おっぱいさん

0歳の娘に授乳をしていると、自分が「おっぱいさん」だと思うことが何度もある。

生後100日ほど、乳頭混乱を起こしおっぱいをひたすら拒否していた我が子(詳しくはこちら:「おっぱい100日戦争」ぼっ発! 出産直後、母には新たな戦いが待っていた)も、今ではすっかりおっぱい星人と化して、常におっぱいを求めてくる。

(ちなみにトップの写真はまだおっぱいが飲めなかったうぶな頃。)

日中は保育園で離乳食のみ、ミルクも飲んでいないのだから、栄養的には飲まなくても問題なさそうだけれど、私(つまりおっぱい)がいれば、寄ってきて吸いつく。

シャツなら胸ぐらを掴むようにして、ワンピースなら首元をひっぱるようにして、「パイ出せ〜」と言わんばかりに、全身で迫ってくる。パイを差し出せば、抱っこなんてしなくても、自ら立ったままあるいは座って縦向きで乳を飲み始める。セルフおっぱい。

最近はなぜか、飲んでいるおっぱいの逆の乳首をチロチロとつまんでくる。飲まなくても触るだけでも安心するようで、お風呂に入ったときや寝ているとき、おっぱいを飲み終えてからも、なぜか乳首だけをしばらく触っている。爪が鋭いのでちょっと痛い。

夜寝る時はおっぱいなしでは眠れない。添い乳スタイルで、我が子はパイを吸いながら、私はパイを差し出したまま、一緒に眠る。我が子と7時くらいには寝てしまうので、私はひとり夜中の3時くらいには起きる。それでも「う、うぇ」と我が子の泣き声が聞こえれば、おっぱいさんである私は寝室へ行き我が子にパイを差し出す。最近は夫も出張でいないので、パジャマのボタンも閉めず、家ではつねにぽろり状態だ。

お酒が飲みたくて、夜寝る前にミルクをあげてみたが、一切飲まなくなっていた。おっぱい拒否をしていた我が子が、ミルク拒否をするなんて! 求めているのは栄養としてではなく、安眠グッズとしてのパイ! 精神安定剤、つまりチョコレートのようなものか!?

こんなにも我が子がおっぱいに執着するのは、拒否していた頃の反動だろうか。いや、拒否されていた頃の反動で、私がおっぱいを差し出しすぎたのかもしれない。

だって、おっぱいを飲む我が子の姿はかわいくて、授乳中はしあわせホルモン「オキシトシン」が出るからなのか、こちらも癒やされるのだ。まだ赤ちゃんだから、パイを求める姿も微笑ましい。

我が子は現在10ヶ月で、すでに卒乳したという同級生もいる。こんなにおっぱいにすがりついているのに、ある日ぱたっと求めなく日が来るのだろうか。それとも、おっぱいに油性ペンでアンパンマンとか書いて、断ち切らせるのだろうか。

そもそも卒乳・断乳したら、どうやって寝かしつけたらいいの? 泣き出した我が子をどうやってなだめたらいいの? 未知で不安である。まあ、なんとかなるのだろうけれど。

なにより、授乳をやめると、ハリのあるおっぱいは一瞬でしぼみ、どんなに貧乳であってもナンのごとく垂れると聞く。おそろしや。今は小さな夢を見させてもらっているだけだと、覚悟しておこう。

我が子の「おっぱいさん」でいられる期間もきっと、あと数ヶ月。おっぱいさんとして、その役割を全うしようじゃないか!






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徳 瑠里香

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