしまうのも手です!

よく、TSG参加者の中では、この初期エントリーの400文字をTwitterの投稿3回分と言われていて、それくらい手軽だと、参加者は感じているようです!

特徴②_期間中にビジネスアイデアをブラッシュアップできる

エントリー後は、ビジネススクールが始まり、アイデア段階のプロジェクトの進め方について学ぶことができます。

講座は、聞くだけでなく、実際に手を動かしたり、ディスカッションをする機会が多くあり、講座に参加することで、アイデアをブラッシュアップすることができます。

また、講義時間も約2時間のものが多く、開催時間も平日夜や休日が多いため、働かれている方が参加しやすいのもポイントです。
(他のコンテストだと、平日での開催も多かったりします。)


そして、TSGに参加される中で、特に相性が良いと感じているのが、研究開発職として働かれている方や理系の大学院生の方達です!

研究開発職や理系大学院生の方におすすめな理由

大きくこの3点が理由になります。
①ビジネスサイドのことを学べる
②意見交換ができる
③参加者の中で研究開発者の割合が少なく差別化しやすい

①ビジネスサイドのことを学べる

大学の研究や企業の研究開発をしていると、どうしてもビジネスサイドのことを学ぶ機会が少なくなりがちです。

私は理系の大学院での研究活動、企業に就職後の研究開発の中で、ビジネスサイドのことをあまり意識することなく生きてきたので、いざ起業しようとした時に、この点で躓いてしまいました。

企業が大きくなれば、ビジネスサイドを補填してくれるメンバーが入ってきて改善するかもしれませんが、初期のお金も人も時間もない段階で、ビジネスサイドがわかるメンバーにジョインしてもらうのはかなりの難易度です。

期間中に、ビジネスの基礎を学びつつ、実際に手を動かしていくことで自分のスキルにしていくことお勧めします!
(仮に起業しなかったとしても、仕事や就活で活かせる機会は多くあると思います)

②意見交換ができる

研究をされている方のあるあるの一つに、”アイデアはあるけど人に話さない(話せない)”があります。会社や研究室で、自分の考えているアイデアを話しても、相手にされなかったりします。。。(追記:これに関しては、研究開発とか関係なく共通か。。。)

TSGに参加されている方は、基本的には事業を創出したい方ばかりなので、自分のアイデアに対してアツいフィードバックをもらえます。

私もTSG参加者と話していくことで、アイデアをブラッシュアップすることにつながり、事業創出に大きく繋がったと感じています! 

③参加者の中で研究開発者の割合が少なく差別化しやすい

これは少しずるい考え方かもしれませんが、参加者の中で研究開発要素の強いアイデアの方が少なく、自然と差別化されます。体感ではありますが、10%未満のイメージです。

スタートアップコンテストの性質上、審査を経て、次のステージに進む方が選考されていくため、事業の独自性や実現性も重要な評価の要素になってきます。 

ビジネススクールの講座では、想定ユーザーのニーズに着目したものが多く、現在持っているシーズ(技術、設備、関係性)があるのであれば、事業の独自性や実現性も担保しながら、ニーズがあることを確認できるため、非常に魅力的なビジネスアイデアにブラッシュアップされる可能性が高いです。
逆に、アイデア段階で、新たに何かの技術の確立や関係性の構築することはかなり難しく、シーズを活かした提案をすることが差別化につながります。

実際に、昨年のファイナリスト(10名)の内、研究開発要素が強い事業アイデアや背景に研究機関等での経験を活用したものは、半分の5名(完全に主観ですが。。。)で、選考に通過しやすい傾向にはありそうです。

さいごに

TSG2021は、東京で起業することを決意する大きなきっかけとなりました。
大学や企業での研究や開発の経験を活かして起業を考えられてる方は是非参加することをお勧めします!

そして、昨年のTSGに参加して、起業をすることを決めた私の活動や、設立した株式会社sci-boneの事業展開に注目してみてください!
(注目してくれると、私がすごく喜びます🏃‍♂️)

おまけ

これがこうなって、こうじゃ。

社長になるなどと言う(2021.7.27)

この段階では、アイデアレベルのものしかない

TSG2021 THE FINAL(2022.11.28)

TSG2021 THe FINALに出場。この段階ではだいぶ今の事業の原型ができている。ちなみに、受賞を逃す。 


起業家万博(TSG2021 THE FINALから3ヶ月後)

TSG2021のアクセラ部門でさらにブラッシュアップした。加えて、デバイス開発・データ計測が進む。ギリギリで法人登記完了。


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