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やっと乃木坂になれた

昨日は乃木坂46 9thyearbirthdaylive最終日でしたね。ラストが3期生で本当に良かった。今回は意外と泣かなかったですが所々涙を流してしまいました。

さて今回のライブ、他の期別ライブでは配信だからかここでこの人持ってくるんだ意外〜!みたいな驚き(発見)が多々ありましたが3期生だけはそういった発見はありませんでした。他の期ではもちろんみんな目立ちますが意外と実際の会場でやるライブの序列と配信ライブの序列が違っているように感じていました。(有観客はファン中心で無観客は運営の意見が濃く反映される?)

ですが3期生だけはそれを全く感じず、どの人選も意外性は無くこれで間違いないだろうと満場一致で納得するような人選でした。それは3期生全員の3期生愛、そして5年目にしてようやく周囲のアピールも済みその地位を確かにしてきた3期生のキャラクターにあると思います。

乃木坂になれた3期生

乃木坂に加入してから4年間、間違いなく彼女たちは後輩で、乃木坂46 3期生で居続けました。4期生が加入したにも関わらず1.2期生、運営は3期生を4期生と共に後輩ポジションに置き続けました。そんな彼女たちも3.4期ライブ、26枚目シングル、そして今回の3期生ライブを経てようやく乃木坂46 3期生から乃木坂46になれた気がしています。
そしてそれは今回の前半パートの方の衣装にあると思っています。

以前指原莉乃さんがプロデュースする=Loveのなんの媒体かは忘れてしまったのですが4枚目シングルの時、12人全員違う衣装の形にして欲しいと依頼した指Pに衣装担当のオサレカンパニー茅野しのぶさんがまだ個が確立してない子、浸透していない子がいるからもう少し全員同じ衣装がいいと進言した話を見ました。指Pは全員違う衣装にし見事成功したわけですが乃木坂ほど人数のいるグループで個を出して浸透させていくのがどれだけ大変なことかは計り知れません。
0から始まった=Loveは12人しかいないので4枚目シングルで個性を出し始めたものの3期生は途中加入です。2期生の個の確立もほんとうにじんわりゆっくりとでしたし3期生も全員違うタイプでバラエティに富んだ性格とはいえそれを運営にまで認知させるには相当な時間を要したはずです。

だからこそ今回の前半で皆で好きな自分の衣装を着て、自分に似合う形の服を着てみんな違う衣装で踊っている3期生を見た時嬉しかったのです。
もう先輩にプロデュースされるばかりの3期生ではありません。ジコチュープロデュース等の企画でも積極的にプロデュースしていく立場になると思います。

久保史緒里の3期生

今回の3期生ライブ、久保史緒里さんの活躍がなければ完成しなかったと言っていいほど久保史緒里さんが要所要所大切なところを決めていた印象です。乃木坂が大好きな久保史緒里さんだから、3期生が大好きな久保史緒里さんだからこそ務められた大役だと思っています。
特にMCで回す久保史緒里さんと僕だけの光への導入、Out of the blueからきっかけまでのいわゆる乃木坂46の伝承の部分の最後であるきっかけでのセンターの久保史緒里さん。誰ひとり欠けてない12人で歌うきっかけへの意味は大きかったと思いますがその曲を久保史緒里さんがセンターでやることにまた意味があったと考えています。

個人的に久保史緒里さんの発言に全信頼を寄せていて、だいたいオタクの解釈と一致していると思っているので久保史緒里さんがアナスターシャやAgainstを歌う意味を語ってくれるのは有難い限りですしひとつの正解を示してくれる存在は唯一無二です。今回の「乃木坂46を歌い継ぐ」という過程を経て本当の乃木坂46に3期生はなれたと思っています。

1人前

自分たちの意見をアルバムやライブ、活動に反映させるためには長い時間をかけて個を確立させていくことが重要です。個の確立なしに自分たちの意見はきいてもらえません。たとえ内向きの活動であっても、です。
今回やっと3期生は自分たちの意見をライブに反映させていたと思います。今までの彼女たちが意見を反映させてもらえなかった話は雑誌などで何度かききました。今回はこの曲をみんなで選んだ、選ばせてもらった、衣装も自分で選んだ、きっと演出にも多少口出しできたと思います。私はそれを3期生ライブに感じとても嬉しかったのです。
やっと3期生が認められた。
1人前だと認めてくれるようになった。
全員でやることに重きを置いてることを尊重してもらった。それがユニットが3期生だけの既存の曲しかやらなかった理由だと思います。

またいつか、近いうちに3期生ライブが見られますように。

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