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ヒストリック・ブロール視点で見る! イクサラン:失われし洞窟

みなさんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。

イクサラン:失われし洞窟のリリースが近づいてきました。
エルドレイン期は割とスタンやってたり、MTGアリーナのマッチングトラブルとTRPGとティアキンであまりヒスブロに触れてなかったのもあり、個人的にはもう!? 早くない!? といった感触です。
なんなら来月はタルキールがMTGアリーナ実装です
さすがにそれは嘘だよフェルン。

MTGアリーナではジュラシック・ワールドコラボこそちょっとアクセサリーが実装される程度に留まりますが、でかい恐竜! 不気味な吸血鬼! 洞窟と地底世界など、新たなイクサランには面白カードが十分目白押しです。
今回もヒストリック・ブロール視点で見ていきましょう。

セット全般の特徴

今回登場する伝説のクリーチャー・PWは合わせて31枚です。
うち1枚は再録なので実質30枚ですね。

各勢力が入り乱れているためか、色バランスはやや歪。
神話レアの単色神サイクルはキレイに揃っていますが、
青白だけアンコモン伝説がいなかったりします。

おそらくリミテ的にはこれが青白枠なのでしょうか

落魄、発見、地図、探検など今回登場する(再登場含む)メカニズムはどれも汎用性が高い作りです。
地図は祝祭や改善、上陸と、落魄は切削や脱出などと組みやすいですね。
今回登場している伝説のクリーチャー・PWたちも狭いメカニズムを参照するものは少なく、構築自由度は高そうです。
探検を参照する《水流の指揮者、ニカンチル》がちょっと相棒探しに苦労するかなという程度です。
唯一のマーフォークなのに。

注目の統率者候補

《統一の詩人、ファートリ》

ナヤカラーにまた1人新顔が増えました。14人目です。
アブザンカラーなんてまだ3人しかいないんだぞ。

表面は土地を手札に加えられる3/2/3。
3マナなら盤面に出してほしかったところでもありますが、土地2枚+1マナクリキープが許容されるのでまぁ良しとしましょう。
5マナ払うと英雄譚に変身できます。

4章構成と長大ですが、トークン生成ほぼ3ターンの間全軍マナクリ化恐竜サーチ二段攻撃・トランプルでの制圧と、全ての章が嚙み合った構成です。
MOMの法務官と違い、全ての章を終えると墓地にいってしまいますが統率領域に戻せるので唱え直しもできます。
長期戦でも安心ですね。

悠長な作りではありますが3章の取り回しが取り回しが特に良さそうです。十分なマナがあれば《原初の征服者、エターリ》《原初の災厄、ザカマ》などフィニッシャーを、全除去が怖ければ《ティラナックス・レックス》あたりを探しましょう。
《仮面の蛮人》も多相なので恐竜です。便利ですね。
既に盤面が出来上がっているなら《ファートリの猛竜》を探し、増殖ですぐさま4章を誘発させて勝つこともできます。
突然の早口はパートナー持ちの特権。

《マラメトの模範、クチル》

撤廃者。
《植物の喧嘩屋》など、+1/+1カウンターが乗って出る系を2ターン目に置くことでドロー能力も有効に使うことが出来ます。
マナレシオも標準的で、アンコモンとしてはかなり強いスペック。
しかし統率者にしているとキープ・マリガン時点で対策されるタイプのカードのため、使い心地は意外と修羅の道かもしれません。
クチルが統率者として公開された時点で打消し3枚キープみたいな真似はできませんからね。というかするな。

《太陽の高揚、サヒーリ》

ゆるゆる除去無しキープを許さないタイプのシステム統率者。
イゼットカラーはこういうやつらの層が厚すぎる。

起動能力は2マナ+タップと悪用を許しづらい設計ですが、最近ありがちなソーサリータイミング限定でないところが高得点。
《奔流の機械巨人》《過充電縫合体》が定着すれば堅牢な盤面を築けますし、《サイバの吸引者》《時間のねじれ》で勝つこともできます。
こういうのが好きな層はいっぱいいるので多分人気になります(適当)

統率者以外の注目カード

《骨集めのドラコザウルス》

わーい、恐竜ドラゴンだ! 恐竜ドラゴンってなんだよ

赤の《長老ガーガロス》(※マスカンかって言われると怪しいけど1秒たりとも仕事させたくないので泣く泣く除去を切るか迷わなきゃいけない汎用でかつよ生物のこと)
素早くライフを削るデッキであれば《栄光をもたらすもの》に軍配が上がりますが、だらだらアドバンテージバトルのしたいミッドレンジ~ランプ寄りのデッキには居場所がありそうです。
《燃える魂、サルカン》《秘本に縛られしもの、プロスパー》など既に相性バツグン統率者がいるのも熱い。

《中心核の発見》

ファイナルソード -中心核の瞥見-

(創発的配列をランパンと認めなければですが)
《北方行》に次ぐ2枚目の2マナランパン。
基本の森しか持ってくることが出来ませんが、《楽園のドルイド》を出して浮き浮きしていたら《シェオルドレッドの勅令》を喰らって爆発したことのある人にはこの有難みがとても分かると思います。

《ピラニアによる摂食》

レモラみたいなピラニア

2枚目の《神秘の制圧》
サイズを1/1まで下げることができるため、神秘の制圧より強いかもしれません。
最近は1マナ軽い《証人保護》の方が人気ですが奇襲性は悪くないです。
最悪コンバットトリックとしてもそれなりの質です。

《帆凧の窃盗犯》

なんだその護法1は

自分と対戦相手のアーティファクトかクリーチャーを最大1つずつ選び、これが戦場にいる限り無力な宝物に変えます。
日本語分かりにくくて英語のギャラリー見にいきました
統率者を統率領域に返さない除去……に見えて、宝物としてサクって統率領域に帰る→宝物として出したマナを使って出し直し、ができるため永続的に縛り付けられるわけではありません。
一瞬だけどかしたい程度の状況で使うのが理想でしょう。

自分のいらないトークンを宝物にしたり、《ヘリオッドの神罰》を付けられた統率者を無理やり落とす手段にもなるのでそういったユーティリティカードが欲しいなら。
あとは飛んでる海賊なので《鉄面提督ベケット》あたりなら雑に。

《内なる太陽、チミル》

われこういうヤバさが隠せないイラストすき

《不滅の太陽》《王神の立像》と近い、序盤にうっかりマナ加速から着地しちゃうと勝っちゃうかもね枠。
これ自体は打ち消されますし、打消し耐性は青いデッキ相手でなければ真価を発揮しづらいので上記2つよりブレが激しくはなりそう。
でもチミルから《時間のねじれ》めくれたら多分気持ちいいので、どんなときもチャレンジする精神を忘れないあなたに。
《ラノワールのエルフ》しかめくらなくても責任は取りません。

《魂の洞窟》

みんな大好き&大嫌いなたまくつ

「そもそもスタンで使われるでしょ強いし」的なカードの紹介はできるだけしないことにしているのですが、これは流石に流石に。
青いデッキに当たった時は引けることを祈って、青いデッキ握っているときには置かれないことを祈りましょう。
状況によってはラガバンや暗黒の儀式よりも悪質かもしれません。

特に部族統一していないデッキでも指定エルフで1~2マナのマナクリエルフを通したり、統率者が打ち消されなくなる無色アンタップインランドと割り切って採用してもいいカードだと思います。
ダブマスで当てたときに「部族デッキ組んでないから売っていい?」って聞いてすぐ止められた私が言うんだから間違いないです。


おわりに

今回はイクサラン:失われし洞窟の注目カード紹介でした。

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