見出し画像

【沖縄県知事選2018】序盤情勢は「接戦」「玉城氏が先行」どちらが正しい?

先週13日に沖縄県知事選挙が告示を迎え、17日に琉球新報などが、18日に選挙ドットコムが序盤情勢を報じた。本稿では琉球新報などが「接戦」、選挙ドットコムが「玉城氏が先行」を報じた序盤情勢を可視化して比較する。

琉球新報などが14~16日に行った世論調査では、いずれも無所属でオール沖縄が支援する前衆院議員の玉城デニー氏と、自民・公明・維新・希望の各党が推薦する前宜野湾市長の佐喜真淳氏が「接戦」を繰り広げているとされた。この検証は一昨日のnoteで行っている。

【沖縄県知事選2018】支持政党別支持動向を可視化~接戦報道を検証

一方、リサーチコムが15~17日に行い、選挙ドットコムが報じた世論調査によれば、佐喜真氏が手堅く支持を広げているものの、玉城氏が幅広く浸透し、先行しているとされた。「接戦」と「先行」では情勢が大きく異なる。どちらが真実なのだろうか。

選挙ドットコムで報じられた政党支持率は以下の通り。

自民 25.3%
立民 12.2
共産 10.4
社民 10.3
公明 3.0
希望 2.1
維新 1.5
国民 1.2
自由 0.7
無党派33.4

琉球新報などの調査と比べると、無党派が少なく、多くの政党において支持の割合が高いことが分かる。だが傾向は変わらない。支持動向を見ると、自民・公明支持層の8割弱、維新支持層の約半数が佐喜真氏に投票すると答えている。一方、立憲民主・国民民主・社民・共産の支持層では9割以上が玉城氏に投票すると答えている。また無党派層では玉城氏が浸透し、佐喜真氏が支持を伸ばしたものの、玉城氏が幅広く支持を集めているとしている。

これをきりはら君(Twitter : @E_kirihara)に可視化してもらったものが以下である。

※この記事は有料(300円)です。上記の接戦報道を検証した記事(300円)をご購入いただいていない方は、有料マガジンよりご購入いただくと500円で2つの記事を閲覧可能です。

続きをみるには

残り 697字 / 1画像
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

情勢調査・情勢分析や、選挙社会学に関する研究は皆さまのサポートによって成り立っています。ぜひサポートでご支援をよろしくお願い申し上げます。