スクリーンショット__323_

【自民党総裁選2018】鳥取など10県で石破氏が勝利―都道府県別党員票得票率

自民党総裁選は9月20日に国会議員票の投開票と党員票などの開票が行われ、安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破り3選を果たした。党員票では10県で石破氏が勝利した。ここでは、都道府県別の党員票の得票率を可視化する。

※本記事は全編無料ですが、今後の活動のためサポートをいただけたら幸いです。

今回の自民党総裁選は国会議員票405票と党員・党友票405票によって争われた。党内7派閥のうち5派閥から支持を受けた安倍氏は国会議員票の81.2%(329票)を固めた一方、党員・党友票では石破氏に猛追され、有効投票数の55.4%(224票)を獲得するにとどまった。一方、自身が会長を務める石破派や竹下派の参院議員などを中心に支持を受けた石破氏は国会議員票の18.0%(73票)を集め、党員・党友票では有効得票数の44.6%(181票)を獲得した。

以下が都道府県別の党員・党友票得票率だ。

画像1

安倍氏は地元の山口県や二階俊博幹事長の地元である和歌山県で圧勝するなど38都道府県で石破氏を上回った。一方、石破氏は地元の鳥取県や竹下亘総務会長の地元である島根県で圧勝するなど10県で安倍氏を上回った。都道府県別の得票数は以下の通り。左が安倍氏、右が石破氏の得票数である。

(安倍氏・石破氏)
北海道 11711 9819
青森県 3480 2517
岩手県 2568 2170
宮城県 4299 3301
秋田県 3229 2843
山形県 3172 4402
福島県 5209 4368
茨城県 9927 13951
栃木県 6257 5124
群馬県 6802 7847
埼玉県 12177 10257
千葉県 9131 8238
東京都 33351 24110
神奈川県 20901 13371
新潟県 8880 7384
富山県 9452 10685
石川県 9161 4936
福井県 4786 2791
山梨県 6902 5310
長野県 5406 5391
岐阜県 10955 9630
静岡県 9410 6916
愛知県 14611 12122
三重県 3437 4194
滋賀県 4056 2991
京都府 5073 3807
大阪府 11813 7620
兵庫県 8193 7063
奈良県 3332 1674
和歌山県 8698 2003
鳥取県 421 7933
島根県 2257 7748
岡山県 7060 5218
広島県 15095 6171
山口県 12488 1760
徳島県 2925 3963
香川県 6752 4783
愛媛県 6945 5581
高知県 1499 3778
福岡県 10442 5883
佐賀県 3343 3149
長崎県 7167 4704
熊本県 6143 5011
大分県 5768 3542
宮崎県 3112 4380
鹿児島県 5938 4478
沖縄県 1753 1086

筆者は今後、沖縄県知事選挙を現地でウォッチするほか、予算が許せば同日投開票の品川区長選挙でも情勢調査を行う予定だ。ぜひこれまでのレポートをご購入いただいたり「サポートする」ボタンからサポートをいただくなどしてご支援お願い申し上げます。

Twitter : るた / 情勢調査アナリスト@rutaq_
これまでの調査レポート
【西宮市長選挙2018】108票差!元民主衆議が逆転勝利!勝敗を分けたのは安倍総理?!【出口調査】
【市川市長選挙2017-18】野党勝利の再選挙。2回の調査で分かった「2位4位連合」の失敗【出口調査】
【狛江市長選挙2018】自公三連勝の舞台裏。数字から見る野党系の「戦略負け」【出口調査】

ここから先は

0字

¥ 300

情勢調査・情勢分析や、選挙社会学に関する研究は皆さまのサポートによって成り立っています。ぜひサポートでご支援をよろしくお願い申し上げます。