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DIALOGUE+LIVE 2024「LIFE is EASY?」感想

書きたいことは大体後半に書いたのでそちらだけでも。

るーんです。

ひとこと。良いライブでした。


早速振り返り。今回のセトリは、要所要所で「これは絶対にシラケないぞ。」といった自信のようなものをひしひしと感じました。

「この曲は過去にこういった使われ方をして上手く機能したので、今回もできる。他のこの曲にもこの使い方が応用ができるのではないか。」

といったところで、これまでの4年以上のライブで試行錯誤してきたからこその、自信を持った判断の一つ一つが、要所要所で機能して、非常に打率の高いライブになっていたように感じます。


今回は「ここは過去のこの使われ方・これに似た演出だな」と感じた点をわかる範囲で挙げながら振り返っていきます。
(途中でまとめ方を大幅に変えたのでぐちゃぐちゃしてるかも🙇)


・M01→M02→M03 シンシア→イージー→謎キス
 M04 1000ハグ
 M06→M07→M08 にゃんぼりー→来世→スーパーデイ

ブロック1にD+1ツアーを代表するような曲たち(演出もそれぞれそれっぽく)、シンシアの独特な緊張感。ブロック2にはD+2以降の曲たちを並べることで、時間の流れを表現。ここの並び良かった。
M4で「やっぱ一緒が良いよね」と歌っているのも良い。(朗読の時間を示す曲でもある?)

M01→M02とM06→M07がCDの並びになっているちょっとした気持ち良さ。

・M06 にゃんぼりーの最適解

過去の使われ方:
 最終ブロック2曲目(フレファン埼玉)
 ブロック2(前半)ラスト(フレファン群馬)
 
にゃんぼりーの最適解だった。フレファンの二公演で盛り上げ曲としてのポテンシャルは見えたけど、どうしても軽めな曲ではあるので、前半のまだ雰囲気がしっかりしてないタイミングで会場を盛り上げる曲として上手く機能する位置、試行錯誤してたどり着いた結論が今回だと思います。(開演前に「ブロック2の2曲目くらいでサラッとやってくれ~」と知り合いと話したら、その通りで笑いました。)

・M07の来世は、とにかくパフォーマンスに圧倒された。ダイアローグは本当に成長したなと

あとまなつがラスサビ前に仕掛けた。あれは仕掛けても良い位置。最高。


・M08のスーパーデイ、イントロの工夫で一番近いのは花咲くだけど、特殊イントロはもう朝飯前みたいなところあるよね。ただこれは「ライブならではで面白い!」という部分だけでなく、少しでもメンバーに休憩時間になるような工夫でもあると思ってます。これもここ一年の試行錯誤の一つの解。

この曲はZeppツアーの主役で、それ以降単独ではやってなくて。なるほどここに着地させるのね~。後半の大事な部分には置かずに、前半の締めくくりという点で過去の使われ方含めて色々納得しました。(群馬で前半のラストにこれ予想してたの、あながち間違いじゃなかったかも。)

このように、「曲の使い方次第で、過去のライブの説得力が上がることもあるんだな。」と感じたことも、今回のライブの面白かった点の一つです。

・M5 I my me mind の置き位置

ちょっと振り返る順番を変えたんだけど、今回一番の驚きはここだったかも。最後に単独ライブで生バン披露したのは2022の605ワンマン(最終披露は2023 4月のappareの対バン)。一年半披露してない楽曲をこのライブの一つのブロック始めによく持ってこれたな、と。結果的にとてもハマっていたと僕は思うんだけど、やらない間もこの曲を信じ続けて、今回持ってこれた決断の経緯が正直読めないな~という感じです。直接話聞ける機会があると良いな。

M9あやふわのVJがとても良し。個人的にCメロまなつの「暗くても~」のところ、初披露の現在地2021で高音が届いてなかったけど、次のフラフラゴーニーイチでしっかり修正してきた。っていうのを聴くたびに毎回思い出すんですよ。今回もしっかりと綺麗に歌えていて、「そんな時期もあったな」と毎度思うのと同時に、カコイチの大舞台だということも相まって、うるっときたりしてました。

M11のうしみつ、「D+2の中盤にひと山締めくくりっぽい曲を置きたくて」みたいな話を先行試聴会で田淵Pがしてた記憶があるんだけど、それに近い本来のアルバムと同じような使われ方だったのかな。群馬でアンコール最後に置かれて、締めくくれる曲としての役割も確立できている。それもあって、非常にハマっていたように思います。

・M12→M13 かすか→好き好きの繋ぎ

過去の似た演出:
 かすか→夕空(Latitude)
 透明→かすか(フレファン群馬)
 もう君に会えない→夏影テールライト(Ninth Peel next)

落ち着いた曲を二曲並べるのって、流れが止まるし、退屈になりがちなのでは?、っていうのは誰もが考えると思うんだけど、過去に二回やっているので迷わず使ってきたような印象を受ける。Latitudeがブロック3、群馬がブロック2でやっており、上手く生きるのは3、といった感じで置いたのかな。その点、群馬はパシ横前の試行錯誤の途中だったのかな。なんて考えました。
あと、この並びができるようになったのって、メンバーの歌唱力が上がったからで、”聴かせる”並びを恐れなくなっている。というのも感じました。

好き好きのアカペラが本当に上手になってて、感動した、、、。それも含めて、最終ブロック前の聴かせる並びとして、非常に良かったです。

好き好き後のイマジュンのピアノ、あそこまでの長尺をピアノだけで繋いだのは初めてかな?今まで一度も試してないことをこのワンマンでやってくる、シビれたね。最初で最後をここまで温めてた気もする。かすか→好き好きの余韻を綺麗に残しつつ、最終ブロックのセッションに繋ぐための素敵な時間でした。イマジュン最高だったな、、、。

