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全日本実業団〜ハードルを越え続ける〜

先日、全日本実業団で3000m障害に出場して来ました。
結果からいうと3位。タイムは8分36秒03。

自己ベストは更新できましたが決して満足できるタイム、内容ではなかったです。

反省から見える新たな課題

今回の試合後の反省点において、気がつき、自らの成長を感じることができました。
今までの反省での改善点といえば、レースの内容、アップでの立ち振る舞い、レース当日についての反省点が多かったです。
今回の反省を通して、今、僕の大切にしていることが「準備力」というものだということを感じることができました。

その準備力に関して、今回僕ができたパフォーマンスは20点ほど。
トレーニング、体調管理、調整力、全てにおいて完璧だったとはいえませんでした。

トレーニングにおいては、障害という専門性の高い種目に新規で挑戦するにもかかわらず、その能力を高めていく技術練習をする万全な体の状態を夏の期間作ることができなかったこと。
秋シーズンが迫ってくると、そろそろハードル飛ばなきゃ!とケアに時間をかけて肝心の休息する時間を確保できず、夏の疲れがどっと出てしまう始末。

逆算して考えていたことが、全て上手くいった場合のみに当てはまる準備になってしまったことだと思っていて、自分の中でリスクマネジメントが不十分であったと振り返っています。

今回は現状のあるべき自分から、目の当たりにした出来事、変化に意味を持ち、対処して行く能力「対応力」は、起きてしまったことに対して冷静に最小限の被害で、現状から試合に課題を持つことでメンタルを整えて挑戦ができた点において、とてもよかったと言えると思っています。

次に僕が高めていかなければいけない箇所として、準備力というものがこの全日本実業団を通して発見することのできた今の課題であるといえます。

ここを高めていくことで、今回コンディションに費やした「対応力」をもっと違う使い方で発揮できたと振り返るからです。

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次に向けて

東京オリンピックが迫ってくる中、ちょうど今日からドーハで世界陸上が始まります。自分自身の理解を深めるのは周りをみて吸収することも大事。間近で触れられないことは残念ですが、テレビの前からでも、吸収できることを探せるいいチャンスです。

試合も含め、機会に触れることを通して、正解不正解かかわらず選択をする。すぐに次に向かう姿勢を持つことを崩さず、課題というハードルを越え続けていきたいです。

秋シーズンもまだまだ始まったばかり、今回思いっきり自分の能力をぶつけたからこそ得ることができた課題に取り組み、また強くなった姿を見せることができるように10月の次戦に挑んでいきたいと思っています。

P.S.
9月より僕の新たなストレングスコーチとしてマロンアジィズ航太氏を迎えトレーニングをしはじめました。
マロンさんは現役時代から僕のことを知ってくれているので近い位置から色々な変化を感じてもらい、改善していける気がして、とても楽しみです!

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