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【スタッフブログ③】「4人で」を意識し続けた結果が、成長が、やっと見えてきた。 ーSummerシーズン折り返しを迎えて。

こんにちは、スタッフのハルです!

プロ対抗戦Summerシーズンの折り返しに差し掛かったDay1、Day2もRush Gamingの応援をありがとうございました!

「お願いだから、安心して試合を見させて」と願いつつ、Summer初日に見た、勝ち切る選手たちの底力。

そんなSummerシーズンの幕開けはものすごく、冷や汗握る展開が続く1日でした。私が思ったことはただ一つ、いやもう、「心臓を破かないでください!!」でした(笑)。

一旦、落ち着いて、冷静に考えてみてください。

シーズン初戦となった、対SCARZ戦。最初のハードポイント。

250点を先に取り切った方が勝ちというシンプルなルールのなかで、245点を相手に取られ、絶体絶命な50点差状況をひっくり返して逆転勝ちを収めました。

続く対FAV gaming戦でも、250-248という接戦を制して勝ち切りました。(しかも味方の位置がわかるミニマップが消えて試合を続けられるってどういうことですかCurrentさん!!)

コントロールというモードでも、1対1での一進一退の試合が何度も見られて、改めてCall of Duty(CoD)という作品がこんなに見ている自分の心臓を鍛えるゲームだったことを知った、寿命の縮んだ初日でした。

「正直、流石に負けるかなって思ったりもしたよね」と笑いながら振り返り配信をしている彼らに「ギリギリの試合はやめてほしい!(笑)」と思いつつも、この「勝ち切り」こそ、彼らの春からの成長の1つだと感じました。

喉から手が出るほど欲しかったCAGからの3ポイント

そして、Day2。先シーズンを3位で終えたRush Gamingにとって敗北を味わった王者Libalent Vertex(LV)と、Cyclops Athlete Gaming(CAG)の強豪2チームと当たる、まさに正念場の1日でした。

大会実況を務めるk4senさんの「Rush Gamingの修正力、対応力はSummer Day1のときから証明されて、板についてきた感じがあります!」と話す言葉に、大きく首を頷きたくなるほど、彼らの「成長」がやっと結果として見えた1日でした。

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実況解説の予想を裏切り、CAG相手にストレート勝ち

CAGといえば、Rush Gamingの選手が口を揃えて「一番強いチーム」と話し、高い連携力を手本にもしていました。喉から手が出るほど欲しかった勝ち点3ポイントを、そんなCAGから取ったこと。朝から興奮しない理由がありません!

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(勝った後の年下組2人の喜ぶ笑顔と、年上組2人の落ち着いた表情も、4人らしさが出るなあと思いました)

試合当日の爆発力が凄まじいREJECTとの接戦も3-2で制し、強豪LVとの試合では勝ち星こそ取れなかったものの、コントロールの1マップを取り切り、折り返しを2位で終えました。

最終日に行われる決勝戦、グランドファイナルがやっと見えたSummerシーズンの大会裏で、選手たちがどんな取り組みをしていたのか。今回もちょこっとだけお伝えできたらと思います。

武器を交代して初めて挑んだ大会で、アマチュアチームに負けた悔しさ。「4人で、強くならなくちゃ」

春シーズンからの一番の変化は、SiriusとCurrent、両選手の武器と役割を入れ替えたこと

撃ち合い能力に秀でたSiriusがWinRedと共に前線に入るだけでなく、もともとARを持っていたCurrentも自分の強さをより引き出せる武器チェンジの提案にはチーム全員が納得し、すぐに取り入れました。

プロデビュー年であるSiriusの撃ち合いの強さは加入当初からでしたが、それ以上に覚えること、気にすることが多くありました。

そんな春を終えたSirius自ら、「俺、SMG(サブマシンガン=近距離武器)を持ちたい」と監督に伝えたのがハーフタームでした。

ただ、すぐに結果はついてきませんでした。

むしろ交流戦では負け試合が続き、武器変更をした週末のAPAC Challengers OPEN では日本チーム対決となったCAGに相手に敗北。Rush Battle Tournament IV ではReigniteに破れ、悔しさと新しいチャレンジをする厳しさを感じました。

