ブロール(旧:ヒスブロ)視点で見る! アルケミー:サンダージャンクション

みなさんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。

ビッグスコアに速報と大荒れに荒れたサンダージャンクションの空模様ですが、アルケミーまでリリースされました。
今回はローテーション直前の集大成らしく、エルドレイン、イクサラン、カルロフ邸からも無法者が集まっています。
つまり伝説のクリーチャーもいっぱいいます。
さっそく見ていきましょう。

注目のカード

《聖エレンダ》

イクサランから登場の聖エレンダ。
無法者ではありません。

ETBで呪文書から1枚選びタダで唱えられます。
統率者をほぼ無力化できる《信仰の足枷》、置物を割れる《神聖の発動》、キャントリップ《若返りの儀式》、そこそこの肉《駆り立てる僧侶》と、いずれも4点ゲイン付きのカード群ですね。
終了ステップにはライフゲイン分のサイズのトークンを生むので、7/4/7ではなく7/8/11+α相当とかなり肉質は良さげ。

7マナと重く、リアニ等で踏み倒したいデザインなので初動が遅いのがやや難しいポイントでしょうか。
マナファクトで加速しながら盤面は全除去でコントロールしていく方向性が向いていそうです。

《冷酷なペテン師、ランクル》

新ランクル。
エルドレイン勢ですが無法者です。

1~2ターン目に何か適当なクリーチャーを出しておくことでおおよそ3/3/3絆魂速攻として使えます。
永久修正は統率者領域に戻っても維持できるので、お互いに手札が尽きていない限りは2度目のキャストでもう一度誘発させて、5/3飛行で攻撃して……といったことも狙いやすいでしょう。
速攻に条件こそありますが初代ランクルより1手早く仕掛けられる黒系アグロが組めそうです。

《牙持ち、ジェシー・ゼイン》

蛇大好き人間。無法者です。
ライブラリのトップ付近にキャントリップつきの《待ち伏せのバイパー》を創出し、それ(または他の蛇!)を唱えることでさらに次の蛇を仕掛けます。

ジェシーがいる間に大量の蛇を盤面に送り込みたいため、《成長の季節》《グレートヘンジ》などで蛇を探す補助をしたいところ。
十分な数が揃ったらそのまま殴ってもよし、おなじみ《孔蹄のビヒモス》《終末の祟りの先陣》で全体強化+トランプルとも好相性です。

また、蛇はもちろん本人も接死持ちなので格闘や一方格闘で相手取れる範囲が広いのは単色統率者としては嬉しいポイントかも。

《歪んだ看守、グレンゾ》

新グレンゾ。グレンゾがアリーナに来たのはこれが初ではありますが。

ETBとアップキープに相手のライブラリーを強奪します。
さらに各ターン1つだけ対戦相手がオーナーである呪文1つをタダで唱えられる悪辣非道っぷり。

6マナと重いですがETBで最低限仕事はしますし、生きてターンが返ってくれば結構なアドバンテージを得ることが出来ます。
なんて記事を書いてるうちにマナファクト連打で4ターン目早期着地を狙う型が急増してきました。
着地時の爆発力は7エターリの方が高いですが、3枚から選べる+アップキープに再度誘発する安定感で人気を集めていそうです。


強奪スタックで除去されると無償で唱えられないのがちょっとだけシビア。
除去されたらされたで相応しいカードを強奪しましょう。

《幽霊議員、テイサ》

テイサ(死後の姿)。
お元気そうで何よりです。無法者ではありません。
彼女も記事書いているうちに使用者すごく増えてきてますね。

ETBでスピリットを生成し、自身の強度を1増加させます。
強度分だけスピリットのパワーを上げるので最初は実質1/5と2/1飛行相当ですね。この時点で4マナ生物としては破格です。

オルゾフの幽霊議員らしく、終了ステップに追放し次のアップキープまで消えることが出来ます。
殆どの全体除去はもちろん、《古き神々への拘束》《人知を超えるもの、ウギン》などよく見かけるソーサリータイミングの除去をかわせるのはなかなか固く、帰ってきたら当然ETBが再び誘発します。

3回も誘発すれば4/1飛行×3体+本体3/5と数ターンでゲームを決着できる打点が用意できるため、白黒らしい除去やブリンクなどを上手く絡めてテイサのスピリット人生を彩ってあげましょう。

《ガチョウの暴君、アルビオリクス》

伝説のガチョウ……ガチョウ……? 翼竜ではなくて……?
出来事でルーティング+食物生成、本体は飛行トランプル護法(1)と能力モリモリに加えて、トークンを生け贄にするごとに永久強化まで入ります。

永久強化は統率領域からは誘発しないので早めに出来事を使って追放領域へと送り込みたいところ。
自前の食物はもちろん、手がかりでも宝物でもトークンならなんでも誘発するので2桁サイズも夢ではありません。
ランプ系の統率者が多いシミックの中ではかなりの殴り手でしょう。

統率領域以外から唱える分には統率者税はかからないので、一度死亡したあとは4マナで出来事→3マナで再キャストすると打消しなどを構えつつ動きやすいかもしれません。

《皇帝アパゼク・イントリ四世》

太陽帝国の少年皇帝、アパゼク・イントリ四世です。
初代イクサランの時点では父親のアパゼク・イントリ三世がトップだったのですがファイレクシア侵攻で命を落とし、彼が跡を継ぎました。
まだ父親の方はカード化されてないです。

四世なので4に関わるクリーチャーが出るとボーナスを得られます。
頭オムナスか?
パワー4以上への速攻付与は各種ファッティで攻め込むキーになりますし、ライフゲインも地味ですが回復量が大きくバカになりません。
後続抽出も言わずもがなでしょう。

アパゼク・イントリ四世が戦場にある+後続も戦場に出る必要があるため打消しや除去でプランが崩れやすい側面はあるものの、結構なプレッシャーカードです。

《反逆者、ヴォーナ・デ・イエード》

新ヴォーナ。
初代ヴォーナを踏襲し、土地でない好きなパーマネントを割る能力を持っています。さらにアルケミーらしくその複写まで生み出せます。

なんでも除去が統率領域に控えているいやらしさは《情け無用のケイヤ》と対面したことがある人なら知っていることでしょう。
前のめりなサイズを活かして攻撃しつつ、相打ちしそうになったら《マラキールの再誕》などで復活できると美味しそうです。

白黒はやや手札を稼ぎづらい組み合わせ。
《ファイレクシアの闘技場》で純粋にドローを増やすのはもちろん、《野心的な農場労働者》など白の平地サーチも手札コストの確保に役立ちそうです。

《幻影の発明家、ナシ》

新ナシ。ならず者です。
墓地のカードの複写を生み、さらに瞬速まで付与します。
おおよそ統率領域に置ける《永久の証人》として機能し、除去や打ち消し、追加ターンなどを状況に応じて再利用できます。
《深海住まいのタッサ》《時間のねじれ》など無限ターンに届くルートもありますね。
母である《伝承の収集者、タミヨウ》《ディスプレイサーの仔猫》でループを組めましたが、クリーチャーである分ナシの方がコンボのパターンは多めです。

《永久の証人》(紙なら永遠の証人)絡みのシナジーの殆どを転用できますが、墓地回収ではなく複写の創出なので《カーンの経時隔離》など唱えると追放される呪文も拾い続けることができます。
もちろんメリットだけではなく《守秘義務》の複写モードなど、相手の墓地を参照するカードから逃がすこともできないので細かい機能の違いは抑えておきましょう。

おわりに

今回はアルケミー:カルロフ邸殺人事件の注目カード紹介でした。

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