国立科学博物館の特別展「人体」を見てきた

去年の夏、国立科学博物館の特別展「深海」がネットで話題になった。
興味本位で観に行ってみたら、とても面白かった。「今までに見たことをないものをみるのは、とてもエキサイティングなこと」
というのを大人になって忘れていた。
巨大なダイオウイカを目の前にして、そのドキドキを思い出したのだ。

今回の特別展「人体」もネットでちらほら話題になっていたので、うきうきしながら足を運んだ。
入館前の待ち行列は「深海」のときほどではない。

展示は、昔の人体模型や、循環器系、消化器系、神経系、などに分かれていて、それらのゾーンの間を、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿が見れるようになっていた。

ダ・ヴィンチのコーナーだけでも見にいく価値はあるなぁと私は思ったのだけど、
展覧会のなかなかの混雑ぶりでみんな疲れるのか、
2個目以降のダ・ヴィンチコーナーは割と素通りだった。ダ・ヴィンチだけで展示を組んだらきっとみんな食い入るようにみつめるだろうに、不思議なものだ。

この展覧会のたぶん一番の目玉は、脳、心臓、腸など実際の人体の臓器が見れるところである。

これらも観覧ルートのところどころで見れるのだが、もちろん見たくない人への配慮があって
見たい人だけ順路が分岐していて、みることができる。

私は「せっかくなのでみてみよっかな」
くらいの軽い気持ちでみてみたのだが、
展示内で体内のパーツを模型やCGでカラフルに色づけされたのをみたの後なので
(思ったより地味だなー)
といった印象。
保存してる影響か色味はあまりなく、もちろん血まみれなわけでもないので特にこわくなくもなく、
「あ、やっぱりこんなかんじなんだね」
と確認した感じだった。

動物との身体のパーツの大きさの比較が
私の中で1番おもしろかった。
「ネズミとゾウの心臓はさすがに大きさちがうな!」
「亀の心臓はひらべったい!」
それぞれの身体、それぞれの特徴に合わせた臓器。すべては美しい。

数日前の記憶で、不確かな記憶で間違いもあるかもだけど、こんな感じの展示でした。

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