見出し画像

アレン様との能面作り

高校2年生のマキさん。
ひょんなことから、アレン様と能面を作ることに。



出会い



あたしは、マキ。高校二年生。最近、進路について考えてるけど、やりたいこととか、ないよ。

「ねぇ、ァンタ、手伝って🌰る?」

急にマダムに話しかけられた。かなりの、セクシーリップ👄✨
手には、大量のジャガイモ🥔を持っている。

「ちょっ㌧、買いすぎちゃってね笑、すぐそこまで、一緒に運んで欲しいんだ㌔💦」

あたしは特に用事もなかったのでOKした。

「ぁ、全然いいょ。」

マダムの家🏠


マダムの家は意外にも小さい日本家屋だった。庭がとても綺麗で、草木は丁寧に手入れされていた。

なかでも、おおきなザクロの木が目に止まった。

「ザクロ、とっても綺麗ですね」

「マキちゃん、ザクロ好きなの⁉️
そうだ❣️ちょっ㌧、寄ってってょ✨お茶しましょ」

マダムがニッコリと微笑んで、あたしは少しドキッ🏩💓として、ジャガイモを何個か落としてしまったが、バレてなかった。

振り返ると、マダムの家につくまでに結構落としていたようで、ジャガイモが道路にコロコロと転がっていた。


ミチョって美味しいッ


「粗茶ですが💕どうぞ」

マダムがついだ飲み物は、赤くて、なんだかシュワシュワしている🩸

「あの、これは❓」

「ミチョ❣️だーいすきなんだょねー💖」

ミチョは、お茶ではない。

「そうなんですね。」

マダムがついだミチョの炭酸割りは、酸っぱくてマンコがキュっ✨となったけれど、ザクロの爽やかな香りとほのかな甘みが感じられた。ミチョは、かなりハマる。


マダムの正体


「私は、アレン。この町で能面作家をやってるの。」

「能面…?」

「そう。能面というのはね、」

アレン様が、見せてくれた。

能面

「コリ✨日本の伝統的な劇で使う、お面よぇ。」

アレン様は大切そうに能面を見つめた👀🌱

「こりって、何でできているんですか?」

「ああ、これは、木を削って作るの✊かなり、修行が必要なンだ❣️」

能面について語るアレン様は、すごくワクワクしているように見えた。

「アレン様は、本当に能面が好きなんですね」

「ィエース💕✨時々、めんどくさくなる時もRンだ㌔ね笑」

アレン様も、めんどくさくなったりするんだ。

「私も、アレン様みたいに好きなこと、見つけたいな💬」

「あら、🛷なら、マキちゃんも能面作りなょ。ヮ🚕、教えるキャロル❣️(笑)」

こうして、あたしはアレン様に能面の作り方を教えてもらうこととなった。


マキの能面


「…やっ㌧、できた❣️マキちゃんは、かなり筋がいいよ」

アレン様が、あたしの作った能面を見て言った。

そんなことない。あたしなんて、まだまだ💧
表情が全然なってない。

「ありがとうございます」

「…ァンタ、なんで泣いてンの」

あたしも、わからないけど、なぜか涙が溢れて止まらなかった。

「す、すみません…なんで、だろ…💧」

「謝らなくて、いいよ。全然、いいょ。」


あたしは、アレン様との能面づくりが、すごく楽しかった。だから、なんで涙がでたのか、分からない。でも、涙がでるくらい、楽しかったのかな。
よくわかんないけど、これからも頑張って生きていこう。そう思えたんだ。

(マキ作 能面)

おしまい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?