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ヒストリック・ブロール視点で見るアルケミー:団結のドミナリア

みなさんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。

先日ようやく団結のドミナリアの記事を書き終えたばかりなのに、
どうしてアルケミーがリリースされるんですか!?

……はい、執筆ペースが遅いくせにスプラトゥーン発売までに書ききらなかったことが原因です。
アルケミーはもともと本弾リリースの1ヶ月後ぐらいを目途にしていると公式に言われています。

アルケミー:団結のドミナリアでは、6体の伝説のクリーチャーが新たに登場します。
前作ドミナリアに収録され、今回のストーリーには登場していますがカード化はされていなかった人や、特にそうでないやつが多数登場します。

というわけで、今回はヒストリック・ブロールに与える影響視点でアルケミー:団結のドミナリアを紹介します。
全30枚のうち結構な割合を紹介することになりますが、紹介するしないの基準は完全に独断と偏見です

アルケミー:団結のドミナリアの伝説たち

《骨を積む者、リーザグ》

まずはこの方!
《骨を積む者、リーザグ》の……誰!?
たぷたぷのお腹がトレードマークのスピリット・工匠。
墓地のクリーチャーをアーティファクトに作り替え、そのターン限定で唱えられるようにします……はい、そこ。検索する手を止めて。
何度見てもMTGAに《献身のドルイド》はいないんです。諦めなさい。

アーティファクト以外の全てのカード・タイプを失わせるため、戦闘には参加できませんが《忘れられた神々の僧侶》《ロークスワインの元首、アヤーラ》などのシステムクリーチャーを比較的除去しづらい状態で呼び戻したり、《死霊堤の司祭》《宿命のネクロマンサー》などのタップ能力をすぐに使うことができます。
重いですが《白金の天使》も、特にアーティファクト処理が苦手な黒相手には強力な強力な効果を発揮してくれるでしょう。

強力なETB持ちやシステムクリーチャーを使いまわし、作品だらけの盤面を作り上げれば勝利は目前です。


《ウェザーライトの密航者、アルヴァード》

新アルヴァード。
最初は1/1接死絆魂ですが、自分のターンに死亡したクリーチャーの数だけ永久的修正を受けます。
墓地にいても誘発する、という非常に特徴的なテキストを持っており、墓地にいるうちにもモリモリ成長していきます。

自身も死人の数には数えるため、攻撃→相打ち→自身+相手の死亡分成長……という自己完結性を持っています。
もちろんターン終了時まで墓地にいる必要があるため、すぐに統率領域に戻してしまうと誘発しません。
《未練残り》などの蘇生手段や、もしくは《墓地の侵入者》など墓地から領域移動させることで統率領域に帰る機会を作れるカードは多めに入れておきましょう。
接死+絆魂と青天井のサイズアップにより、殴り合いでは無類の強さを持つカードです。

ただし《貴族の不面目》など永久に能力を失わせるカードや、望まないタイミングでの墓地掃除などは天敵です。
対策しきれるものでないので、先にゲームを決めることを優先しましょう。


《愛される守護者、ニアンビ》

新たなニアンビ。
今回も青白、瞬速、2マナでの登場となります。

そのターン中に死亡した、伝説でないクリーチャーを生き返らせ、対象になると1枚ドローできる能力を付与します。
戻せるのは非伝説限定ですが、統率領域に置くことができる除去耐性で、《精鋭呪文縛り》、《熟考漂い》など軽率に死亡しやすいETB持ちと特に好相性。
ニアンビを回収したりドローの機会も作れる《天空の救済者》あたりも適正が高いですね。
ドロー能力は相手に対象に取られても誘発します
英雄的メカニズムに寄せなくとも、単体除去を躊躇わせるだけの効果はあるでしょう。

クリーチャーが死亡したターンに出す統率者、という後ろ向きさがやや扱いづらいですが、多量のアドバンテージを稼ぐ可能性を秘めたカードです。


《サリッドの移植者、スライムフット》

あたらしいすらいむふっとくん。
沼、森前提の上陸で、カード1枚をドラフトします。
ドラフトできるカードは軽量のファンガスや苗木関連カードが大半です。
ドローを進められる《菌類の勢力範囲》《サリッドの予言者》を早めにドラフトしておきたいところ。
後半お互いに息切れしてきた時には《新緑の魔力》も良い仕事をしてくれるでしょう。

