最近考えることが仕事のことばかりになっている。社会人なるものになってから5年経つけれど、仕事ばかりして仕事のことばかり考えているときと、何もしないときの差が激しい。後者の時はたいてい体調を崩していて、仕事どころではないのだけれど。

家に帰ってきても、歩いていてもお風呂でも仕事のことばかり考えている。今は教えている立場なのだけれど、あの言い方はあれでよかったのかとか覚えなくちゃとか次はこうしなくちゃとかそんなことで頭が回っている。あとは人間関係というか、人のこと。もちろん人間だし何をされたわけでなくても、なんとなく波長が合わない人はいるわけだしと思いながらもそれにとらわれてしまう。まだああ悪い癖だなと思えるだけ、客観的に見れているのかもしれないけれど。

正直ドアを突き破って、何も持たずに駆け下りて逃げたいと思うときもある。もちろんそんなことはしないけれど。正直どこにいても理不尽なことはあるわけだし、今までだって何度も経験したことがある。きっと怒りうることに無駄なことはないと思うし、きっと今の仕事が終わったらそれなりにやり切ったなという思いも生まれるんだろうなと思う。だからこそ今もっともっと頑張らなくちゃと自分を奮い立たせて、今日は上手くできますようにと願いながら家を出る。それがほんの気休めだとしても、自分なりのお守り願掛けみたいなものだし。

それでも今いる部署？的なところではいい人が多くて、人に恵まれているのがせめてもの救い。美味しいものを食べて聞いてほしいことをそれぞれ話す人、来週一緒にランチしよと言ってくれた人、朝挨拶するときにこにこしてくれる人たち、爪綺麗だねすごいねと言ってくれる人。それにエレベーターを上がって家に入る前に見た、今日の月は綺麗だった。どんなに追い込まれたとしても、この綺麗なものを綺麗だと思う少しの余裕くらいは失いたくないと思う。

きっと明日からも私は大丈夫。