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角型フィルターを導入した

興味があった角型フィルターをゲットした。ちょっと触ってみての感想。

買い方

角型フィルター使ってみたいと思い、まずは何から突撃するべきか。買う前にちょっと調べてみた。

1.キット品
最初から必要なものがセットになっているものが楽チンで、単品で揃える場合より単価がちょっと安い。アマゾンにとんでもなく安いものもあるようだが、画質が良くないらしい。ハイエンドはおいそれと手が出ないお値段。

2.単品を集める
セットだと無駄な物が多いと感じる方に。角型フィルターは、ホルダーにセットしなくとも実は手持ちで使えると聞いたのでこちらも選択肢としてアリなのかも。

幅の選び方

基本的にはフィルター幅が狭い程安い。予算的に選択肢は限られてくるはずだが、持ってるレンズによっては突撃するしかない。

1.100mm幅
基本の幅で、メーカーを跨いで集めやすいが、これぞというお値段。基本的にΦ82mmの広角レンズが使えないと困るという方に。

2.99mm幅以下
100mm幅よりちょっと安め。GR用等ちっちゃい奴もあるがこれは例外。メーカー別に幅が違うため基本流用ができない。

3.101mm以上
出目金超広角を使うにはこちらのはずだが、実際高いのでよく調べていない。最初に手を出すにはプロフェッショナルすぎる感じ。

実際に買ったもの

コッキンのMサイズで樹脂製フィルターのスターターセット。
GNDが3枚とホルダーが入っている。この他、ホルダーをレンズにつけるアダプターリング、ポーチもゲッツ。大体15Kぐらい。

Mサイズを選んだのは、Lサイズ100mm幅より安いのが決め手になった。シグマ10-20の持ち出しが少ないのもあり。

フィルターだけも考えたが、やっぱり持ち運びに難がありそうだったのでパス。

アマゾンの格安は画質が良くないというレビューがあったので。

実際に使ってみて

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使ってみてというより触った感触。

まず、ポーチの段階でかさばっている。ここは覚悟していた点。縦グリのあるフルサイズ1眼レフ機ぐらいのデカさがある。いつも使うショルダーバッグには入らないのでカラビナフックで吊り下げることに。

ホルダーはねじ込み式でつける。フィルターのつけ外しは円形ねじ込みより圧倒的に楽。3+1スロットあるが、スロットを跨いで差し込めてしまうので注意。アダプターリングはDA300で使うことを考えて77mmにしたが、このセットでは後述の問題で望遠レンズには効果薄だった。広角〜標準域での使用を考えるのが良さそう。

フィルターは樹脂製。樹脂製はガラス製に比べグラデーションがソフトらしい。グラデーションがソフトだと広角、ハードだと望遠に向いているとのことだが、説明を見た時にはよくわからなかった。要するに、GNDはフィルター半分辺りから端までグラデーションがかかっているNDなので、画角が狭いとグラデーションも切り取ってしまうことになり、画像におけるグラデーションレベル差が小さくなってしまうことで効果が今ひとつになってしまうようだ。要検証。

新たなる沼へ

展望台ランドスケープは望遠レンズ。望遠レンズで使いたいならハードタイプ。空をくっきりさせたいならND16は欲しい…というように新たなる沼を発掘してしまった。カタログを見ると、コッキンMサイズに樹脂製のGND16は存在しないわけでありまして、結局お高いガラス製のRGND16に行くしかないという状況。一応キットのものを重ねれば、2x4x8で64まで稼げる。まだ様子をみるけど。

アダプターリングは62とか49がやっぱりあると便利だと思っている。62ー77ステップアップを噛ますと18-135の18でケラレたので。幸いそんなに高く無いが、18を使うのかという問題はある。これも様子見。

実写

DA21に、薄CPLと薄NDx2、ステップアップを49ー62、62-77と重ねてフィルターホルダーをセットしても一応ケラレ無し。ただしすごく面倒。

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実際に組むとこんな感じ。これにNDをもう1つ追加しても一応大丈夫。
PLを回転させると最前面も回るのでわけがわからなくなる。ホルダー自体がかさばるしフィルターもつけっぱなしなので、軽率に外しても置き場所は無い。


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DA21でとりあえず撮ったもの。
CIリバーサルフィルム、AWB、f11、1/15s、iso100。
草は暗く、雲が明るい。まあいつもどおり。
このままだと、草を明るく撮るために露出プラスして雲を飛ばすか、雲を撮るために露出マイナスして全体が暗くなるか、現状かの3択となる。HDRはこの際おいておこう。


画像2

GND8+2を装着。空に減光がかかるよう調整(動かすとはっきり暗くなっていくことがわかる部分がある)したが、実際には水路のコンクリの上辺りから減光が始まっているもよう。露出は同じ。雲が重たくなってきた。

ちなみに、プログラムはマニュアルモードにしておかないと訳わからなくなるので注意。


画像3

シャッターを1/8sにして1段明るく。全体的に明るくなっている感じだが、雲は重たい感じを維持。草が鮮やかな緑に。この時点でバエバエな写りの気配だが、肉眼で見えているのに近いのというのが本質か。生体ダイナミックレンジは広い。


画像4

ND64を取り付け、8sのシャッター。なぜかf13になっており、前の状態よりちょっと暗くなってしまっている。おそらくつけ外しの際に触ってしまったか。明るさ的にはどっちでも良い感じはする。好み。

ねじ込みNDを間に挟む手間は非常にかかり、面倒極まりなく、角型全面ND導入が迫る勢いだ(お高い)。落としそうで怖いというのも非常にあり、強い風が吹くと飛んでいってしまいそうな気すらある。

まとまらない

まだ試運転の段階だからまとめられない。
GND体験したという記事として大目にみてほしいところ。
確実に言えることは、間違いなく「沼」ということだ。


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