・M14 最終ブロックをやばきゅんでスタート

過去の使われ方:
 ブロック1ラストM04(フレファン埼玉)
 ブロック1ラストM03(フレファン群馬)

過去二回の使われ方で、盛り上げれるポテンシャルを確信したからこそ、最終ブロックのスタートに置けたんだろうね。にしても思い切ったと思う、良い意味でめちゃくちゃ裏切られて最高でした。

この曲の初披露はD+2コンプリートだったと思うんだけど、この曲だけイントロ流れた瞬間の会場の盛り上がり方が異様だった(セトリがアルバム順って分かってるはずなのに)のを鮮明に覚えてる。その時からのポテンシャルを信じ続けた結果なのかな。

あとこの曲が始まる前のバンドセッションの堀崎さん。フラフラ
ゴーニーイチとロクニーゴでやってたやつ。当時配信で観てて「ライブの魅せ方ってこんなにも多様なんだ、、、!」と感動した記憶があるので、それを再確認できて良かった。

・M15→M16→M17 インビテ→デネスピ→はじかく

ここは言わずもがな盛り上がる曲の中で、今回のライブの本編最終ブロックでやるべき曲を丁寧に選んできた、といった印象。

デネスピ、二年かけて大成したなお前、、、令和で一番良い曲だよ、というより一番良い曲になったよ、、、。イントロの工夫も素晴らしかった。

・M18 まなつMCからのおもしり

過去の似た演出:
 まなつMC→夕空航路(puzzle)
 ねねMC→フレンドファンファーレ(フレファン埼玉)

ライブ本編に真面目なMCを入れても全然シラケないし、むしろ流れにうまく組み込みさえすれば曲に向けた雰囲気を作り上げられる。といった自信。

メンバーの言葉には本当に力があって良い。間違いなく今までで一番のおもいでしりとりだった。出会ってくれてありがとう。

デネスピもはじかくもおもしりも、時間をかけて丁寧に育ててきた曲で、それを最終ブロックに丁寧に置くのはやっぱり説得力が違うなと感じました。

EN1 イージーハード、これめちゃ良い曲ね。人生イージー?の頃より確実に成長した彼女たちが歌うからこその説得力や力強さがある。

「がんばってー!」ダイアローグのおかげで頑張れます。

・EN2 ユニバース

 過去の使われ方:
  最終ブロックラスト前(Latitude)
  ブロック2(前半)ラスト(フレファン埼玉)
 過去の似た演出:
  EN2 MCからのMUE(puzzle)

過去二回、終盤の盛り上げも締めくくりも上手くハマった。尺も短め。ってことでアンコールMC後、puzzleのMUEみたいな使い方をしても上手くハマるだろう。

こんな感じの思惑か?見事やられた。
  

EN3 大冒険、最後に単体で置いても盛り上がれる曲として現時点での最適な曲はこれ。パフォーマンスも本当に強くなった。大団円。今夜のライブも最高ですわ。



全部振り返ってみるとこんな感じ。「自信を感じる」と言った意図が何となくと伝わったでしょうか、、、?冒頭でも言ったように、非常に打率の高いライブだったと思います。


”楽曲が育つ”と表現されることは多々あると思うのですが、今回はこの表現の真髄を確認できたように思います。ライブで披露された曲が、CDで聴いたときと違った印象を受けることがある。それは文脈が違うから。それらのストーリーが積み重なって、楽曲が育つ。

田淵Pは、「フレンドファンファーレは、”何気ないワンマンライブ”。セットリストにも遊び甲斐がむちゃくちゃあって今回も発明の連続です。」(2023/10/27のツイート)とおっしゃっていましたが、楽曲を育てるためには、この過程が非常に重要なのだということを痛感しました。これはフレファンに限った話ではなく、「色んなことを試すことができる舞台の重要性」といった点で言えば、他のワンマン、またフェスのワンステージと捉えても同じことだと思います。


また、メンバーのパフォーマンス能力が上がったこと、そしてメンバー自身が曲の表現方法や雰囲気作りを考えるようになったという話をD+2コンプリートあたりからよく聞くようになった。この二点も楽曲を育てる上で重要なポイントだと思いました。特に後者。楽曲の面からは話が少しそれるかもしれないけど、こうして振り返ってみると、フレファン2公演を通してユニットとしての強さが、また一段と上がったように思うんです。


ダイアローグはたくさんライブをして、多くの場数を踏んできた。それは、使い方の工夫で楽曲を育てるだけでなく、メンバーのパフォーマンスの向上、メンバーに考える時間を与えるといった点でも大切な過程だった。

その過程を4年以上続けたすべての集大成が、今回の公演だったように思います。現時点で一番ブラッシュアップされた状態のダイアローグを見ることができたと思います。

要所要所で感じた「自信」という観点から発想を膨らませてみて、色々考えたことを書いてみました。


ひとことでまとめるならば、楽曲の進化、メンバーの進化、ユニットの進化が感じられる、本当に良いライブでした。

そしてなにより、史上最大キャパワンマンということでチェックポイントとなる大きなライブを、特別MCを増やしたりするわけではなく、今まで通りの全力パフォーマンスで勝負したダイアローグに盛大な拍手を送りたいです。本当にかっこよかった。ありがとう。声優音楽シーンに対してこのライブスタイルで戦うダイアローグの可能性をこれからも信じ続けるし、ダイアローグと共にもっと色んな景色を見たい。彼女たちの”かくめい”を見届けたい。

DIALOGUE+に出会えて良かった。出会ってくれてありがとう。



おまけ

愛知→横浜、間に合って良かったです。。。。。。。。


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