見出し画像

la la la 125. 形はあとから出来てくる、とにかくまず始めよう!(Byラム子)

こんにちは。いろんなことを始めるにあたり準備している人へ。特にその中で、いろんなことを「ちゃんと始めたい」と思って、なかなか封切りができない人へ。形はあとから出来てくる、とにかくまず始めよう!

なんでもそうなんですけど、人は「現場」で凄まじく成長します。なぜなら現場では、言い訳とか後回しとかが出来ない、なのでとにかくそのポイントで踏ん張ってその日を終えます、その蓄積がいつの間にか大きく人を成長させます。例えば英語を、わたしはある程度話します。通訳の仕事とかは出来ないけど、普通に外国人の友人と1日ずっと一緒にいて深い話までしても意思の疎通に困らないくらいです。でもわたしは英語を一度も「習い」には行っていません。最初Club(踊る方の)でバイトしていた時、わたしは「しゃべれる風」にしていたけど実は全然喋れませんでした。笑。でも周りは「しゃべれる」と思って「彼なんて言ってる?」とか訊いてくる。それに対応するために脳みそが自宅で勉強している時の100倍くらいターボ入るんですよね、必死になるわけです。その後ガールズバーのようなところで働いていた時も、外国人が来たらわたしがつくことになりました。今度は1時間とか、その人と対面して話さなきゃならない。それをまた死に物狂いでやっているうちに、なんだろう、段々と本当に話せるようになって行ったんです。

今日、二つの話をしたいです。
でもそれはリンクしています。そのリンク部分て「お金」じゃないかなって思います。

わたしは役者を志していて、役者にはなれませんでした。特に役者の世界は顕著なんですが、役者の世界って、役者になるために「お金を払い続けて」なお役者になれない人と、そんなつもりないけど「お金をもらえるので」役者になったという人がいます。当然売れなかった人が売れて、お金を払う側からもらう側になることはあります。
でもその業界は「お金を払っている役者志望」と「お金をもらっている役者」に分かれます。

わたしが英語を習得した時、この例にならって言うと、お金を貰いながら、英語を習得しました。

この「お金を貰いながら学ぶ」ということを臆することなくできる人、
そうではない人がいます。

でもお金を払って学ぶ時、それが「いつまで」なのか、わからなくなる時があります。そうするとずっと「準備」をしている人になってしまいます。

ここでお金どうこうではなく「ちゃんとしたい」から「理想通りのものを作りたい」から、準備している人がいると思うのです。
でもわたしはそれも「お金」もしくは「対価」と関係あると思うのです。

ちゃんとしたい、理想通りのものを作りたい、の背景にはきっと他者がいるからです。他者に触れたり、他者が何かを思うことを想定しているからだと思います。

でも現場にでないで自分の世界だけでそれを準備していると「実際どこのラインがプロフェッショナルなのか」わからない。だから、あと少し万全にして、もうちょっと万全の準備をって思っていると、現場に出るタイミングが、本当にわからなくなることがあると思います。

何かを始める時、自身に対してどういう壁を取っ払えば、すっと、気負わずできるか、考えてみるといいです。

わたしはラララ世界を始める時、勢いで始めたので、いろんなこと決めていませんでした。今は増えた「シュライン」や「エッティラ」や「突先」マガジンなんかも当初は予定にないものでした。まだ先が見えないことで新しいジャンルのことだったので、わたしが自分に対してやった壁の取っぱらいは「一切宣伝しない」ということでした。普通はフォロワーが一人もいない、いいね!が一つもつかない、というのはポジティヴに思えないかもしれないけれど、わたしはだからこそ、この場所を小さな隠れアトリエのように、
気負いなく、のびのびと、試行錯誤を重ねながら取り組むことができました。今気づけば20人を超えるフォロワーの方がいて、わお、ありがたい、と思います。でも今は、ここまで125回、書き続けてきた、という現場での実感があるので、始めた時より怖くない。20人の人が読んでくれるかもしれなくてものびのび書いています。

始めたくても始められない人、なんでだろう、って少し考えてみるのもいいです。理想が大きすぎる場合があります。映画を撮りたい、でも頭に描いているバジェットが大きすぎて、「資金が調達できたら」とか「有名な俳優と知り合いになってから」とか「いくら貯金できたら」とか、理想と現実を埋めるだけで何年もかかってしまうような場合。

そんな時、目標を小さくしましょうと言っているのではなくって、
まず始めることを、目標とは別に決めましょう。
まずiPhoneで毎日3分のリトルムービーを作ることから始める。
まず脚本を、1日数枚ずつ書くことから始める。

すっごく簡単でこれなら今にも始められるわ!ってことがいいです。
そのフットワークの軽さが、物事を「まず始める」ってことに繋がる。

今日、前川清さんのコンサートに出演した純烈のリーダーの方が「知り合いでもない時に前川さんの夢を何度も見て、純烈を結成した」という話をしていました。結果的に彼らはこうして同じ舞台に一緒に立っています。
けれどそれはあとから出来てきた形であり、最初から「それが可能か」を考えて何かをしようとすると、ギャップがありすぎて、そして「やっぱり無理だ」「まだ時期じゃない」って、何もしないことになってしまいます。

まずチームを結成した。
このスタートなしには今日の共演はありませんよね。
つまり描いているものと遠く離れた場所でもいいのです、始めるだけなのだから。始めて、小さな一歩でも歩き続けて、少しづつギャップを埋めていく。最初から理想と現実がピタリと重なったスタート地点なんてないのだから。だからまず、始めてみよう、無理のないやり方で。

この無理のない、ってところがとても大事。
まずは息をするように出来ることから始めて行こう。

それではらるらるらん♪
ラララ世界で会いましょう☆


嬉しいです ( ´ ▽ ` )ノ