カントとフィヒテ

所説あると思いますが、私が納得したことです。

私は、フィヒテが2元論として解析をしたカントは1元論と考えています。カントは目で見える模様形のある現象の裏側には物自体がある。この物自体は人間の脳では理解しえない境地。だから、そこについては考えないこと。そのカントの物自体と現象の2つがあるとし、全ては実体しかない絶対自我の1つにしたのがフィヒテである。このフィヒテは神が絶対の時代で、すべてが1つであるなら、人間と神が=(イコール)になってしまい、大学の教授職をはく奪され、大変な人生を送ることになってしまった。今の時代では考えられないくらい神が人間よりも圧倒的な存在であった。

カントは物自体から人間の認識形式が働き現象世界が生まれるとした。認識形式がなければ、物自体しかない。人間はすべてを知りたい心があるので、物自体と現象をつなげようとする。その汎神論をしたのがフィヒテであった。

私はフィヒテが無神論論争を起こしたことはすごい勇気だと思いました。この時代で無神論を言ったことで時代の変化を生み出したと思います。

ドイツ観念論は知れば知るほど面白いです。


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