週末に1週間の振り返りを追加することで1マップや新戦術を徹底的に取り入れ、定着させるようなミーティング方法に変えたり、5月末からGorouが他3選手のメンバー登録をして全員のプレイを見ていたり。

「エンジンがかかるまでが遅めなスロースターター」だというWinRedとCurrentの2人は、交流戦前に長めのウォーミングアップをしてから始めるよう調整したり、ミニマップを見る意識をつけるためにSiriusがアイトラッカーを導入して自分の視線を改めて客観視したり。

精度を上げた練習だけでなく、WinRedは夜中の4時までゲームのプレイ時間を増やすなど、両面から試行錯誤を続けていました。

「Rushの動きがいい子ちゃんすぎる、なんて言われて悔しくないわけがない」

また、苦手なマップを仕上げ、相手の得意マップを潰すなど、戦略としてのマップ選びができるようになったことも1つの変化です。

「基礎的な動き」を徹底した春を終えて、ハーフタームに監督は配信で「(Rush Gamingの)サーチの動きがいい子ちゃんすぎるとよく言われるけれど、そんなことを言われて悔しくないわけがないじゃん」と話していました。

少しずつ形になってきた今、相手に合わせた動きが見せられるようになったことはサーチ&デストロイという、心理戦や作戦が一番如実に出てくるモードにも言えます。

大会解説を務める鈴木ノリアキさんが「相手がいるチームゲームだからこそ相手を理解しないといけない」とも話すように、このモードは試合中に相手の作戦をどれだけ理解して、柔軟に対応するかという「試合中の成長」が不可欠になります。

Day1の振り返りではそんな鈴木ノリアキさんに「進化が見えた」と話してもらえるように、「苦手」と言われ続けていたサーチも少しずつ大会での強さが表れてきました。

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マップ選びで「自分たち」目線じゃなく、相手目線に立って考えることが増えている今だからこそ「相手を理解しなくちゃ」と、少しずつ彼ららしい「脱いい子ちゃん」の動きに変わってきています。

ただ、その分、勝ちきれなかったLVの強さを改めて感じ、Siriusが「基礎がまだ足りていない」と実感し、全員で改めて基礎の見直しが始まっていることも、貪欲な彼らだなと感じます。

4人での意識を、より合わせて挑むDay3。

いよいよ、運命のDay3。

初めて、グランドファイナル当落線上の「追われる側」になったRush Gamingとして、一戦も落とせないような、また山場となる日がやってきます。しかも。

「今のSCARZの爆発力は、ハンパなく強い」

選手、監督全員が口を揃えてそう話すSCARZと、春のラストスパートでの追い上げが恐ろしかったFAV Gamingとの対決。

今のプロ対抗戦にはLVという不動の王者がいながら、全チームの戦力が拮抗しつつもあるからこそ、何が起こるかわからなくて、何かが起こってくれるような予感がします。

応援してくださっているRED CLIFFの皆様とイッショニ、リーダーのGorouが率いる3兄弟(?!)の選手4人が、何より楽しんで試合に向かってくれることを祈りながら。

過程を見てもらうために、結果も残さなければいけない彼らだからこそ、全力で楽しんで、全力で優勝を一緒に掴みにいきたいと感じる夏の前半戦でした!

(元気がなくなったときに、いつもこの動画に励まされてます......!)

あとがき ーー全チームを応援したくなったDay2。

Day2最後の試合では、元SCARZでREJECTに入隊したwimperlx選手のインタビュー時の涙が、印象的でした。City of NewYork選手の個人配信でチーム全員が感極まる姿には思わず泣きそうになりました。

変わらず首位に立ち続ける安定感を持つLVを、CAGはひたすらに打倒として今できる最大限のリスクも取る覚悟で進んでいて。

大会開催すら見通せなかったなかで「それでもCoDという作品を好きだ」と、プレイし続けている全チームの選手が見逃せなくて。プロ選手たちのストーリーをもっと知りたいと思うような夏が始まったなと感じています。

あと4週間でプロ対抗戦が終わってしまう名残惜しさもありながら、たった2週間、されど2週間でびっくりするほどの変化をしていく各チームの成長と、そのぶつかり合いの試合が楽しみで仕方ありません。

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