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ランナー向けSNSアプリの成長モデル|Runtrip App Team 2021

ラントリップの冨田です。

Runtripのスマートフォンアプリは、2019年の「ジャーナル機能(ランナー向けSNS機能)」のローンチを境に、"オンラインコミュニティアプリ"としての色味を強くしてきました。

昨年はコロナ禍で思うようにこのアプリ体験をアップデートしてこれなかったのですが、2021年仕切り直して、誰よりもランナーを理解している我々がランナーに向けた体験をアップデートしていきたいと心に誓っています。

ジャーナルローンチからのファーストステップ

実際に、ジャーナルをリリースしてから特に注力してきたのが「オンボーディング改善」でした。これは、アプリのリテンションが何よりも重要であり、そのリテンションというKPIにまず最も大きな影響を与えるのが「最初のユーザー体験(FUX|First User Experience)だと考えているからです。

その軌跡は、可能な範囲内でこちらのnoteにまとめています。

これから書いていきたい、発信していきたいのは、ラントリップアプリの、そしてそのアプリ体験を司るRuntrip App Teamの道しるべです。

誰に向けたnoteなのか

これから、ラントリップアプリの成長の道しるべ、軌跡を、可能な範囲内でこちらで発信し続けていきたいと思っています。初回なので、ハードルを上げすぎずにライトに書きます。

また、このnoteが対象にする読者は、

・社内のチームメンバー
・まだ見ぬ将来のチームメンバー(積極採用中!
・プロダクト開発に同じように取り組んでいる人たち

です。

可能な限り、全ての情報は公開する前提で、2021年走り続ける「今」を吐息が伝わるレベルで実況できればと思います。

ランナー向けSNSアプリの成長モデル

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個人的な話ですが、昨年はD2C事業の立ち上げ、動画メディアの立ち上げに注力して、2019にどっぷり浸かった「プロダクト沼」から綺麗さっぱり足を洗ってしまいました。

2021年、あらためてチームから作っていくにあたり、まず実施したのが自分のリハビリも兼ねての「成長のモデル化」です。

「成長のモデル化」には、次のようなメリットがあると思っています。

・プロダクトのグロースのセンターピン(成長ドライバー)を可視化できる
・その成長ドライバーに対して優先順位が低いものがクリアになる
・チームの共通認識・言語、コミュニケーションプロトコルを作る

どれも大切なのですが、長い目で見ると3つ目が特に大事なように思います。同じ目的、目標を見据え、同じ数字を追い、同じように現状を把握・理解し、共通のプロトコルで完全リモートチームでも「良質なコミュニケーション」をとり続けること。

ユーザーさんに真に優れたUXを提供するためには、先ず何より内部のチーム体験が優れていないといけない。これがものづくりにおける本質だと思います。

ちなみに「成長のモデル化」において参考にしたのはYAMAPさんです。
また、いつも良質な情報をくれる外部のパートナーには大変感謝しています。

YAMAPさんのアプリは、ランニング→登山に置き換えた形で先行している先輩なので、今後も背中を追いかけながら大いに参考にさせて頂こうと思っています。

成長のコアエンジンはどこなのか?

では、このラントリップアプリの「成長のモデル化」において、当然重要なのが「成長ドライバー」はどこかという点です。

Growth Model of Runtrip Appのコピー

Runtrip Appの成長モデルを拡大すると、ランナー向けSNSにおいては「Journal Post(投稿)」に対する「Reaction」のループが絶対に外せない成長ドライバーです。

故に、そのためにできること、すべきことが必然的に洗い出されてきます。

・投稿のハードルを下げる
・投稿のクオリティを上げる
・初回の投稿率を上げる
・リアクションの数を上げる
・リアクションの質を上げる
... etc

こうやって成長ドライバーに対して、できることをブレークダウンして洗い出し、優先順位をつける。

さらに大切なのは
ハード(機能)で解決するのか」
「ソフトで解決するのか」
という分岐です。

SNS、コミュニティアプリという特性上、ラントリップアプリ体験の質はハード面(機能)とソフト面(情緒)に因数分解できるんですね。

裏を返すと、開発リソースは限られているので、解決したいジョブや、課題に対する仮説のソリューションとして、ハードで解決すべきか、ソフトで解決すべきか、選択肢があるということです。

上記モデルにも記載してありますが、黄色い囲いの「Core Community」をいかに育んでいくかは、コミュニティーマネージャとしてアサインしている当社のあっきーが本当によくやってくれています。むしろ、彼がいるからハードとソフトをバランス良く改善できる。コアコミュニティを育むことは、当社の事業モデル全体を俯瞰した上でも重要なパートになっています。

チームメンバーの強みの相乗効果で、これから2021年のラントリップアプリ体験の飛躍を、ここに誓いたいと思います。