位置情報ゲーム「Ingress」に関する論文を書きました #Ingress

概要

Ingressに関する論文を書きました。
@RuinDigの学部卒業論文(学士論文)になります。

論文の題は『位置情報ゲーム「Ingress」を用いた自治体での観光振興の取り組み―神奈川県横須賀市と東京都中野区の事例研究によるモデル構築―』です。
表紙・目次・要旨を含む全88ページ、本文のみでは83ページで構成されています。PDFは以下の通りです。

論文のスライドは以下の通りです。

↓noteに論文を転載しました。こちらは目次になります。

はてなブログにはGoogle Scholar向けにメタデータ(メタタグ)を設定した論文概要ページを作りました。(実際に検索して見つかるかどうかはまだわからないです。)

簡単な説明

スマートフォン用位置情報ゲーム「Ingress」(開発:Niantic, Inc.)を用いた自治体での観光振興の取り組みについて、神奈川県横須賀市と東京都中野区にインタビューを行い、それに基づいてIngressを用いた自治体での観光振興の取り組みに求められる要素のモデル図を作成しました。

引用表記の例

本論文の引用表記の例を以下のnoteとはてなブログの論文概要ページに記載しました。引用表記で悩んだ時や迷った時の参考にどうぞ。

論文作成にあたっての個人的要点

1. テーマや研究方法など、論文の作成に行き詰まったら論文の作成指導を受けている教授に相談をすることが大切です。

2. 複数の場所にバックアップを残すことが重要です。幸い、完成するまでの間に、作成途中でデータが消失することはありませんでしたが、Googleドライブに2個(2つのアカウントにそれぞれ1個ずつ)、USB1つに1個データを保存していました。Gmailなどでメールの下書きに添付することで保存する方法もアリです。

3. 先行文献はCiNii(サイニィ)、Google Scholar(グーグルスカラー)、国立国会図書館オンライン(NDL ONLINE、旧NDL-OPAC)、Google検索で探しました。いくつかの先行文献はGoogle検索で複数のワードで検索したら1ページ目に出てきました。

4. 自治体へのファーストコンタクトは自治体ホームページのお問い合わせコーナーの案内に従って送りました。

5. 論文の参考文献の出典表記の仕方やウェブページからの引用の表記の仕方は大学からの論文作成ガイドラインおよび論文指導を担当した教授の指導に基づいていて、これらを優先しました。論文作成の際はぜひ参考にどうぞ。

6. 論文内にSNSからの引用を用いていますが、SNSの引用元表記の仕方について、大学からの論文作成ガイドラインには表記の例が見当たらず、『新版 大学生のためのレポート・論文術』(小笠原浩康、講談社現代新書、2009年)も見たのですが載っていなかったため、以下の記事を参考に表記しました。Twitter、Facebook、YouTube、Google+の投稿の論文への引用元表記の仕方について書かれています。Google+からの引用がそれなりにあるので、非常に助かりました。

7. 論文はパソコンのMicrosoft Word 2013で作成しました。第3章の先行文献研究に掲載された表はWordで、その他の章にある図と表はMicrosoft PowerPoint 2013とMicrosoft Excel 2013で作成して、Wordの貼り付けのオプションから"図として貼り付け"ました。画像は画像として挿入しています。

8. 論文の要旨と本文後半の結論部分にある「モデル図」は最初に以下に書いてある複数の図が候補として浮かび、

最終的には以下のPDFにある図13になりました。

9. 当初、Wordではハイパーリンクを削除していたのですが、PDF化した際に、Googleドライブ(PC・スマホ)とAdobe Acrobat Reader DC(PC)でURLがハイパーリンク化されてしまい、更には正しいURLに移動しないという現象が発生したので、WordでURLをハイパーリンク化しました。

論文PDFを見る時の注意点

1. Google+のURLをハイパーリンク化しましたが、"https://plus.google.com/"以下が"+"で始まるURLについて、AndroidとiOSのスマホ・タブレット端末のAdobe Acrobat ReaderアプリではGoogle+のURLのハイパーリンクが機能していません(Androidバージョン18.2.0.182935、iOSバージョン18.03.31にて確認)。
例えば、PDFに
https://plus.google.com/+MasashiKawashima/posts/3ZdXEJs83Ka
と書いてありますが、URLをタッチすると、https://plus.google.com/%20MasashiKawashima/posts/3ZdXEJs83Ka
というURLに移動してしまい、正しいURLを参照できない現象が発生します。
お手数ですが、PDFをダウンロードした際はWPS Officeアプリ(Android, iOS)やXodo PDFアプリ(AndroidiOS)などでの閲覧をおすすめします。正しいURLに移動することを確認しています。
ちなみに、パソコン用のAdobe Acrobat Reader DCやGoogleドライブ(PC・スマホ)、GooglePDFビューア(Android)で閲覧した際は、本文に記載した通りのGoogle+のURLに問題なく移動します。

