HEATWAVE TOUR 2023『三大アニバーサリーツアー』
2023年12月26日(火) 渋谷duo MUSIC EXCHANGE 19時開演

今年9月に山形県で山口さんのアコースティックライブを聞いた時、「この人はバンドではどんな音楽を奏でるのだろう」と思い、今回チケットを取りました。HEATWAVEのライブ初参加です。
場所は渋谷のライブハウス 「duo MUSIC EXCHANGE」。ここ道玄坂なのでラブホテル街の真ん中にあるライブハウス。なおかつ会場は観客席にどでかい柱が立っているというユニークなもの。観客層は40-50代が中心。子連れで来ている観客もちらほらいた。

ライブはネットでリクエストされた曲を演奏する、といったものであった。恐らくコアなファンからのリクエストであろう。山口さん自身も「レアな曲をリクエストありがとう」言っていたが、知らない曲(私にとって初めて聞く曲)がライブ前半は続いた。
HEATWAVEの初ライブの感想は、まずドラムが本当に心臓に突き刺さるような音であったこと。スピーカーの前の席で観ていたが、本当にドラムの音がダイレクトに伝わってきた。またキーボードの奏でる繊細な音も印象的だった。そして山口さんのうねりを上げるギター。この3人が奏でる音はまさにバンドサウンドであり、熟成された音をロック特有の音圧で圧倒していました。
ライブの後半は私も知っている(つまりベストアルバムに入っている)楽曲が並び、会場もおおいにヒートアップしていった。
山口さんの書く詩はメッセージを伴う言葉が多いが、情景が浮かぶ詩であり、メッセージがある詩であると思う。その詩がバンドサウンドに乗っかった時、立体的なイメージとした伝わってくると思った。今回の演奏した曲の中では「シベリアンハスキー」や「STILL BURNING」、「新しい風」などの曲に情景とメッセージを感じた。
アンコールは2回。2回目のアンコールの時に山口さんから結婚の報告があった。会場が一番沸いたら、「今日一番の盛り上がりだな」と少し照れくさそうに言っていたのが印象的であった。

いいライブであった。子連れでくる親の気持ちがよく分かる。私にも子供がいたら、このライブを見せてあげたいと思うだろう。

来年4月には山口さんのエッセイ集が発売されるとのこと。これも読んでみたいと思った。