いつからか誕生日が来ることが、そんなにうれしくない。気にしても気にしなくても1年に一度はやってくるものだし、大して自分は変わらないのに年だけは重ねていってしまう。だからそんなにめでたくもないし、なんならほんの少し憂鬱だった。

正直今年もそうだった。今日で25回目の誕生日を迎えた。20代も中盤、アラサーへの一歩などと示す言葉はいろいろあれど特に何もない。子供のころ描いた25歳はもっとぐんと大人で、きりっとしていた。実際はというと特にこれと言って変化したところがない。むしろ胃はもたれるし、お酒はちょっぴり弱くなった、これを年のせいだなんて言ったら笑われてしまうだろうけれど、ちょつと変わったなと思うポイント。昔20歳過ぎたらあっという間だよと言われたことがあったけれど、確かにこの5年間は体感秒速で過ぎ去っていった。

友達と誕生日を祝うときに、今年の抱負を言い合うのだけど今年はどうしようかと考える。そろそろ結婚したいかなあとか、もっともっと稼ぎたいとか、こんなことがしたいとか漠然とした目標はあれどそれらを叶えるにはまずは健康かなと思う。ここ2年間は2度の適応障害に始まり、体調にひどく悩まされてきた。今まで風邪をあまりひかないことが自分のとりえだったので、ショックを受けていたのもあるかもしれない。仕事はもちろんのこと、プライベートまでずたぼろに追いやられる病気にならない健康に過ごす、これを25歳の抱負にしようかなと思う。

一昨日昨日とひっそりおこもり宿に行ってきたり、先週友達とお誕生日会をしたので今日は特に何もない予定だった。それでも彼がケーキを買ってくれたし、ほそぼそとながら友達と親からメッセージが届く。友達が決して多いほうではないけれど、忘れずにお祝いしてくれる友達はずっと大切にしたいなと思う。ちょっと疎遠になりそうだった友達から一番に来たのは、ちょっとびっくりしつつも彼女らしいなと思ったりも。

そういえばこのnoteも23歳の時から始めたので、誕生日記事を書くのも2回目。いつも色々な方の文章に触れたり交流できたり、自分の気持ちを言葉にできるこの場所で新しい一年もたくさん書いていこうと思う。25歳の私もどうぞよろしくお願いします。

子供のころ、有名になったら誕生日が祝日になるのかなあと思っていた。(実際問題皇族にでもならないと無理そうだけれど) そんな中、ほとんどスケジュール機能を使わない彼氏のスマホでは、私の誕生日が祝日表記になっているらしい。空白に近い中での唯一に近い予定だからだろうか。何はともあれ、子供のころの夢が叶ったようでうれしい。