いい歳してもムキになって走る意味

スポーツ精神科医、岡本浩之です。

11月25日には、私のランニング仲間が全国各地でマラソン大会に参加なさっていました。

Twitter、facebook、blogを拝見して、どんな展開だったのかな?と想像しておりました。

私のランニング仲間の多くは私と同世代あるいは歳上で、陸上選手として活躍したことはなく、大人になって走り出しています。
最初は軽い気持ちで走り出し、いつしか記録を狙うようになり、本人はそのつもりでなくても、走らない方からみたらあり得ないストイックさで練習を重ねています。
そんな姿を周りからは、

「いい歳して、一流選手でもないのに、何をムキになってるの?仕事でもないのに…」と冷ややかな目で見られることが多いです。

私ももちろんそう言われる1人です(笑)

個人的には、フルマラソンやウルトラマラソンならまだまだ記録を更新出来ると思っていますが、当然人間の体は年々衰えていきます。

経験やトレーニングの工夫、装備などではカバーできなくなり、やがてタイムは落ちていきます。

その時、走ること=記録を更新すること、だけだとやる気を失い、走りたくない、つまらない、となりますよね。
私は学生時代、思うように走れない、緊張をコントロールできない、自分より遅い人にあっさり負けることで走ることが恐怖になり、何度も逃げるようにやめました。

走って記録を更新する、順位を競うのはもちろん、走ることの楽しさの一つです。
だからこそ、私は今もタイムを狙い練習から追い込んだり、順位を狙える大会では順位を意識します。

しかし、走ることの楽しさは果たしてそれだけでしょうか?

ゆっくり自分の体と対話しながら走ると、心身が軽くなります。
その後の水分補給、食事はいつも以上においしくなります。

テレビで速い選手の走りを観て、それを意識してジョギングすると自分も一流選手になれたような気持ちを味わえます。

私は歴史が好きなので、史跡を事前に調べて、そこを経由するように走るのはワクワクします。

いつもと違う道を通ると、「こんなところにこんなお店が?」「ここに暗渠が?」などと新しい発見が出来ます。

ジョギングする方、散歩する方とすれ違うと、知らない方でも挨拶出来たりします。

気をつけていただきたいのが、タイムが出なくなったから違うことに逃げよう、というのではありません。

タイムや順位を狙うことも大切。
でも、それと等しく大切なものが走ることにはいくつも見つけられるはず。

ということです。タイムが出せないから…と考えると…結局は走ることで楽しめなくなります。

周りから理解されない楽しみ方でなくてもいいと思います。
他人に大きな迷惑をかけるやり方でなければ。

私がランニングをしているので走ること限定で話しましたが、ほかのスポーツをやっている方にも当てはまることは大いにあるかと思います。

皆さんだけの楽しみ方、いくつありますか?




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有難うございます。またお時間のある時にいらしてください!
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岡本 浩之

ランニング

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