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君の背中に夢を託す

ネクストバッターサークルに姿を現したのだろう、小さな歓声が上がった。

巨人対阪神、伝統の一戦今シーズンラストゲーム。両チームの先発陣が粘りに粘りのピッチングでずっと0-0の状況。あれこれは初めての0-0引き分け現地になるのかもなんて思っていた8回表。代打で出てきたのはサトテルこと佐藤輝明だった。あの恵まれた体と飛ばす力。彼ならこの試合を動かしてくれるのかもしれない、そんな期待さえ持てる。そして彼の名前が告げられた時、沸き起こる大きな拍手。

ああ彼はスターだ。スターになる素質を持って、スターとなるべくこの世界に入ってきたのだ。彼がファウルを打つたびに、球場から息がもれる。シーズン序盤から中盤にかけての勢いは少し止まってしまったとはいえド、きっとまたその姿を見せてくれる。そんな期待もしてしまう。結果粘った末の空振り三振。やっぱりまだ調子はいまいちなのかと思いつつも、彼の打席を見れたということによかったなと思う。

まだ22歳。(はあ年下...) 彼にはチームを球界を引っ張っていく力があると思思う。そしてこれからもサトテルの打席が見れてよかったと思えるような選手でいて欲しいとも思う。

結果としては9回に板山くんと木浪くんのタイムリーによって、3-0で勝利。このご時世なのでもちろんマスク付き応援は手拍子のみなのだけれど、待望の得点に球場中が少し盛り上がる。もちろんマスクは顔にくっついているわけだし、思わず立ち上がったり声が漏れたり。ああプロ野球って最高のエンターテイメントだなと思う。どうか来年は応援が元通りにできる世の中になっていますように。

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