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EUスペサル #1

☆地下室のメロディ C.C.M(仏) '63公開

アランドロンとジャンギャバン。
この二人の共演というだけでフランスは愚か🇫🇷全世界注目の的で有ろう。
アランドロンは戦後を代表するフランスの二枚目スター。
ジャンギャバンは戦前からのフランスの国民的スター。

そんな二人の共演作で詰まらない訳はない。

映画の冒頭、刑期を終え出所してきたギャバン扮するシャルルは元の住まいの近く迄来て、区画整理中の工事で街の様相が一変してしまっている事をぶつぶつ呟きボヤく。
この載っけから如何にもヨーロッパ風の遣る瀬無さに溢れている場面でナーバスにさせといて、やがてこの男はとんでもない悪玉だと分かる。
用意周到な完全犯罪を成功させる為に若くてイキの良いムショ仲間、フランシスを誘う。
それがアランドロンだ。
役者は揃った。
後は犯行を実行する為の事前準備をフランシスに命じ、フランシスはその為にやり手の若き富豪を演じるが、流石はドロンでそれぞれのシチュエーションが実に決まっている。身長180cmの長身にタキシード姿が観るものを惚れ惚れさせる。
そして、犯行当日。
全て段取り通り、老ギャングシャルルの計画通りに事は進み、10億フランを無事フランシスは手にする。
通報を受けた警察車輌のサイレンがけたゝましく鳴り響くリゾート地のホテルの一室で大金を手に息を潜めてやがて就寝するフランシスのシーンは取分け、この映画の中でも出色のシーンだ。

名匠アンリヴェルヌイユ監督、そしてこの映画の主題歌♫地下室のメロディーを手掛けたのはミシェールマーニュ。
ジャージーにシンフォニックに緩急をつけま名アレンジの曲はさまざまなバリエーションで劇中に登場する。
昔、ホンダ プレリュードのTVCMでで使われたバージョンが小生はお気に入りだが、それは遂に探し当てられなかった。

本日はこういう時にはお誂えのユーチューブの動画を見つけたので、早速御覧頂きたいです。

https://youtu.be/Ex2ZYwm_DtA

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