自己否定はいけないこと?

スポーツ精神科医、岡本浩之です。

私は子供の頃から自己否定や悲観的な思考の塊でした。
何か良いことが起きても、「たまたま。次は最悪なことが起きてトータルではマイナスになる。」「そうなったら皆んなにバカにされるだろうな。

「自分は人前ではまともに顔を上げることも話すこともできない、運動もダメだし忘れ物も多いしケンカも弱いし、、、」

などと、ネタではなく本当にこのように考えていました。

このような考え方は自分を追い詰めて、精神的に調子を崩しやすいです。危険だから改めましょう!!

…と言われて、すぐに考え方を変えられる人間はあまりいないではないでしょうか?

簡単に変えられるくらいなら、きっと最初からこのような考え方は染み付かないですよね。

この考え方が定着するまでには、その人なりの歴史、意味があります。

一つの出来事だけが原因ではないですが、例えば私の場合、否定的な言葉を受ける機会が多く、またそれが事実だと実感せざるを得ない出来事も多く経験したことも要因の一つでしょうか。

細かく挙げればたくさん出てきますが、今回はこれだけにしておきます。

ただ、この考え方が全て悪かというと、そうとも断定はできません。

自分は何をやってもダメな人間だから、人の何倍も追い込まないと人並みにはなれない、それで潰れるようならそれまでの人間だ、と思えたからこそ無理をして上を目指すことが出来たという面もあります。
結局は潰れましたが、途中経過では大きな結果を出した時期もありました。

なので、私の場合、自分が自己否定やマイナス思考に至った過程を振り返り、「この状況だとそう考えるしかなかったんだよね。ここまで追い込んで頑張るなんてすごいよな。」と思うことから始めました。

もちろん、すぐにはそんなこと思えません。

自分が何を頑張ったのか、細かく書き出して声に出して読むことを繰り返して、段々とその考え方を意識できるようになりました。

その上で、「でも、こうやって頑張りすぎて潰れたのだから、少し違う考え方をしてもいいんじゃないかな?本当に自分はダメなだけなのかな?」と語りかけました。

そして、自己否定やマイナス思考ではない、「自分に甘い」とさえ感じるような考えを書いてみて、それを自分に繰り返し読み聞かせました。

1人で考えて書いて声に出して読んで語りかけて…
周りからすると不気味な姿ですが、、

これを継続してきました。

今でも悪いことやツライことがあれば、自己否定的な考えは浮かびます。
これは自然に浮かんでくる考えなので、無理に否定をする必要はないと思います。

その考えが浮かばないようにしなきゃ、と意識したら余計にそればかり浮かびやすいですよね。

この自己否定的で悲観的な考えはその通り、でもそれだけじゃなく、他の考え方もあるよね。

そう意識するだけでだいぶ自分を楽にしているな、と私は感じます。

もちろん、徹底的に自分を追い詰める気持ちは今後も消えないでしょうが…



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岡本 浩之

私の病歴

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コメント1件

自己否定が出来るからこそ、次のステップで、じゃあどうしたらよいか?を考える事が出来て、成長が出来るんだと思います。
何か悪いことが合った時に「偶然偶然!気にせず次にいこう!」だと自己改善を出来ないので、そういう人と比べたら、遥かに成長への兆しがあると思います!
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