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“生理の何がツラいのか?”を男性にも分かるように言語化する(1)経血とナプキンについて

(※なぜか間違えて記事を削除していたので、コピペして復活させました。(2020/8/11))

こんにちは。るき といいます。

今回は“生理の何がツラいのか”について、可能な限り男性にもイメージできるようにお伝えしたいと思います。
特に「生理痛」以外のツラさ(面倒臭さ、と言った方が近いかも)を書きたいと考えています。

男性には「生理はお腹が痛くてツラいんでしょ?」と言われますし、実際に痛くてツラいんですけど、「それだけじゃないからね!?もし腹痛が無くたって生理は面倒だからね!?」と思い、生理の大変さを伝えるべく筆をとった次第です。

日常生活上で生理の何が大変なのか、なるべく感情(とにかく痛い!など)ではなく、具体的にイメージしやすいように書くよう意識します。
もし、やたらリアルで気持ち悪く感じたら、ごめんなさい。読んでやってもいいかなと思う方は、お付き合いいただければ幸いです。

※私が個人で見聞き、体験した範囲の内容ですので、全員に当てはまるわけではないですし、説明が不足するところもあるかと思います。ご了承ください。

経血は出すタイミングをコントロールできない

大便や小便の場合は「そろそろ出したいな」「トイレいきたいな」という予兆があります。そして、ある程度はガマンすることもできます。

しかし、経血にはそのような予兆がありません。
時期や体調で「そろそろ生理が始まりそう」となんとなく経験則で予測はできますが、それも「今日中」とか「明日には」くらいのレベルです。大便や小便のように直前に分かりやすいアラートは出ません。

予測をして対策(ナプキンをつけるなど)をしなければ、気づいたら下着や服が血で汚れている、ということが当たり前に起きます。
今までに何回も失敗しました(失敗とは…ナプキンのつけるタイミング、ナプキンの種類・付け方が下手で、下着やシーツを汚してしまう)。

膣も筋肉なので締めることはできます。
しかし、肛門のような括約筋がないので、ずっと締めたままにはできません。締めたとしても、経血を100%抑えられるかは分かりません。
それも仕事や家事をやりながら、なんていうのはかなり厳しいです。
ましてや寝てる間なんてどうしようもありません。

生理期間のあいだ、経血はふとした瞬間に勝手に出てきます。

経血は、目立つ

もし出てしまったとしても、尿や汗のように透明に近ければ「服が濡れてる」程度で済みます(それでも嫌だし、恥ずかしいですが)。

しかし、経血は赤い。下着や服につけば「血で汚れている」ことになります。たとえ乾かしたとしても、ごまかしようがありません。水ですすぐぐらいでは、血は綺麗にとれません。

とにかく目立つ。ナプキンの処理には細心の注意が要求されます。

トイレで脱ぎ履きするたびに、ナプキンについた経血がうっかり服につかないように、気をつけます。
洋式トイレなら座っていられるのでまだ落ち着いて対処できるのですが、和式トイレだとより高度な技術と集中力が求められます。

万一汚れてしまっても目立たないように、生理期間中はなるべく黒っぽい服を選びます(少なくとも、真っ白は選べない)。
そして汚れてしまっても凹まないように、汚れても構わない下着しかつけません。

風呂もゆっくりできない

風呂に入っている間だろうと、経血は出てきます(湯船につかっている間は水圧があるので、あまり出てきません)。

ナプキンによるガードがないため、水の流れるままに経血も身体をつたって一緒に流れていきます。
身体を洗っているときはそのまま流してしまえばいいため、そこまで気にする必要はありません。

面倒なのは、お風呂からあがって、身体を拭くとき。
身体を拭いているそばから経血が出てしまうので、タオルや服を汚さないように、迅速な対応が要求されます。

ナプキンを常に持ち運ぶ

経血量にもよりますが、一日3~6回くらいはナプキンを取り換えたいところです。取り換えること自体も面倒(それだけの回数、トイレにいかないといけない)ですが、それだけの枚数のナプキンを用意する・持ち運ぶ必要があります。

6枚ともなると、結構かさばります。タオル地のハンカチを4~5枚くらい持ち歩くイメージです(※いまはスリムで小さいナプキンも多いので、一概には言えませんが)。

生理期間中は毎日つかうので、かばんにストックを足す必要があります。入れ忘れると、コンビニなどで買わないといけないので、ちょっと恥ずかしい思いをします(お気に入りのいつものナプキンが置いてあるとも限らない)。

ナプキンは蒸れる

生理期間中は、常に下着にナプキンをつけます。

乾燥しているうちはいいのですが、当然ながら経血で濡れます。
さらに(下着だけの時に比べると)通気性が悪くなるので、蒸れます。夏場なら汗もめちゃくちゃかきます。

そんな湿ったものが、ずっと股に触れている…これがとても不快です。何時間もつけっぱなしにすれば、肌に負担がかかり、カブれます。臭いもキツくなります。

使用後の処理も気をつかう

使用済みのナプキンは正直臭うので、臭いを通さない不透明なゴミ袋にいれて処分します。自宅や公衆トイレであればゴミ箱があるので、特に困りません。
困るのは、友達や彼氏の家。一人暮らしの彼氏の家に、サニタリー用のゴミ箱なんてありません。

かといって、ナプキンを取り換えないわけにはいかない。でも、こんな臭いのあるものを捨てていくのは申し訳ない…と悩んだ結果、コンビニまでいって取り換えたり、ビニール袋にいれて持ち帰ったり。

※一応、取り換え頻度を下げる(トイレに行く回数を減らす、ゴミを減らす)方法として、タンポンで対応するという手もあります。「タンポンってなんぞや」という方はググってください。ただ、個人的には付け心地が苦手なので、使ってないです…

このように、経血というのは扱いが難しく、生理になると気にするべきことが増えます。ナプキンさえつけていればOKというものでもなく、ズレてしまったり、吸収可能な量を超えてしまうこともあります。「ナプキンがちゃんと吸収してくれているだろうか、うっかり下着に経血が漏れてないか」と常に気になります。
こうした面倒臭さが、生理中のイライラを加速させているように思います。

(1/12)続きを書きました!こちらです


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