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la la la 30. 「語られぬ、湯殿にぬらす、袂かな」(By 湯殿山”未来”の旅)シュライン#5

こんにちは。このタイトルは、松尾芭蕉が湯殿山を訪れて詠んだ句です。
実際に訪れたじぶんとしてはとても感じいる句だったのでタイトルに引用しました。ネットでこの句をいろいろ調べてみましたが、どの解釈も、実際にあの場所に行ったわたしは、なんとなく違うように感じました。
わたしはとてもストレートに、この句を受け取っています。
つまり、何も語っていない、という風に。言葉の裏に意味を籠めたらそれは語ってしまったのと同じこと。松尾芭蕉は、どこまでも深くいろんな意味合いを沈めることができる五、七、五のその深度を、この句では使わなかった、と感じています。だからこそ共感し、松尾芭蕉という人に少し触れることができたような気がしました。
よくわかるのです。人間の口などで、安易に語ってはいけない。湯殿山本宮で触れた世界はそういった世界でした。

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えっと、本日7/6は凄まじい豪雨に加えて歴史的な死刑執行もあり
 ”凪(なぎ)”ではない日であるのを感じるので、強いものをと思い、昨日の続きではなく、湯殿山に行く=湯殿山のことを書く、ことにしました。

そうそう、月山なのですが、北月山荘のカネコさんに相談したところ、
やはり月山の登山はかなりハードであり、まだ雪もあるし、月山を登りそこから湯殿山に降(くだ)ってくるのは、やってやれないことはないけど、
結構難しいかも、ということで、わたしの1番の目的は湯殿山に行って御神体に会うことでしたので、欲張って本来の目的が達成できなかったらと思い、月山は断念しました。碧ちゃんは「月山〜湯殿でもわたしは全然大丈夫ですけど!?」と言っていた。笑。彼女は登山家でもあるのです。
次回ぜひ月山に登りたい。
帰ってから知ったのですが、わたしは①羽黒山(現在)ー②月山(過去)ー③湯殿山(未来)の順に向かうのかと思っていましたが、本来の順番は月山(過去)が最後らしいのです。今となってはその意味もなんとなくわかるのですが。そういった意味では、今回まずはこれでよかったのかな?と思っています。

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大きな鳥居をくぐるとすぐに玉姫稲荷様。お参りします。
物書きは「橋渡し」の仕事。あの世とこの世を橋渡しする稲荷様とは関わりが深く、馴染みがあります。
そしてしばらく歩いていると赤い大きな橋があって、
その下に滝が流れています。昨年香港に行ったあたりから気づいているのですが、滝には「祓い、落とす」力が強くあります。
けっこう強いネガティヴな気をぶつけても、滝の浄化力が凄まじいので、こちらの行為があちらに何か影響を与える心配はありません。
(そうです、人なんてとってもチポケな存在なのだ 笑)
だから「滝さんに悪いかな?」と思わなくて大丈夫、心に溜まっているものを全部「王様の耳はロバの耳〜〜〜!!!」的に、
水に流してみてください。

前日、羽黒山でずいぶんエーテルはきれいになっていると思うのですが、
「ああああぁぁぁ〜〜〜!!!」と滝に向かって大きな声を出して、
体内に残る穢れを落としてみる。笑。

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このあたりは、川の下の色は赤褐色です。
月の沢温泉のお湯の色と同じ。

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さっきくぐった鳥居があんな遠くに。
鳥居のところからはバスでも上がれるのですが、自然やところどころにある石碑に挨拶しながら、登って行きました。
羽黒山は山の中の石段であったのに比べて、こちらは車道ということもあり、整備されているせいか、雰囲気はやはらかい感じ。

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これが湯殿山本宮のところ。この龍さんの手水舎のところまでが、
撮影できる最後のところです。

さて。湯殿山は、実のところ「ここから」です。
ここから写真撮影禁止、祓所で靴も脱ぎ、お祓いを受けてから、
御神体と対面いたします。

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これが本当に最後の写真です。この写真からも、
あたたかくも恐ろしい ”世界” の気配があると思います。
”神” と書いてしまうと少しいろんなことが限定的になるので、やめておきますね。雲の光、凄みさえ感じます。なんか気軽に la la la ♪ とか言えない雰囲気。気持ちをぐっと引き締めて、その先に足を進めました。
こころの中に、大きなミッションを持って挑みました。

とても衝撃的な体験をしました。
しかし”訊くなかれ、語るなかれ”の湯殿山、
思わず友人と碧ちゃんに何かを話してしまいそうでしたが、訓戒を思い出して口を結ぶ。実はわたしは、基本的にじぶんだけの秘密というものをあまり抱えたことがありません。14歳まではそういう子供だったのですが、大人になって逆になってしまいました。
この湯殿山での体験は、わたしが抱える、初めての秘密になりそうです。

” 語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな " (松尾芭蕉 / 奥の細道より) 
(わたしも一句読もうかと思いましたが、これを超える句にはならぬことを即座に悟り、もう一度引用)

ここの旅で得たものを、直接的な、私小説的な言葉ではなく、
それをどんな風に、皆に伝えていけるか。
語らず、感じてもらうような形で、時間をかけてお伝えしていきたい。
わたしとみんなと世界の「”今” から始まる ”未来”」のために。

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この写真は、わたしから皆様へ。実体がなくて申し訳ないのですが、
これはまぎれもなく、ここに載せたどの写真よりも、御神体に近い、
内側のものです。湯殿山宮の一番奥の場所で買いました。
語られぬ湯殿山を、語らぬ形で、すこし裾分け。

旅日記は、全体の流れをみながらまだ少しづつ載せていきますね。
(強いものを見続けるのも、張り詰めてしんどいと思うので・・・)

なお、これを読んで「湯殿山行ってみたいな♪」と思われる方もいらっしゃると思います。なのでバスが、土日しかないことをお伝えしておきますね!
あと出羽三山はそれぞれにそこそこ離れています。移動に車で1時間〜1時間半かかります。羽黒山まではバスもあるし行きやすい。
月山も8合目まではバスあります。しかし月山越えて湯殿山に降りたら平日バスはない(笑 なお月の沢温泉はとても素敵な温泉ですが、これもまた車がないと到着することができないです。カネコさんのスケジュールによっては近くのバス停まで迎えにきてもらえるかも? しれません。
”ラグジュアリー”がコンセプトの宿ではないので、よろしくです。笑。
在るべき人のかたち、に触れる宿です。
(一応わたしが検索して便利だったリンクをいくつか貼っておきましたのでどうぞ)

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それではらるらるらん♪
ラララ世界で会いましょう☆ 

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<ラム子より不器用さんたちへ>
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それをテーマに次の記事を書くなど、一緒にこのマガジンを作っていきたいと思っています♪ la la la♪


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