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まわりを見よ。

私は数年前からコレステロールを下げるお薬を飲み続けている。病院は嫌いだが、この内科医院なら先生とも受付の方とも話せると確信し、行きつけの病院に確定した。

待合室で呼ばれるまで本を読んで待っていると、
隣りに座ったおばちゃんが、おばあちゃんか?
ま、私から見たら、おばあちゃんが、お会計に呼ばれて席を立った。
持っていたリュックをバサっクルっと背負い持ち、チャリン♪とキーホルダーが鳴った。そして手には重そうなカバンを持って受付へ向かう。
私は読んでいた本から顔を上げて、じっとそのおばあちゃんを見てしまっていた。

なぜなら、俊敏にバサっと持ったリュックが、前に座っていた方の頭をスレスレに当たりそうになってたからである。
そして、危ないぞと思いながら受付に向かうおばあちゃんを目で追うと、今度は杖をついたおじいちゃんが入ってきた。
おじいちゃんが受付のカバン置きの棚に杖を掛けようとしているのを、無言でおばあちゃんがサッとカバンを置き、カバンの中を探って受付の人に話し始めた。おじいちゃんは、しかめっ面でおばあちゃんを見ている。
そして、ここ沖縄の小さな内科医院で、関西弁が響き始めた。
「ほな、またいつこればいいんかいな?」
私は思わず、おぉー!!関西のおばあちゃんなのね…
だからか…と今までの一連のおばあちゃんの行動に納得してしまった。(偏見な私。すいません)
この後の受付とおばあちゃんの会話は何も面白くないし、危なくもないのだけれど、周りの視線が危ないぞ!と目の前で繰り広げる出来事にロックオン。

何とか、杖をついたおじいちゃんも、
関西のおばあちゃんも、受付の方が上手に対応して無事に平穏を取り戻し、待合室に流れる通販番組が健康!健康!!と謳っている。

私は、すぐにこの出来事を書き留めた。
日常は愉快なことばかり。

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