私は高校生の時、つらい思いをカウンセラーや先生、親に話したら、みんな口を揃えてこう言った。

「思春期だから」
「みんな落ち込みやすい季節だから」
「みんなも受験期であなたと同じだから」

まるで私をなにかの枠に当てはめたり、分類したりするような言葉しか発さなかった。

すごくショックだった。
今しているのは私の話であって、その他大勢は関係ない。
私の気持ちに真剣に向き合って、寄り添って欲しいだけなのに。

先生たちは「あなたは1人じゃないよ」という意味で、私を安心させるために言ったのだろうが、“私の”気持ちを無視されているようで辛かった。

なんの根拠もない、無責任な言葉で適当にあしらわれるだけなら相談しなければよかった、とさえ思った。

今は多様性の時代。
もう枠に当てはめたりとかやめよう。

「みんなもそうだから｣とか、他人のことはどうでも良くて、個人の気持ちを大切にして欲しい。