昔の記憶を辿っては懐かしくなり
戻りたいと思っては今の自分を貶したくなる

もう忘れてしまった淡い学生時代も
上手くいかなかったことや後悔とか苦しみとか
たくさんあってその時その時を懸命に
生きていたはずだ

目に見えないプレッシャー
こうであるべきだという意味のないプライド
お金、スペック、マウンティング、恋愛経験
全て大嫌いだ

夜中に近所を歩くのが癖になった
缶チューハイを飲みながら人生なんて
振り返ったり、言動を後悔したり
好きな人との出来事を思い出したり

こんなんじゃダメだと思う
大人になれと
昨日もそういわれた気がした

大人になるってどういうこと？

人は何をもって大人というのか
一人暮しをしたら大人か
結婚したら大人か
結婚したい人と出会えて交際したら大人か
定義をはっきりしてほしいよね

「君のいない世界など夏休みのない8月のよう」

耳元で洋二郎が唄う

19歳の時に好きになった人が今でも好きだ

1年半連絡をとっていないし振られたこともある

こんな僕はダメな男だね

仕事も上手くいかなくて、というより
やりたい仕事とか何もなくてただただ無能で
適当に選んだ会社にそれなりの意味を当てはめて
本質のないまま選んだ会社で存在意義とか
どうなりたいとか見つからなくて悲しくて

今でも19の時にデートした君のことが好きで
忘れられない俺はダメな奴だな

生きていくって辛いことだね

好きになって、落ち込んで一喜一憂して
また好きになって、楽しくて喜んで
勘違いして落ち込んで、へこんで、
また楽しくなって、傷ついたら
今度は傷付けて、
落ち込んで、どうでもよくなって、
嫌いになっても、でもまだ好きでいたいと思う

満月の夜は心地がいい
大好きな曲を聞いたりしてね

夏風は心地がいいね
2年前の明治神宮の花火大会を思い出す
めちゃ混みだったし、
その日新宿のベンチで寝て
夜を明かしたけど、そんな日々も青春だ

月がどんどん上っていく
夜更けだな

こんな寂しい夜を過ごしている人が
この世には沢山いるんだろうな

ヘンなプライドと見栄
強がりで平然としてるけど
実はナイーブで傷付きやすくて
小さなことが気になったりして
好きな人には素直になれなくて
後悔ばかりで悲しくなる

こんな人生を生きている

生きたくなくても生きている

誕生日が近くなると僕が生まれた時の話を
両親が笑顔で話すから

僕は生きている

悲しい辛い死にたいと思っても
大切な友人や先輩に励まされ時には
そんな思いをふっ飛ばしてくれて

僕は生きている

一喜一憂しても大切だと思える感情が
ここにはあるから

僕は生きている

いつか会えるかもしれない人との再会
を期待して

僕は生きている

こんなくそな世界でも輝かしい未来があると
願って

僕は生きている

一瞬の幸福ではない、永遠の幸福

これこそが生きる道なんだと思えることが
あったらな、それこそこの世に生を受けた意味
を見いだせる唯一の方法だ

一歩先に歩く世界に希望がありますように
大切な人が健やかに暮らせますように
願わくば

君にこの想いが届きますように