2. スマホとタブレット端末において、オンライン上またはGooglePDFビューアでPDFを開くと、目次を選んでも該当するページに移動しませんが、PDFをダウンロードして、パソコン用のAdobe Acrobat Reader DC(ダウンロード)やスマホ・タブレット端末のAdobe Acrobat Readerアプリ、WPS Officeアプリ、Xodo PDFアプリで閲覧する時は、目次を選ぶと該当するページに移動します。

3. 1.と2.より、論文のPDFを閲覧するのに最も適しているのは、WPS Officeアプリ(Android, iOS)やXodo PDFアプリ(AndroidiOS)、パソコン用のAdobe Acrobat Reader DC(ダウンロード)になります。

4. 資料出典に用いたウェブサイトの中には、2018年10月3日時点で削除されているものがありますが、ハイパーリンク等はこのままにしておきます。

Q&Aなど

Q1:卒業論文のテーマになぜIngressを選んだのか?
A1:2015年の1月からIngressを始めて、いくつかリアルイベントに参加してきたのを経て、卒業論文のテーマになり得るのでは、と大学2年次に思ったのが最初。この時は具体的な研究内容や研究方法は考えておらず、単純に「卒業論文が書けそう」と思っただけ。

Q2:なぜ卒業論文を公開することにしたのか?
A2:1番はどこかのデータベースに載る予定が全くないから。後述する修士論文に関するnoteマガジンを知ったこととセルフアーカイブの観点から以下の論文に影響を受けたというのもある。

Q3:noteで卒業論文を公開する上で参考にしたものは?
A3:修士論文に関する以下の2つのマガジン。先例が無かったらnoteに論文を載せることはなかったかもしれない。あるいは試行錯誤を重ねたかもしれない。

Q4:最初に触れたIngressに関する先行研究は?
A4:白井暁彦博士らによる2015年の論文『フィールドミュージアム構築における代替現実ゲーム「Ingress」の活用』(PDF)。2016年の神奈川県横須賀市で行われた「ヨコスカGO宣言」のイベントでの白井博士の講演にて、Ingressに関する別の論文の事例を知ったことがきっかけ。

Q5:論文に何か点数を付けるとしたら?
A5:個人的には点数を付けるものではないと思う。

6. 論文の第2章ではIngressについて紹介しているが、「Ingressプレイヤーを増やそう、多くの人をIngressの世界へ引き込もう」という目的ではなく、論文の中でIngressを広く一般的に紹介するにはこれくらいだろうという感覚。しかし、これが100%だとは思っていない。人によっては過不足があると捉えることがあると思う。

7. かねてから取り組みたいと望んでいたテーマ(Ingress)でオリジナリティのある論文が書けたのは良かった。

8. 望み通りのテーマで卒業論文が書けたのはたまたまだと思う。運が良かったと思う。先に研究されている可能性がゼロではなかった。各自治体の問い合わせページに従ってアポイントメントを送ったが、インタビューに応じていただける保証はどこにもなかった。

10. 卒業論文のテーマにする上でIngressについてゼミナールの授業で約20分という時間の中で説明はした。しかし、時間が足りなかったというのもあるが、今振り返ってみると、約20分の中で何を説明して何を説明しないのかという取捨選択もできていなかったと思う。

11. noteあるいはブログに論文を公開するというのは良いことだと認識している。公開して損をすることはないとは思う。noteやブログに論文を公開するかどうかは書いた本人が決めることだ。義務ではないし強制されるものでもない。公開しなければしなくて良い、公開するならすれば良いと思う。

-end-

<更新情報>

2018年10月2日:最終ページのURLにアクセスしやすくするため、スライドを差し替えました。

2018年10月3日:本ページにて、資料出典に用いたウェブサイトが削除されていることについて言及しました。「論文PDFを見る時の注意点 4.」をご覧ください。

2018年10月7日:本ページに新たに「簡単な説明」の項目を掲載しました。論文について短く簡単な説明を載せています。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

頂いたサポートの使い道はIngressやポケモンGOで遊ぶための活力になります。レベル上がったり、それこそ海外へ赴く事も。

ありがとうございます!
9

RuinDig

位置情報ゲーム「Ingress」に関する学士論文―内田悠貴

学士論文(卒業論文) 『位置情報ゲーム「Ingress」を用いた自治体での観光振興の取り組み—神奈川県横須賀市と東京都中野区の事例研究によるモデル構築—』|東洋大学国際地域学部 国際地域学科国際地域専攻 内田悠貴|キーワード:位置情報ゲーム、Ingress(イングレス)、横...
2つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。