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ジェネリックは危険?

子供の頃から健康が取り柄でした。小学生の時は虫歯さえなければ健康優良児と言われていましたし、学生の頃から昨年骨折をするまでは、年に数える位しかお医者さまにかかっていません。頭痛持ちですが、頭痛薬を飲むと吐いてしまうので頭痛でお医者さまにかかったことはほぼないです。長年、年末に風邪をひくくらいで済んできたのは丈夫に生んでくれた親のお蔭&祖母がのびのびと育ててくれたお蔭だと思います。(いい意味で、田舎の衛生的とは言えない環境で育ちましたので菌等には強いと思います。赤ちゃんの時から物心つく頃まで、外を走り回っていた猫と寝ていましたので😅)

両親は早い時期から高血圧で降圧剤を飲んでいましたが私は数年前まで血圧の心配をしたことがありませんでした。子供達が小さい頃は上が60で下が40の時もあり、健診のお医者さまに「こんなに低くてよく普通に生活出来ているね」と驚かれたこともありました。
だいたい上が80から100、下が50~60位だったのが、数年前から健康診断で測る血圧が少しずつ高めになってきました。
それでも標準内だったのが、はじめて受けた人間ドックでついにひっかかってしまったのです。

それまでは区や保険組合の健康診断しか受けたことがなかったので、憧れだった人間ドックを受けたのが運のつきでした。血圧と悪玉コレステロールが高めという結果が出てしまい、何度も再検査の連絡が来て仕方がなく近所の、コロナの予防接種を受けたクリニックに相談してみました。そこは血圧は130を越えたら十分高く薬を飲むのは常識だという考えの先生。いきなり薬を処方させそうになり焦りました。猶予期間として3月間家で血圧を計り、その結果によりどうするか決めることになったのです。

家で測った血圧はだいたい上が120前後、ごくたまに140くらいの時がありましたが、下が70代で自分的にはクリアしたと思っていました。3ヶ月後に先生の前で測った血圧が何とまさかの180!  結局薬を飲む羽目になってしまいました(>_<)

「家でもここでも120以下でないと正常とは言えないんですよ!」

はじめて診察を受けた時から、先生はどうしても私に薬を飲ませたいようでした。

「皆さん薬を飲むのを嫌がるが、その考え方がおかしいんですよ!
私は薬を飲まないせいで、救急車で運ばれた人を何人も見てきたんです!
コロッといければいいですよ! 何年も何十年も寝たきりになったどうするんですか!」


確かにそれは困ります。仕方ないので飲み始めたのが昨年の2月でした。それから毎月受診し1ヶ月分毎に薬を処方してもらい、3ヶ月ごとに血液検査をし同じ薬を飲み続けていたところ、昨年暮れに健康保険組合からジェネリック医薬品に切替のオススメの手紙が届きました。ジェネリックにすると、自己負担額で2011円かかっていた薬代が583円になるそうです。早速この手紙を先生に見せて
「これは薬局でジェネリックに変更してくださいと言えばよろしいのですか?」

と聞いてみました。そこではじめてわかったのは、その先生が書く処方箋にはジェネリックに変更可能という欄に❌がついていて、薬局ではどうすることも出来ない処方箋だということです。通りで、以前他のお医者さまにかかっていた時には何度か薬局で「ジェネリックに変更しませんか?」と声をかけられたことがありましたが、こちらの処方箋では一度もない筈です。

ジェネリック医薬品とは先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果を持つ医薬品のことです。発売された年度の違いなどから価格が異なります。
医師からの変更制限がなければジェネリック医薬品への変更が可能です。

健康保険組合からの手紙より


先生にジェネリックが駄目な理由を聞いてみると、
「いろいろありますが全部を語っていると長くなりますので、要点だけ言います」

「まず、あなたは誰が医療費を払っているのか本当にわかっていますか?」
「あなたは3割しか払っていない。残りの7割は健康保険組合なり国が負担している訳ですよ」
「ましてあなたは扶養家族ですよね? 自分で払っている訳ではないんですよ」

「???」
(あえて書きませんがこの時点で怒りマックス)

「ジェネリックは治験をしていない薬です。私は医者として治験もしていない安全かどうかわからない薬を患者さんに勧めることは出来ないんですよ」

「では、何故健康保険組合や薬局ではジェネリックをすすめてくるのですか?」

「ジェネリックの方が儲かるからじゃないんですか?助成金とか何とか、ジェネリックにした方が儲かるからに決まっているじゃないですか! 知らんけど」

ここまで激しく持論を語った後で

「それでもどうしてもジェネリックの方がよければ、そのような処方箋にしますがどうします?」


「今まで通りの処方箋で結構です。だいだい私は飲みたくもない薬を飲んでいるので、正直どちらでもいいんです」

私の答えに先生は満足げに微笑んでおられました。



薬局の方に、ジェネリックの方が収入が増えるのかどうかを聞いてみたら、呆れ顔で

「とんでもないです!   金額によってなのでそんなことはありません」


インターネットで調べて見ると、確かにジェネリック医薬品に対して不信感を抱いているお医者さまや医療従事者の方は多いようです。
ただ、国としては医療費を減らす為にジェネリックを推進しているようで、薬局にも要請しているみたいですね。
ジェネリックの浸透率はアメリカ92%、ドイツ81%、イギリス77%だそうですが、日本ではまだ62%と低いのだそうです。政府は、今後のジェネリック医薬品の使用を加速させることを新目標とし「後発医薬品の数量シェアを2023年度末までにすべての都道府県で80%以上とする」という数値目標を掲げて取り組んでいるそうです。

お医者さまは不信感を抱いているが、国は年々増加している医療費を下げたいということで、意見が違うことはわかりました。

先生が、もし普通にジェネリックに疑念を抱いていることを話してくだされればよかったのですが、私が引っ掛かったのは、扶養家族のクセに、医療費を3割しか払っていないクセに文句を言うな、と言いたげな態度に、です。
私は扶養家族かもしれませんが、家長である夫が長年にわたって高い保険料を払ってきています。
だいたい血圧を測る機械も、先生が腕にカフを巻いて針が動く昔式のものです。先生にしか数字を読み取ることが出来ない機械は逆に信用できません。家で測っているのは腕を入れるだけの上腕式(アームイン式)のですが、毎回家では120前後なのに、先生が測ると160まで上がることが不思議でした。

先月、先生が測った血圧が初めて上が110で、下が70だったことを喜んでいたら
「薬で下がっているに過ぎない。自分の努力で下がっていると思ったら大間違いですよ」
と言われましたが、実は、友人から血圧の薬は飲まないほうがいいと言われて、3、4日飲んでいなかった結果でした。

この先、ジェネリックであろうが先発医療品であろうが、私は納得して薬を飲みたいと思います。出来る事なら飲みたくないので、引き続き食事の改善と運動等の努力は絶対します。
それでも薬が必要になったら、納得出来る説明をしてくださるお医者さまに診てもらいたいと思いました。
先ずは信頼できるお医者様に出会うことが、今年の目標になりました。


新年早々、怒り?からの決意表明のようになってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>






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