noteです。マッチ①
キクラゲ校長|ちくわ【どんぐり】さん発の企画、『noteです。マッチ』の参加作品です。
「クリスマスに、子供がよろこぶマッチ箱をデザイン」から制作しました。
※画像はイメージで。テーマ作品とは別なものです
マッチ箱の美談
小学校のころ、2~3年生だったでしょうか。
マッチというのは身近にありそうで遠い存在。
マッチを使うシーンというのは実に少なく、キッチンのガスコンロも部屋のストーブもお風呂の給湯器すら自動点火でした。
父のタバコはライターで
バースデーケーキのキャンドルや
BBQの炭の着火剤の点火もそれ。
だからマッチを使うシーンは
仏壇やお墓参りの灯明と、お線香にしかつかうところは見たことがないです。
だから、あれは
仏具あるいは法具の類いであると
思っていました。
それ用のマッチは
喫茶⚪⚪や
スナック⚪⚪というような広告ものではなく
象や桃といったパッケージビジュアルの
釈迦チックなもので
なおさら仏具のイメージがしていましたw
大人がそれを点火する様は
法力を使っている。
口に出さないまでも
そういうイメージを抱いていたと思います。
近所の家のひとつ上の男の子が
あるころから
爆竹やロケット花火などに凝り出して
持ち出してきたのが先のマッチ箱です。
花火そのものよりマッチ箱に心は奪われ
私は畏怖の念から
その時触ることはできませんでしたが
その子が容易く法力の炎を上げたことに
感嘆して逃げ遅れ、火の粉を浴びました。
そんなことがあってから
マッチ箱はワクワクの存在あったことは
決して否めません。
クリスマスプレゼントのことを聞かれて
心の片隅にその感動が残っていたなら
マッチ箱を望んでいたかもしれません。
なんて危ない子じゃw
その憧れがチェーンソーじゃなくて
良かったですね。
どこが美談だww
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