『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』感想文(更新中)

『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』(以下、暁月またはEndwalker。気分で表記はぶれると思う)のメインシナリオクエストをクリアして1ヶ月が経った。わたしの旅は、よいものであった。

どうしても漆黒の時のようなきれいなまとめが書けない。私、そしてあなたこと光の戦士にとっては旅立ちの物語であって、タイトルにあるフィナーレとは星をめぐる物語の完結、そして光の戦士と歩んだそれぞれの登場人物たちの旅路の決着のために用意された言葉だったのだと感じる。だからわたしは一人一人の手を取って、「お疲れさま」「ありがとう」「よかったね」「また会おう」そして「さようなら」と、旅の終わりをねぎらいたい。考察や気づきは他の方にお任せして、個人的な思いを書き残しておきたい。

■全体的な話
わたしはキャラクターに感情移入するタイプではない。どこか離れたところから、自分の遠隔探査用ツールであるキャラクターを通じて世界を見ている。『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FF14)にかかわるエントリではプレイヤーである自分を”わたし”、光の戦士のキャラクターを”私”と呼んでいたのだが、暁月ではそれがごっちゃになってしまった。なぜなら、暁月のストーリーがキャラクターを貫通して、わたし自身に語り掛けてくるものだったから。わたしはわたし自身として、星が、過去が、私と深くかかわる人々が伝えてくる思いに応えなければならなかった。

ストーリー中、どうしたらいいんだろうと思うことがたくさんあった。それぞれの思いがうまく描かれすぎてしまって、「ひとにはひとそれぞれの思いがある」「それは否定してどうなるものではない」とわかってしまったわたしには結論を断じたり、自分の考えを押し通すことができなくなってしまった。だからメインクエスト中、配信中にも何度もわたしは「どうしよう」と言った。本当に迷ってしまった。見ても聞いても、どう感じて考えれば正しいのかわからなかった。圧倒的な力と加護を誇る英雄として、多少のドラマチックな展開の合間にボスをぶん殴れば終わるような単純な話ではなくなってしまった。

今までは主人公はお前だろ、とばかりに何もかも負わされて、ストーリーの都合で自動運転する乗り物にいやおうなく乗せられているように思うことが何度かあった。けれど今回は常に暁の血盟(以下、暁)の仲間が共にいてくれて、背中を押し、決断のきっかけを与え、時には身を挺して活路を開いてくれた。血路だったこともあった。とにかく、仲間が導いてくれた先には必ず道ができた。暁月では、暁に限らず旅にかかわった仲間たち、みんなが光の戦士を信じて敷いてくれた、その尊い道を歩かせてもらったという気持ちが強い。

「どこまでいってもこれはゲームのNPC、物語の装置だよ」とひねた目で見ていたわたしの考え方も変わってしまった。目の前にいるのは縁があって出会った人物なのだ。架空であっても人なのだ。わたしは今この瞬間、光の戦士という主人公として生き生きとした物語の中にいる。漆黒から登場人物の描写が格段によくなって、自然にそう思えるようになってきた。すばらしい体験をさせていただいたことを感謝している。

■暁のみんなについて
ここから下はやる気がチャージされるたびに更新される(ゆっくりになります)

■お恨みダンジョン 星海潜航 アイティオン星晶鏡への思い
aition(aitia)という語は「原因」という意味だけれどルーツをたどると「責められるべき理由」みたいな意味にたどり着くのだったはずだ(参考)。「お前さえいなければ!」ってお恨みされまくるダンジョンで心にとてもずしりと来てしまった。特にさんざんおもちゃにして遊んでいたリットアティンが出てきたときはショックを受けた。リットアティン側から見れば、悪はこちらだ。それをわたしはわかっている。けれどもしょせんゲームのコンテンツだ、1分あれば倒せる笑っちゃうボスだ。そう思っていたことに改めて気づかされた。自分が悪いくせに、ショックを受けている自分にショックを受けた。なんというか、NPCに対して、良心を持ってゲームをすることなんてないタイプのプレイヤーの、心の片隅にある良心を正確にえぐってくるようなIDだった。やられた。
「敵にだって、それぞれの信念と思いがあったのだ」なんてわかった風な格好のいいことがほざけるのは、わたしが勝ったからだ。負けた方の身になってみれば「悔しい」「許せない」「お前が憎い」「悪いのはそっちなのに」となるはずだ。だからこそ、「ならば覚えていろ」とだけ残して退場したハーデスはあっぱれだったと改めて思う。
ヘルメスは最初からこっちの考え方にゴネゴネのゴネなのがわかっているのでまあそうなるよね……って思っていたから驚きはなかった。順当。

■87IDとエルピス編の話ももちろん書く

■再放送コンテンツになりたくなかったゼノスと、その役目

おまけ
イダ(リセ)とパパリモが離脱してしまったのは残念だった。
でもとあるサブクエストでパパリモのお父さまに会えるよ。涙ぐんでしまった。配信外でよかった。きっとわたしの父ぐらいの年齢だ。歳取った子供だから死んでもそんなに悲しくないなんてことあるはずない。知的で穏やかなパパリモパパの心中の悲しみやいかばかりだろうか。

あと大迷宮バハムートをリアルタイムで攻略した古い連中を全力でぶん殴ってくるBGMパワーがすごすぎて何回か粉々になった

関連リンク
光の戦士 ruruneのEndwalker日記
https://note.com/rurune/n/n6343d258e4d7
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレクリア直後お気持ち https://note.com/rurune/n/nab05f9154ee5
ふせったー ヘルメスとメーティオンの話
https://fusetter.com/tw/2yaGhWn7
Twitch配信 暁月のフィナーレまとめ
https://www.twitch.tv/collections/cNXP4LG-wRaIYQ
87IDでめちゃめちゃになる様子
https://www.twitch.tv/videos/1229384401
ラストバトルwithキャリー7(FCメンが情緒破壊見学に来てくれました)
https://www.twitch.tv/videos/1236565231



ありがとうございます サポートへのメッセージには個別にお返事を差し上げています でも Twitchをフォローしていただけるのがサポートとしてはいちばんうれしいです https://www.twitch.tv/rurune お金は大事にとっておいてください