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ハチミツとクローバー

私の家に遊びに来てくれる2匹の猫がいます。
ハチワレのメスと黒のオス。
2匹となんでこんなに仲良くなれたのか、キッカケは忘れてしまいましたが、黒の方とは去年の夏から顔見知りで、ハチワレとは年明けてからだったかな。
ハチワレはちょっとビビりなメスなので、時間がかかりましたが焦らず仲良くなっていきました。
今では頭突きもいっぱいされて、信頼されているなと感じ初めていました。
黒はめちゃくちゃ甘えん坊で、ハチワレがいるとちょっと嫌そうです。(私を独占したいかな?)
ハチワレは黒が好きだけど、黒はそんなに好きじゃないみたい。
その辺少し性差もあったりするのかもしれませんね。

ご飯を食べて満足しているハチワレ

さて、ずっと悩んでいたことがありました。
それは2匹の不妊手術でした。早くしたいなーと思っていました。
でもタイミングがなかなか捉えられず、またお金のこともあったり、私が車を所有していなかったり…
個人的にボランティアで野良猫を不妊手術させることになかなか踏み込めずにいました。
しかし春になり、ハチワレのお腹がどんどん膨らんできたことに気が付きました。
これはまず、とりあえず産ませてその後不妊手術を行うしかないなと。そして黒から去勢させようと思いました。
幸い、同じ市内に野良猫に特化した病院があり、値段も安く捕獲や送迎なども手伝ってくれることを知りました。(ちなみに手術自体はオス¥5000、メス¥8000ほど。破格!!その他諸経費あり)
早速メールで相談したら、すぐに先生から連絡があり、4月16日に決行が決まりました。

くつろぐ黒

私は黒を捕まえておいて、迎えに来た先生に引き渡しました。
同意書などを記入している間にハチワレの話もしました。
先生はついでにハチワレも捕獲して手術しましょうか?と言いました。
私は赤ちゃんが産まれてからがいいです。赤ちゃんの飼い主を頑張って探します、と言いました。
ですが先生は優しく、でも現実を教えてくれながら私に言いました。

・春の野良猫ラッシュで飼い主を探すことは困難なこと
・野良猫の子猫は衛生的な面で不人気なこと
・感情論だけでは野良猫と向き合っていくのは大変なこと

先生の病院では、猫の堕胎手術を行った後、きちんとペット霊園で子猫たちを供養してくれるそうです。
私は先生にお任せしました。朝の、よく働いていない脳で、一生懸命に考えました。

お昼に電話がなり、ハチワレのお腹には4匹の赤ちゃんがいたことや臨月だったこと、堕胎手術をしたこと、とにかく2匹の手術が無事に終わったことを教えてくれました。

ポカポカ陽気に誘われた2匹

電話を切って、涙が出てきました。何が正解なのかわからなくなりました。
やっていることは自己満で、またはただの偽善で、そして猫が大好きで猫を大事にしたいのに、これは大事にできているのかな、と。

彼が側にいたので、話を聞いてもらって泣きました。
彼は私のこの活動に賛同していないので、泣いている私に「バカなんじゃねえの〜」と笑いました。(そういうやつなんです)

彼にバカにされて、私は少し冷静になり、落ち着きました。

とりあえず、私は私にできることをするしかないなあと。一人暮らしで、ペット不可物件に住んでいて、低所得だけど、不幸な猫を増やさないために、できることを頑張ってしていくしかないなあと。

個人ボランティアをされている方々に色々教えてもらって、私が無理なく自分のペースで野良猫ボランティア活動ができるように頑張ります💪

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