単体で積極的に場に出したい大当たりはそこまで無いですが、数が並びやすいため《血の芸術家》《想起の拠点》などを用いた、緑黒お得意のクリーチャーの死亡に意味を見出す戦法をとても得意としています。
溢れんばかりに手札が増えることに注目し、《往時軍の覚醒》《群れネズミ》を使う、相手からすると倒すかどうか絶妙なラインの能力のため《ヨーグモスの不義提案》を打ちやすいかも? といった先方も考えられます。

特におかしなことになるのは《野生の魂、アシャヤ》との組合せでしょう。
ドラフトで探したクリーチャーも森になるため、マナが尽きない限り(あと、ドラフトが非クリーチャーのみにならない限り)戦線を供給し続けることができます。

呼び寄せたファンガスたちを生かすも殺すもデッキ次第。
ユニークであるがゆえに、きっちりした戦術が求められます。


《天使の整備士、ティアナ》

新ティアナ。
前回はオーラ、装備品に着目した能力でしたが、今回は整備士らしく機体をサポートする能力を持っています。
……ティアナが一番サポートしたい機体は自我を持ってどっかに行っちゃいましたが。あやつ搭乗すら持っていない。

伝説のクリーチャー1体が機体に搭乗するたび、機体に+1/+0修正を永久に与えます。
複数人で乗れば複数回誘発しますし、既にクリーチャーになっている機体に後追いで伝説のクリーチャーが搭乗しても問題なく誘発します。
《秩序の学部長、オーガスタ》は搭乗回数をほぼ2倍にできる伝説のクリーチャーであり、マナ域が被っていることを除けば心強い相方の1人になってくれることでしょう。

本人も3/2飛行とまずまずのスペックなので、必要に応じて搭乗せず戦闘に参加しましょう。
機体は全体除去には強いですが、調子に乗って乗せすぎたところに単体除去が当たると大きく出遅れる可能性があります。

《シヴ山の王者、デアリガズ》

ストーリーでは登場していたデアリガズがアルケミーで登場。
3ターン後に戦場に現れるドラゴンの援軍を毎ターン無作為に創出します。
《転生するデアリガズ》が扱っていた追放+卵カウンターと、対ファイレクシアに現れたストーリーを繋ぎ合わせた面白いデザインのカードですね。

出てくるドラゴンはどれも3/3~5/5飛行程度のスペックは担保されており、しかも唱えずに場に出てくるため打ち消しも効きません。
タイムラグこそありますが、次々出てくる飛行戦力を除去だけでしのぎ切るのは困難でしょう。
自前の速攻持ちは《スカルガンのヘルカイト》のみ、《航空船に忍び寄るもの》が赤1マナで速攻化、《レッド・ドラゴン》の本体火力も速攻ライクと呼べるかもしれません。最後の詰めではこの3体が来ると嬉しい限り。
《峰の恐怖》や《雷破の執政》を序盤に呼ぶことができれば、次に出てくるドラゴンをサポートすることができるでしょう。

出てくるまでに3ターンと、とにかく時間はかかるものの、出てくるドラゴンはどれも優良で、コストパフォーマンスの良い統率者です。
1体のドラゴンも呼ばせないようにするにはデアリガズを打ち消すか、終了ステップまでにインスタント除去を打たねばならず、隙も少なめ。
刻々と変わる戦況、駆けつけたドラゴンが上手くマッチするかは天運のみぞうまくハマれば心強いドラゴンと共に戦場を支配できる事でしょう。

伝説以外の注目カード

《ナントゥーコの刻む者》

ポスト《永遠の証人》
MTGAでは《永久の証人》と枠を争うカードです。
キッカーすることで相手の墓地のカードを1枚創出で奪えるため、処理した強力なカードや、打消しを奪い取るのもよいでしょう。

《血芽吹きのタリスマン》

新たな2マナ(疑似)マナファクト。
1点ペイが必要ですが、手札のカードを1マナ軽くすることができます。

永久的効果によるコスト軽減は重ね掛けができます。
3・4ターン目に同じカードのコストを下げることで、6マナのカードを4ターン目に・・・といった芸当も可能です。
脱出やフラッシュバックとも相性good。

統率者のキャストには基本的に絡めないので、強力なカードが沢山入ったミッドレンジ~ランプのジャンクデッキ向け。
もともとマナ加速手段は豊富な緑絡みなので絶対入る! といったカードではないですが、うまく扱いたい枠です。

おわりに

今回はアルケミー:団結のドミナリアの注目カード紹介でした。

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