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シュライン#12  「お多賀さん」(イザナギ・イザナミを追いかけて①)

滋賀県犬上郡にある「多賀大社」通称「お多賀さん」は、
天照大御神の祖神(おやがみ)であるイザナギ・イザナミをお祀りする、地元では有名な神社だそう。わたしは手塚治虫の「火の鳥ー太陽編ー」の主要舞台として滋賀の犬上郡が出てきたので、そこを掘り下げてここにたどり着いたのですが、母曰く「毎年お父ちゃんと初詣にきていたよ」とのことでよく知る馴染みの神社らしい。(わたしの妹はここで七五三をしたらしい)
参拝後母と蕎麦を食べながらネットでいろいろ調べていて、お多賀さんにまつわるある歌を見つけてびっくりしていたのだが、
その日88歳の祖母(母の母)宅に帰宅して「今日お多賀さん参ったよ」と言うと、祖母がまさにその日知った歌を口ずさんだのでわたしはとってもびっくりした。淡海(近江)の人たちにとって「多賀大社」と「佐久奈度神社」というのは「伊勢神宮」とひもづく、当たり前に近い神社であり、
京に都を据えて「天照大御神(太陽神=天皇)」を最高神とするスタイルが壬申の乱以降に根付くよりずっと前から淡海(近江)の人たちにとっては、
「いやいや、もともとはイザナギとイザナミやから」という感じで、
この夫婦の神様を祖神(おやがみ)として信仰する生活というのが、もう「地」としてあるのだなということを強く実感しました。

ゆえに、おばあちゃんが口ずさんでいた歌はこんな歌なのである。

お伊勢参らばお多賀へ参れ。お伊勢お多賀の子でござる♪

おもしろい。笑。
伊勢神宮でお祀りしている天照大御神のところへ行くなら、
そのご両親であるイザナギ・イザナミにもお参りされたし、ということですね。88歳の祖母がすらすら歌えることを思うと(祖母は「お伊勢お多賀の子じゃないか」と歌ってましたが。笑)滋賀県ではこの歌を歌える人はどれほどいるのでしょう。
先日青山の美容室で髪を切ったさい、髪を洗ってくれた男の子(22歳くらい)が淡路島の出身の子で、琵琶湖と淡路島って地元的にはセットなのですが(琵琶湖ができたー時、その飛び出した土で淡路島ができたと言われている)、淡路島には1つ大きな神社があるんです、と言っていたので「主祭神は何かな? わからないよね?」と尋ねたら、
「イザナギとイザナミです!」
と即答で返ってきたのでこれまたとても驚いた。

イマドキの子で氏神様が何かを答えられる子って少ないし、そもそも氏神さんの意味だって知らない人が多いのに、こんなにはっきり答えられるなんて、やはりなんと言ったらいいのかな、東京が栄えても、京都の人たちが「東京て”東の京”どっしゃろ、ほんまの”京”はこっちでっせ」と思って揺るぎない態度を崩さないのと同じで、滋賀や淡路島の人たちは、近江高天の原説を信じている。だから日本の始まりであるイザナギとイザナミが降臨した「淡海(近江)」の土地こそ、歴史の始まりなのだということを細胞レベルで感じているのだなあと実感した。そしてまたこれは「妄信」ではなくって、滋賀のあちこちに「伊勢神宮」が祀られ、京都に都が据えられる前の”歴史”が眠りもせず存在しているので、もはやこれは「事実」のようなものであるわな、と、
滋賀の神社を巡り巡って実感している、なう、であります。

つまり日本という国は今「天照大御神」=「伊勢神宮」を中心にいろんなことが回っているけど、淡海(近江)の人からしたら、
それは子供やん、わたしらはおおもとの「イザナギとイザナミ」の方を大事にしまっせ、ということなのだろう。

そんなことがわかったところで次回「多賀大社」のディディールをもっと詳しく紹介していきますね。

それではla la la  ♪ la la la シュライン☆

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ラララ・ラム子

ラララ・ラム子の「ラララ世界」へようこそ!!✨ 日本の小説家(Mocako.N)でもあるラム子がこの数年、五感プラス” 1 ”を澄まして聴いた「古(いにしえ)の声」をみんなに伝えていきます✨生きとしいける日々の中から生まれる叡智のことを、人はアルス/art(芸術)と呼びました。

la la la ”シュライン”

神社にまつわること、またはその旅に関しての記事をまとめたもの。随筆、旅日記的なものも多し。
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